人類の劣化!? 劣化する社会に歯止めをかけなくていいのか
近年、いわゆる先進国において、劣化現象が顕著になっている気がしている。
・アメリカの劣化
トランプ候補の出現、アメリカはどうなってしまったんだと思っている方が多いと思う。アメリカが覇権国家をやめるシグナルということになるのであろうか?
それとも別な意味で、派遣国家を目指すのであろうか?
単に、パソコンの文字変換の次元で済むことではない。それにしてもトランプを顔を見る度に、ヒトラー並の煽動家が出現したと思わざるを得ない。
クリントンにしても、大統領としてふさわしい風格ある方とも思えない。アル中疑惑もあるようだ。それとも、アメリカは今度、敗戦国となることを世界支配層から位置づけられているのであろうか?
・フランスの劣化
美食の国、フランス、パリ近郊のレストランの凋落が気になっている。1980年代、ルーブル美術館に近い、ある広場は、一流レストランがひしめいていた。ところが訪れる度に思うことだが、一流レストランがあった場所がマクドナルドとかケンタッキーに入れ替わって行くのだ。当然、そのあたりを道行く人たちの身なりもそうなっていく。
・イギリスの劣化
移民増加、テロ事件が勃発している。ロンドン、特に目抜き通りのオックスフォードストリート(日本で言う銀座通り)は、行くたびに、移民で溢れている。移民が増えたから劣化したとは言いたくないが、明らかにかつてとは違う。
確かに、インド系、中華系は多かったが、彼らはそれなりだった。今は、混沌とした世界に移行しつつあると見ていいだろう。
・ドイツの劣化
ドイツではー、またはドイツはー、と盛んに喧伝され過ぎた結果、概してドイツ製品に対するイメージは良かったが、フォルクスワーゲンのデイーゼル車の排ガスのちょろまかし事案で、ドイツ製品信者は激減したようだ。
私の知り合いに、それでもめげず、ドイツ贔屓を続けている方がいるが、デイーゼル車の排ガスちょろまかしを含め、事の真相についてもせっせと発掘いただきたいものだ。
ドイツのメルケルについては、移民による暴動事案が表面化する前は、名宰相みたいな評価だったが、今や、移民を手引き、国家の垣根を破壊することで、国家の劣化、破壊を企んでいるのではないかと、みなされつつある。国家の指導者が国家の劣化を企む時代に入ったことは恐るべきことである。ちなみにメルケルは東ドイツ出身、素性が怪しい政治家だったとみなくてはならないかもしれない。
ここで、象徴的な本を一冊紹介しておきたい。
西洋の没落
http://1000ya.isis.ne.jp/1024.html
私は、この本をどういう視点で読むべきか迷っている。かなり難解な本のようだ。
既に、産業構造的に、アメリカは空洞化の真っ最中、フランスはかつてほどの国力はない、イギリスはメーカーそのものがない感じ。
日本は、全盛期は過ぎた感じだが、それでも核心的な技術は押さえている。
そして、民生品の大量生産技術は、中共にある。GDPは世界第二位。国力的に、イギリス、フランスは没落の最中にある。
シャープは、鴻海の傘下入り。これによってコピー機分野は技術流出は避けられず、淘汰が加速すると予想する。富士ゼロックス、キャノンは持ちこたえられるのであろうか?東芝は家電部門を中共企業に売却。正念場だと言っていい。これ以上の技術流出は避けたいところである。
この状況で、日本の劣化現象を4つほど列挙させていただく。
・教科書選定に係わる収賄事件
全国各地で続くいじめ問題への不適切な対応、教師の淫行事案続出、日教組による集団選挙活動事案に続く、教育界の不祥事事案と言える。
このニュースが周知されてしまった今、教師は最も信用されない職種となった感がある。
教員が、教科書会社から教科書の選定を巡って金品をもらっていた事案、類似事案まだまだ続くだろう。副教材や制服指定店、納入業者(給食、営繕など)などからも金品をもらっているはずだ。
教科書選定での収賄事案が存在するくらいなので、教師の中には、父兄からももらい、内申点に手心を加えていたことは予想されることである。
私は、市内の5つ星ホテルで中学校教師の歓送迎会がこの時期行われていることを知っている。企業で5つ星ホテルを使用するのは、社長クラスのみである。また、飲食単価も高めであり、社長ご用達であることを知っているので、普通の企業は、社長のことを慮り、社員は歓送迎会での利用を避けるのである。
そういうことを知っていれば、そういう場所で歓送迎会を行う中学、高校は、その原資を教科書会社や納入業者にたかっていることは、予想されることなのだ。
という訳で、教育界のたかり事案の暴露は、これからが本番となると、私は予想する。教師はたかり屋だったという記事が連日のように報道されるのだ!
