日韓合意のメリットとデイメリット なぜ安倍首相は決断したのか

日韓合意から20日以上経過した。
安倍政権は、アメリカ政府の圧力を受けた気配濃厚のようだが、メリット、デイメリットを試算し、最終的に合意を決断したはずである。
そう考えると、本テーマで出稿しなければ分析したことにならないと判断し、出稿することを決断した。

本稿は、一人の分析者の視点からの原稿となることを最初におことわりさせていただく。従って、内容的には素っ気ないものとなる。

まず最初に、日韓合意したことによるメリットを挙げる。

■日韓合意のメリット


・国際社会(国連、アメリカ政府、欧米メデイア)が総じて歓迎

―――――――――――――――――

http://www.news24.jp/articles/2015/11/03/10313864.html

“慰安婦問題”交渉加速 米国務省「歓迎」
2015年11月3日 10:36
米国務省は2日、3年半ぶりに開催された日韓首脳会談でいわゆる従軍慰安婦問題のできるだけ早い解決を目指して交渉を加速させることで一致したことについて、「歓迎する」と評価した。また、日中韓首脳会議も「地域の平和と繁栄を後押しする」と評価した。

全文

アメリカ国務省は2日、3年半ぶりに開催された日韓首脳会談でいわゆる従軍慰安婦問題のできるだけ早い解決を目指して交渉を加速させることで一致したことについて、「歓迎する」と評価した。

 アメリカ国務省・トルドー報道部長「朴槿恵大統領と安倍首相が、慎重に扱うべき問題解決へ努力を加速させると合意したことを歓迎する」

 アメリカは、これまで同盟国である日本と韓国に対して繰り返し関係改善を急ぐよう促しており、今回の合意を評価した形。

 一方、日韓首脳会談に先立って行われた日本と中国、韓国の3か国の首脳会議についても「地域の平和と繁栄を後押しする」と評価し、「アメリカも3か国の関係改善に向けた努力を支援する」と強調した。


http://www.news24.jp/articles/2015/12/29/10318515.html

“慰安婦問題”歴史的合意 米政府は歓迎
2015年12月29日 08:42

いわゆる従軍慰安婦問題で、日韓両政府が歴史的な合意に至ったことについて、米政府は今回の合意を歓迎している。米国はこれまで、中国や北朝鮮の問題などを念頭に、それぞれ同盟関係にある日本と韓国との関係改善を繰り返し働きかけていた。

全文

 いわゆる従軍慰安婦問題で、日本の岸田外相と韓国の尹炳世外相が28日、韓国・ソウルで会談し、元慰安婦支援のために韓国が設立する財団に日本政府が10億円程度を支出することなどで合意した。アメリカ政府は今回の合意を歓迎している。

 アメリカ国務省は28日、ケリー国務長官の声明を発表した。「慰安婦問題という繊細な歴史的問題について合意に達したことを歓迎する」とした上で、「日韓両国が合意の履行によって問題を『最終的かつ不可逆的に』解決することを明確にした」と指摘している。

 これにより、アメリカ政府としても将来、日本と韓国との間でこの問題が再び提起されないよう確認した形。

 アメリカはこれまで、中国や北朝鮮の問題などを念頭に、それぞれ同盟関係にある日本と韓国との関係改善を繰り返し働きかけており、今回の合意を高く評価している。

―――――――――――――――――

http://www.sankei.com/world/news/151231/wor1512310019-n1.html

中国の強引な外交政策念頭に歓迎 「日米韓の協力に向けた障壁が取り除かれる」米有力3紙が社説掲載 

 ワシントン・ポストなど米有力3紙は30日までに、慰安婦問題をめぐる日韓両政府の合意について論評する社説をそれぞれ掲載、中国の軍事的な台頭や北朝鮮の脅威を念頭に、合意は日米韓の安全保障分野での協力強化につながるなどと肯定的に評価した。

 ワシントン・ポストは、中国が特に習近平国家主席の就任以降、強引な外交政策を取っており「太平洋地域の安定した民主国家間の同盟」がこれまで以上に重要だと指摘。「今回の合意が誠実に履行されれば、日米韓の協力に向けた障壁が取り除かれる」との見方を示した。