ただ、この事案、今、在籍する教師だけの問題ではない。教員OBたちが現役時代何年もかけて作り上げたシステムであると見るべきであり、最も問題視すべきであるのは、75歳前後の左翼教師たちと予想する。
なお、本稿、お読みの教員諸君、現役時代の金品の受領の有無、授業中の政治発言は、今後は同窓会などの場で徹底的に追及されること、覚悟願いたい!
・検察出身議員における政治資金疑惑
民進党のエース山尾志桜里に政治資金に係る疑惑多数!架空資金500万円・ガソリン代年230万円
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-6174.html
検察は、威信にかけて疑惑捜査すべきであろう。この事案放置することは、検察の劣化を認めることになるからだ。検察出身議員であることがはっきりした今、議員辞職案件であろうと、私は思う。
・東大卒業式で国旗、国歌なし
東大卒業式で国旗も国歌もなし・ 国立大卒業式、国歌斉唱は少数派・国立大学が留学生を倍増!4年後
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-6172.html
東大はどこの国の大学なのだろうか?国家の最高学府としての自覚がなくなった象徴的事案と言える。企業等にて、東大卒で馬鹿にされ相手にされない方を見かけたが、これからは、もっと馬鹿にされる東大卒が増えるだろう。東大卒の方、国旗、国歌を軽んじるというのは、そういうことなのだ。ちょっとでも仕事ができない場合、普通の人として扱う必要がなくなるのだ。
特に、防衛省や警察庁等においては、東大出の新卒へのシゴキが凄惨を極めるものになるだろうと、予想するのである。
・民進党結党大会で国旗、国歌なし
民進党結党大会、国旗見せず国歌なし、民主党や新進党と間違い、奥田愛基が応援スピーチ・支持率8%
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-6171.html
政党として劣化した象徴であろうと思う。
民進党はどこの国の政党なのだろうか?国旗、国歌をおざなりにし、どこか別の国での政権交代を呼びかけているとしたら、お笑いである。
中共や北朝鮮に集団で亡命され、政権交代を旗印に政治活動された方が、主義主張わかりやすくていいのではなかろうか?
・アメリカの劣化
トランプ候補の出現、アメリカはどうなってしまったんだと思っている方が多いと思う。アメリカが覇権国家をやめるシグナルということになるのであろうか?
それとも別な意味で、派遣国家を目指すのであろうか?
単に、パソコンの文字変換の次元で済むことではない。それにしてもトランプを顔を見る度に、ヒトラー並の煽動家が出現したと思わざるを得ない。
クリントンにしても、大統領としてふさわしい風格ある方とも思えない。アル中疑惑もあるようだ。それとも、アメリカは今度、敗戦国となることを世界支配層から位置づけられているのであろうか?