 ニューヨーク・タイムズも、合意履行は日韓の摩擦の緩和につながり「安全保障上の協力強化」を後押しすると歓迎した。ウォールストリート・ジャーナルは「米国の国防費が地域の脅威に対応しきれない中、同盟国は自前の能力を強化し、より緊密に連携すべきだ」と主張。慰安婦問題の解決により同盟国間の協力がこれまでよりも容易になると指摘した。(共同)

http://www.yomiuri.co.jp/world/20151231-OYT1T50093.html?from=ytop_main2

慰安婦問題「画期的な合意」…NYタイムズ社説
2015年12月31日 18時04分
 【ニューヨーク=水野哲也】米紙ニューヨーク・タイムズは30日、慰安婦問題をめぐる日韓合意についての社説を掲載し、「画期的な合意」と前向きに評価した。


 その上で、安倍首相と朴槿恵パククネ韓国大統領について、「近年の両国関係を悪化させてきた論争の終結に向けた努力は評価に値する」とした。

 社説は慰安婦問題が長引いている原因として、「歴史に疑問を投げ掛け、書き換えようとしてきた安倍氏と盟友の右派政治家たちの責任だ」と日本側を改めて批判したが、安倍氏の今回のおわび表明などを「より説得力がある」とした。

 同紙は、慰安婦問題で日本に厳しい論調を示してきたことで知られる。

2015年12月31日 18時04分


http://www.yomiuri.co.jp/world/20151229-OYT1T50103.html

日韓こじれたのは日本の硬直的立場に原因…米紙
2015年12月29日 20時35分
 【ワシントン=尾関航也】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は28日、慰安婦問題を巡る日韓合意について「安倍首相がかつて疑義を呈した(慰安婦に関する)歴史的事実を受け入れた」と指摘した。
 また、慰安婦を「性奴隷」と表現し、日韓関係がこじれたのは「日本の硬直的な立場」に原因があるとした。韓国側については、「朴槿恵大統領が政治的リスクを冒して(日本に)歩み寄った」と記した。
 ワシントン・ポスト(同)の社説は、合意自体について「(安倍氏と朴氏が)政治的障壁よりも国益と世界の利益を優先したもので、称賛に値する」と評価した。

慰安婦問題合意、欧米メディアはどう捉えたか? 韓国政府に待ち受ける難しい舵取り
http://newsphere.jp/politics/20151230-1/

2015年12月29日 20時35分

―――――――――――――――――


・内閣支持率上昇

安倍首相は日韓合意による内閣支持率上昇を事前予測していたかもしれない。

―――――――――――――――――

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201601/2016011500574&g=pol

内閣支持45.2%に=4ポイント増、日韓合意評価-時事世論調査

 時事通信が8~11日に実施した1月の世論調査によると、安倍内閣の支持率は前月比4.0ポイント増の45.2%で、4カ月連続の上昇となった。不支持率は同4.2ポイント減の31.5%。慰安婦問題を「最終的、不可逆的」に解決するとした昨年末の日韓合意への評価などが支持率の上昇につながったとみられる。
 今夏の参院選で野党が統一候補擁立を模索していることについて聞いたところ、「できるだけ統一候補で臨むべきだ」は40.4%、「各党がそれぞれ候補を立てるべきだ」は38.5%で、賛否がほぼ拮抗(きっこう)した。
 衆院小選挙区の「1票の格差」の是正については、「時間をかけてでも各党が納得する策とすべきだ」が47.0%となり、「速やかに策をまとめ次の選挙に間に合わせるべきだ」の37.1%を上回った。
 内閣を支持する理由(複数回答)では、「他に適当な人がいない」が19.2%と最も多く、「リーダーシップがある」14.8%、「首相を信頼する」11.3%が続いた。支持しない理由(同)は、「期待が持てない」14.7%、「政策が駄目」14.5%、「首相を信頼できない」11.9%などだった。
 政党支持率は、自民党が前月比2.5ポイント増の25.6%、民主党が同0.7ポイント増の4.8%。以下、公明党3.8%、共産党1.4%などの順。おおさか維新の会は1.4%となる一方、維新の党は0.2%と低迷した。
 調査は全国の成年男女2000人を対象に個別面接方式で実施。有効回収率は64.2%。 (2016/01/15-15:02)

―――――――――――――――――


・捏造慰安婦問題に係わった親北勢力を処断する道が開ける?