・フランスの劣化
美食の国、フランス、パリ近郊のレストランの凋落が気になっている。1980年代、ルーブル美術館に近い、ある広場は、一流レストランがひしめいていた。ところが訪れる度に思うことだが、一流レストランがあった場所がマクドナルドとかケンタッキーに入れ替わって行くのだ。当然、そのあたりを道行く人たちの身なりもそうなっていく。
・イギリスの劣化
移民増加、テロ事件が勃発している。ロンドン、特に目抜き通りのオックスフォードストリート(日本で言う銀座通り)は、行くたびに、移民で溢れている。移民が増えたから劣化したとは言いたくないが、明らかにかつてとは違う。
確かに、インド系、中華系は多かったが、彼らはそれなりだった。今は、混沌とした世界に移行しつつあると見ていいだろう。
・ドイツの劣化
ドイツではー、またはドイツはー、と盛んに喧伝され過ぎた結果、概してドイツ製品に対するイメージは良かったが、フォルクスワーゲンのデイーゼル車の排ガスのちょろまかし事案で、ドイツ製品信者は激減したようだ。
私の知り合いに、それでもめげず、ドイツ贔屓を続けている方がいるが、デイーゼル車の排ガスちょろまかしを含め、事の真相についてもせっせと発掘いただきたいものだ。
ドイツのメルケルについては、移民による暴動事案が表面化する前は、名宰相みたいな評価だったが、今や、移民を手引き、国家の垣根を破壊することで、国家の劣化、破壊を企んでいるのではないかと、みなされつつある。国家の指導者が国家の劣化を企む時代に入ったことは恐るべきことである。ちなみにメルケルは東ドイツ出身、素性が怪しい政治家だったとみなくてはならないかもしれない。
ここで、象徴的な本を一冊紹介しておきたい。
西洋の没落
http://1000ya.isis.ne.jp/1024.html
私は、この本をどういう視点で読むべきか迷っている。かなり難解な本のようだ。
既に、産業構造的に、アメリカは空洞化の真っ最中、フランスはかつてほどの国力はない、イギリスはメーカーそのものがない感じ。
日本は、全盛期は過ぎた感じだが、それでも核心的な技術は押さえている。
そして、民生品の大量生産技術は、中共にある。GDPは世界第二位。国力的に、イギリス、フランスは没落の最中にある。
シャープは、鴻海の傘下入り。これによってコピー機分野は技術流出は避けられず、淘汰が加速すると予想する。富士ゼロックス、キャノンは持ちこたえられるのであろうか?東芝は家電部門を中共企業に売却。正念場だと言っていい。これ以上の技術流出は避けたいところである。
この状況で、日本の劣化現象を4つほど列挙させていただく。
・教科書選定に係わる収賄事件
全国各地で続くいじめ問題への不適切な対応、教師の淫行事案続出、日教組による集団選挙活動事案に続く、教育界の不祥事事案と言える。
このニュースが周知されてしまった今、教師は最も信用されない職種となった感がある。
教員が、教科書会社から教科書の選定を巡って金品をもらっていた事案、類似事案まだまだ続くだろう。副教材や制服指定店、納入業者(給食、営繕など)などからも金品をもらっているはずだ。
教科書選定での収賄事案が存在するくらいなので、教師の中には、父兄からももらい、内申点に手心を加えていたことは予想されることである。
私は、市内の5つ星ホテルで中学校教師の歓送迎会がこの時期行われていることを知っている。企業で5つ星ホテルを使用するのは、社長クラスのみである。また、飲食単価も高めであり、社長ご用達であることを知っているので、普通の企業は、社長のことを慮り、社員は歓送迎会での利用を避けるのである。
そういうことを知っていれば、そういう場所で歓送迎会を行う中学、高校は、その原資を教科書会社や納入業者にたかっていることは、予想されることなのだ。
という訳で、教育界のたかり事案の暴露は、これからが本番となると、私は予想する。教師はたかり屋だったという記事が連日のように報道されるのだ!
ただ、この事案、今、在籍する教師だけの問題ではない。教員OBたちが現役時代何年もかけて作り上げたシステムであると見るべきであり、最も問題視すべきであるのは、75歳前後の左翼教師たちと予想する。
なお、本稿、お読みの教員諸君、現役時代の金品の受領の有無、授業中の政治発言は、今後は同窓会などの場で徹底的に追及されること、覚悟願いたい!
・検察出身議員における政治資金疑惑
民進党のエース山尾志桜里に政治資金に係る疑惑多数!架空資金500万円・ガソリン代年230万円
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-6174.html
検察は、威信にかけて疑惑捜査すべきであろう。この事案放置することは、検察の劣化を認めることになるからだ。検察出身議員であることがはっきりした今、議員辞職案件であろうと、私は思う。
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東大卒業式で国旗も国歌もなし・ 国立大卒業式、国歌斉唱は少数派・国立大学が留学生を倍増!4年後
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-6172.html
東大はどこの国の大学なのだろうか?国家の最高学府としての自覚がなくなった象徴的事案と言える。企業等にて、東大卒で馬鹿にされ相手にされない方を見かけたが、これからは、もっと馬鹿にされる東大卒が増えるだろう。東大卒の方、国旗、国歌を軽んじるというのは、そういうことなのだ。ちょっとでも仕事ができない場合、普通の人として扱う必要がなくなるのだ。
特に、防衛省や警察庁等においては、東大出の新卒へのシゴキが凄惨を極めるものになるだろうと、予想するのである。
・民進党結党大会で国旗、国歌なし
民進党結党大会、国旗見せず国歌なし、民主党や新進党と間違い、奥田愛基が応援スピーチ・支持率8%
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-6171.html
政党として劣化した象徴であろうと思う。
民進党はどこの国の政党なのだろうか?国旗、国歌をおざなりにし、どこか別の国での政権交代を呼びかけているとしたら、お笑いである。
中共や北朝鮮に集団で亡命され、政権交代を旗印に政治活動された方が、主義主張わかりやすくていいのではなかろうか?
この記事へのコメント
日本の持つ特性は、おそらく現在唯一の劣化回避を成し得る特性と感じますが、それは日本劣化日本弱体化政策でだいぶ壊されていると感じます。
ですが、日本が日本たる所以は何か、きちんとそれを理解し取り戻し再度花開かせることが出来るなら、人種劣化と地球破壊は回避しうると感じます。
浄明正直とあれとしか言われない神道。
つまり己で浄明正直である為に考える、想像力をもって創造し工夫を重ねて研鑽する。
想像力は言葉に所以し、肉体は食物に由来し、食物をどう摂取するかこそ民族性を決めるのではないでしょうか。
日本の主食は本来米です。米を作る為に必要な高度な土木技術や治水の技術が備わります。日本の農民は奴隷じゃありません。
百姓は百工を有する。自分達で必要なものは全て自分達で思考し工夫し作り上げて来ました。
西洋では、農民は個人の奴隷とされていた。
個人に所有され、技術を盗まれ、安い賃金で奴隷の如く長時間使役されて、現代日本人は考える力、生み出す力を根こそぎ搾取されている。
より良いものを作り上げて行きたい欲求は、だから時間という生命を振り絞るようにして生み出され、デリケートなクリエーターたる日本人は長生き出来ず早死にしていきます。
臆病で怠惰で無能無策な欲求のみの搾取者は果たして誰なのか。