捏造慰安婦問題 韓国の遡及法による処断の日は近い?
http://nihonnococoro.at.webry.info/201601/article_19.html


・韓国の言い分に対し徹底抗戦した場合よりもコスト的に安上がり?

拙ブログは以下に比較・分析した。

―――――――――――――――――

http://nihonnococoro.at.webry.info/201512/article_24.html

二つのケースをモデル化し比較してみたい。

・ケース1
安倍政権が今回選んだ、10億で最終解決に至るケースである。韓国が再びむし返した場合、どういう結末になるのか、予想がつかないこと、アメリカに設置された慰安婦像の処置、アメリカの韓国系団体の動き、不透明要素はあるものの、最終的な費用支出額は、謀略に遭わない限り、最大10億と見積もれる可能性がある。

・ケース2
読者の皆様は、安倍政権が韓国が仕掛ける捏造慰安婦問題について、国際広報を徹底的やればいいと思っているはずである。この場合、最終的に日韓政府が最終解決に向けて合意したにせよ、数年間で、最低数百億、下手をすると一千億もの金額の支出を余儀なくされる、と私は予想する。
この場合の政府の支出予想を私は、数年間で最低で数百億と見積もった。

ただ、ケース1、ケース2、金額だけで比較すると、数百億くらいの差がでる。
正しいことを主張し続けて数百億かかって、韓国が絶対に折れない場合どうするのか?今回のように、最終合意のために10億の追加措置が必要となった場合、それまでの数百億は無駄金になるのだ。

そう考えると、ケース1の方が、10年スパンでみれば、費用的に決定的に安上がりとなる可能性があるのだ。そして、10年後、従軍慰安婦と称する方々は、ほとんどが生きていないかもしれないことも追い風となる。

―――――――――――――――――


・第二次朝鮮戦争勃発への備え

以下の記事は、北朝鮮の核実験を想定していないことに注目したい。

―――――――――――――――――

慰安婦は嵌められたな
http://www.nikaidou.com/archives/73832


安倍がなぜ慰安婦がらみをやったかといえば、まぁ、嵌められたやられた色々あるんだろうが、なんだかんだいっても「移民も受け入れないし、北朝鮮が南進、あるいはロシア軍が何らかの理由で北朝鮮に手を貸し南進しても、南朝鮮すなわち韓国が火の海になったばあい、あとがますます面倒」

ということなんだろうね。基本的に、A国がB国を征服したとしよう。で、B国は消えるのだが、消える前のB国に、C国との様々な問題があったとする。その場合、B国がC国に債務(この場合は慰安婦を指す→本来は請求権など無いのだが)を持っていた場合は、A国が変わって請求できるのだ。請求できないとすれば、中国の南京虐殺も「日本は一切関係ない」と言える(今の中国は戦後の建国で、日本が戦争したのは今の台湾(中華民國))。

まぁ、B国の債権がA国というサービサーに渡るようなもんだと思ってくれればいい。そこらへんを片付けておきたかっただけだろうね。どこかの読みでは(官邸に常駐しているアメリカ人あたりが言ってきたのかもしれないが・・・)、「米中戦争が始まった場合、中国は北京が陥落した時点で地方政府が独立しすぐ終わるが、それに乗じてロシアや北朝鮮が南進した場合、最後の砦は韓国だから、そこは早々に片付けておいた方がいい」とでも耳打ちされたのかもしれない。

まぁ、俺の予測なだけで真実はわからんし、慰安婦に金を出す、というとみんな文句を言うが、アレには上記のような「全く別の目的」が含まれているということだ。ちょっと、決め方に失敗があったし、目的は、ほかにもあると思う。そういうところに紛れ込ませてうまくやって、国民に批判されても後の歴史が証明することだからね。