指導者層が、自分の指定が属する階層にのみまともな教育が与えられるよう、国民の選別をしている節があるのです。
かつては仏独のみならず伊や露も一端の帝国(自国の言語のみで全ての用が足せるという意味での「帝国」)だったのですが、もはや見る影もありません。
現在は、英が脱落して日と米のみが「帝国」としての姿を保っている状態です。このままならあと数年を経ずして米も脱落して途上国化するでしょう。
日本が世界唯一の先進国になってしまう……。
想像するだに恐ろしいです。その世界情勢の変化が、日本の繁栄と幸福につながるとは到底思えません。
工業品大量生産の技術は共産中国にあると仰られましたが、残念な事に特亜は信頼出来る製品を製造する能力に欠けています。
かつての欧米が持っていた規格品対利用生産の能力を会得する事はまず無く、まして日本が持つ技術を継承する可能性は全く無いと考えます。
日本から技術・資本・人材・マネジメント技法まで全てを無償で与えられた米国ですら、その技術を発展させることは及ばず、維持する事すら覚束なかったのです。
(日米合弁自動車会社NUUMIの顛末は、自分が日本人だから慨嘆で済みますが、もし米国人としてこれを知ったら激昂した事でしょう)
敵としての特亜を舐めるのは禁物ですが、正直買い被りではないかと自分は思います。
おっしゃるとおりなのですが、そうであることを実践している方が少ないような気がしております。
かつて、サムソンの半導体工場が日本の東芝工場に酷似していたと言われたことがありました。
日本の弱電メーカーが、技術者を処遇しなかった結果、一部のエンジニアたちが週末アルバイトを行い、韓国に技術流出しました。
法整備ありましたが、歯止めとして完全なのか。
「ど」の字さんのご指摘、一般論ではご指摘のとおりなのですが、円高に伴う工場シフト、処遇されない技術者、リストラされた技術者が、職を得るために、技術流出が進み、今があるのだと思います。
企業が技術者をきちんと評価・処遇するなら、心配するようなことは起きないと予想します。
経営者もしかり。実力ある人、実績ある人が経営者にならなくては、話になりませんが、実態は???でしょう。
レスありがとうございます。
流出指せて糧を得ようとした人間がその後どうなったかは、悲しいですが「良い見せしめ」になってしまったと考えています。
かつての高度経済成長期には及ぶべくもありませんが、今の日本より的確な人材評価が出来る国が何処かにあると言うのでしようか?
民主党政権や日本に巣食うマスコミ・言論界・教育界が散々に汚してくれましたが、それでもまだ日本のシステムは捨てたものではないと思いますよ。
問題は、今の欧米など先進国の崩壊を防ぐ手段が、日本には(世界の何処にも)無いと言う事で……
今後の世界は、秩序を維持する存在が無くなって「乱世」になっていく予感がしています。
現在どこの世界でも、「モザイク化」が進行しているのではないかと思っております。要するに、際立って劣っているわけではないが、誇るほどのものも無いという事です。
西洋と言えば、中世(10世紀頃)から近世、近代(20世紀以前)に欠けては優れた文化、文明、科学力、技術革新を生み出してきましたが、現代では、かつての存在感を失って来ているように思えます。
また、新興国として発展してきた米国も、強かったと言えるのは20世紀の頃までであり、現代に突入してからは、未だ強いのは事実だと思いますが、パッとしないというのもまた事実であると言えるでしょう。
一方で、支那が21世紀になって存在感を増してきたと言いますが、その支那も昨今ではバブルが崩壊し、徐々に衰退していくのではないかと思われます。そもそも、支那の文明らしきものは始皇帝時代の文明くらいしか残っていませんから、その意味では何か取り柄があるものが無いと思っております。
西洋の劣化は、実は20世紀ごろから徐々に進行していたのではないかと思っております。というのも、資本主義の下で産業が発達する一方で、伝統文化、芸術分野の発展が阻害されている側面も強く感じています。
別に資本主義そのものが悪いわけではありません。資本主義の下で近代産業、科学技術等が発達してきたのは事実ですし、その事実まで否定するわけではありません。
しかし、一方で資本的な価値が少ないと見なされるものが発展しづらくなっているというのも事実で、この分野では衰退の一途を辿っています。
欧米や日本にはかつて優れた文化、文明が存在しましたが、そういった文化、文明を保持、発展、生み出す要素が無くなっているのが現代世界なのではないかと思っております。
それが何かという事までは定かではありませんが、ひとえに、知識人や芸術家が持ち合わせていた思想的美しさ、哲学の存在ではないかと思っております。
彼らには、「美しさ」という最も価値を置くべき存在があり、その「美しさ」があったからこそ、優れた文化・文明を作り上げてきたのだと思っております。
また、「哲学」があったからこそ、民衆をまとめ上げ、優れた作品、伝統を生み出し、維持できていたのだと思っております。
日本も江戸末期の開国時から明治期にかけて、欧米の知識人、政府高官等の要人が多数来日しましたが、彼ら上流階級の人々も、日本の伝統文化(武家文化)、哲学(武士道)を褒め称える程、嘗ての日本は確かに優れた文化を持ち合わせていたのです。
それが、現代ではグローバル主義が進行するにつれて、同時に「哲学」や「美しさ」を失いつつあるのではないかと思っております。
これは、元々優れた文明、文化を生み出すことができる哲学、美しさを理解できる者たち以外の、言うなれば、野蛮人、不逞移民との交流が進んでしまった結果、彼らの流入を阻止できなかった結果なのではないかと思っております。
歴史を見てみると、優れた文明、文化を築き上げてきた民族はそう多くはありません。欧米諸国、日本、アジアの一部地域(インド、アラビア、東南アジアの一部)程度です。
アフリカやアメリカ大陸の場合、文明の発達が古代(自然信仰の時代)のまま止まっていたように思えます。彼らが、この状態から脱して、中世の宗教文化、貴族、武家、王政文化に移行するためには、彼らには何かが足りないのです。
日本にはかつて優れた哲学者が存在しましたが、現代ではそのような人物はほとんどいないと言って良いでしょう。
文明や文化の革新を行うためには、再び民衆を導く何らかの「哲学」を持った者が必要になります。
その為には、「道徳的哲学」である「教育勅語」の復活に加えて、皇室の下に国を作り上げていく事が必要不可欠なのではないかと思います。
また、「武士」のような「国」や「民衆」の事を第一に考える事ができる者が政治を担う必要があります。
現状では資本家の為に政治を行っているような状況なので、多くの問題がありますが、この状態から脱するためには、内部の獅子身中の虫(反日勢力)と外部のグローバル資本主義からの脱出が必要になるので、営業保守の側面もありますが、現状、現安倍政権にその役目を担ってもらうしかないと思っております。
出来る事ならば、この時代に戻したい気持ちもありますね。あの時代は、裕福ではなくとも文化的な美しさがあったはずです。
それも、もはや叶わぬ夢なのかもしれないと思うと、暗鬱な気持ちになりますが。
主張される趣旨に、概ね賛同します。私が書くとした場合、なぜ今教育勅語なのか、なかなかいいアイデアというか筋道が浮かびません。
哲学者がいないのであれば、大杉さん自ら哲学の道を目指すのも一法かと思われます。
私が、このテーマで論じるには、あと10年はかかりそうな気がしております。
大杉さんは、ブログデビューされないのですか?
日本を貫く哲学の不在を嘆き、その精神性の復興を願う心については共感いたします。
しかし、戦後日本が成し遂げた物質的な隆盛を軽んじてはならないとも、自分は思うのです。
戦後の日本は、国民を飢えさせずに済む経済を目指して突き進み、それは世界史上類稀な程の成功を収めました。
今を生きる日本国民の生活は、その上に成り立つのです。
「恒産無くして恒心無し」との言葉があるように、正しい精神を保ち続けるためには飢えることの無い生活環境が絶対に必要なのです。
正しい心(を持たしめる教育)と豊かな社会。
これらはどちらが欠けてもなりません。
戦前日本は前者に偏りがちで、戦後日本は後者に偏り過ぎました。
バランスをどうとるかは、真剣に考察せねばならないと思います。
教育勅語は、戦前の日本人の心の底にあったと思います。
「他人の為に尽くす」という事はとても大変な事ですが、その素晴らしさを教えていたのが戦前でした。
決して洗脳や軍国主義教育などではありません。教育勅語は「哲学」です。それがあったからこそ、英霊達の覚悟、戦後の復興を成し遂げる事が出来たのではないでしょうか。
自分がブログを書いていないのは、そこまでの文章力があるとは思っていないからです。知識人らが著述している著書くらいならば読めますが、自分に彼らほどの力はありません。
「教育勅語」の素晴らしさは伝えるべきだと思いますが、それを教える事ができる者も優れた「教育哲学者」でなければ意味が無いと思っております。戦前の優れた教師は、「教育者」であると同時に「哲学者」でした。
矛盾した問題なので、解決は非常に難しいと思います。それでも我々は前に進まなければなりません。
>「ど」の字様
確かに、戦後の復興とその後の高度経済成長により、物質的豊かさを手に入れたのと同時に生活の安定基盤ができた事で、一般国民に精神的な余裕が生まれた事は事実だろうと思っております。
戦前、共産主義が猛威を振るったのは、不況が原因だったと言われています。資本主義の下で、資本的な価値が低いもの、世界恐慌により就職、労働等の問題が数多く発生していたのもまた事実でありましょう。その心の隙に付け込んできたのが共産主義だと思います。
従って、物質面の豊かさが無ければ精神も豊かにならないのは事実だと思います。
ただ一方で教育勅語を失った事で、「個人主義」の蔓延と偉人(哲人)の出現、社会の成長が止まってしまったのではないかとも考えております。
戦後の復興と高度経済成長を支えてきた世代は、戦前世代が中心です。
湯川秀樹、吉田茂、松下幸之助等は全て戦前の生まれですね。
しかし、戦後、団塊世代辺りから徐々に偉人と呼べるほどの者が出現しなくなってきたように思えます。
この戦前と戦後の、特に教育面での違いが現代の社会問題を解決する方策なのではないかと思っております。
物が大量に、かつ容易に手に入る時代になった為、向上努力をしなくなってきたのもあると思いますが、精神面で言えば、現代人には戦前世代に存在した「他人の為に身を粉にして働く」精神が欠けているような気もしています。
両者とも存在しなければ、次の世代に移行する事が無いのも事実だと思います。
書かれている内容の相当部分について、賛同しております。基本はそのとおりなのです。以下、相違点のみ書かせていただきます。
<「教育勅語」の素晴らしさは伝えるべきだと思いますが、それを教える事ができる者も優れた「教育哲学者」でなければ意味が無いと思っております。
私は、これを一家の主としての父の役割・義務ととらえております。父が、冠婚葬祭はもちろん、神棚、国旗、国歌、皇室の存在、教育勅語を、家族に知らしめ直す、これができて、初めて教育哲学者の出番となると考えます。タイミングは、入学、就職、結婚、新築いろいろあります。そのタイミングを狙うのです。こういうご時世なのですから、父親がすべて買い揃え、子供や孫、ひ孫に与え直すところからやり直さなくてはならないのではないか。教育勅語については、孫が生まれる都度、明治神宮に行って、教育勅語のしおりみたいなものを入手、直接手交するところからしなくてはならないと私個人は思っているところです。
ところが、ブログで毎日毎日、そう書くと、読む人は減ります。堅苦しい話は誰も聞きたくないものです。
<自分がブログを書いていないのは、そこまでの文章力があるとは思っていないからです。
そんなことはありません。十分、その力量がおありと思います。人気ブログは、パンチの効いた文章力、まとめサイトネタ、支持者の存在によりアクセスを維持しています。拙ブログは、パンチの効いた文章力よりは納得できる論理性を重んじ、まとめサイトネタで扱われているネタについてはありふれた素材とみております。
大杉さんがコメント下さるのは、たぶん、論理的表現としてのシナリオの流れにおいて、何らかの類似性を見出されていらっしゃる、ということなのではないかと思います。