―――――――――――――――――


次に、日韓合意のデイメリットについて述べたい。

■日韓合意のデイメリット

・保守層の反発、一部離反
詳述省略するが、政権としては織り込み済。

・日本国内よりも韓国内の方が不満が残る結果、蒸し返しリスクを伴う

―――――――――――――――――

櫻井よしこ「日韓合意の安倍総理の決断で世界の反日メディアが日本側に立った!」「パククネは韓国の歴史をおかしいと思っている!」
https://www.youtube.com/watch?v=RJdHTrgybOg

http://ameblo.jp/bj24649/entry-12117273749.html

・本件日韓合意には日韓双方に不満が残っている。日韓双方の歴史問題に意識の高い人には不満がある。
・外交的には成功。アメリカを含め、日韓関係が悪いのは日本の責任だというのが国際社会の主流の見方だった。しかし、本件日韓合意によって、国際世論は韓国の責任を問い始めた。
・本件日韓合意を本当の成功にするためには、いくつかしなければならないことがある。民間人は、今まで以上に、慰安婦問題の真実を発信しなければならない。安倍政権も、首相直轄の(外務省の外に)情報発信対策本部を設置して情報発信をする必要がある。
・10億円を拠出しても慰安婦像撤去が実現する可能性は低い。慰安婦像撤去までは10億円を出すべきではない。韓国は4月に(国会議員)選挙がある。朴大統領は、安倍総理大臣からおわびの言葉と10億円を得たことで支持を獲得したい。4月の選挙後、日本としては慰安婦像撤去をきちんと求めていくことが重要だ。
・朴大統領のすべきことは挺対協の無理な要求に屈することではない。朴大統領は、歴史教科書国定化を決めたことに見られるように、韓国の歴史観はおかしいと思い、これを正常化させたいという気持ちが窺える。本件日韓合意も、日韓外交を正常化させたい、そして北朝鮮の脅威に対処したいと考えているだろう。そうなるように、日本としても、韓国に働きかけていかなければならない。

―――――――――――――――――

・用語使用に関し、一部疑義発生

「慰安婦日韓合意」を行ったことに対する根本的な批判 大阪市立大学名誉教授 山下英次
http://www.sdh-fact.com/CL/JK1.pdf

英文の方が酷い日韓慰安婦合意声明
http://blogs.yahoo.co.jp/gakumonnoiratume/70919990.html


・アメリカのゴリ押しに対する反発

捏造慰安婦問題 誰が日韓合意シナリオを作成したのか
http://nihonnococoro.at.webry.info/201601/article_1.html



こうして、日韓合意のメリット、デイメリットを並べてみると

■日韓合意のメリット
・国際社会(国連、アメリカ政府、欧米メデイア)が総じて歓迎
・内閣支持率上昇
・捏造慰安婦問題に係わった親北勢力を処断する道が開ける
・韓国の言い分に対し徹底抗戦した場合よりもコスト的に安上がり?
・第二次朝鮮戦争勃発への備え


■日韓合意のデイメリット
・保守層の反発、一部離反
・日本国内よりも韓国内の方が不満が残る結果、蒸し返しリスクを伴う
・用語使用に関し、一部疑義発生
・アメリカのゴリ押しに対する反発


アメリカのゴリ押しがあったにせよ、日韓合意した方が得だとする判断が働いたと、私はみる。(ありえないことだが)私が首相なら、安倍首相と同じ判断をする。

国家としても、政権としても、である。
実際、そのとおりになりつつある。

こういう状況が見えてくると、完全否定する必要はないように思う。
私は、完全否定に近い部分肯定部分否定派だったが、遅まきながら、日韓合意は国家としても政権としても
合意できて良かったのではないかと思いつつある。

では、合意のタイミングは最適だったか否か?

ポイントは2つある。

―――――――――――――――――

名誉を捨てて大局を獲る。改めて卓越した安倍総理の洞察眼を考察する。
http://blogs.yahoo.co.jp/nagomi3878/41310548.html

安倍総理の決断は、自らが批判の砲火を浴びることも想定したうえで、大局を把握した英断であったことがわかる。

●秋の臨時国会を中止した理由

●11月には既に年明け早々に没発した北の核実験の予兆を把握していたこと

●韓国が進退いづれも地獄状況、全面降伏状況にあることの読み

●3月の米国を証人とする日米韓首脳会談の根回しを完了して、慰安婦合意の最終的かつ不可逆確定の段取り

●北の核実験を予兆し、経済制裁として(余命主導の)官邸メ-ルで通報した朝鮮系暴力団のFATF登録の準備完了(米国指定を大幅に上回る対象→強制送還)

―――――――――――――――――

【インテリジェンス・K】アメリカの動き 1月11日 朝鮮半島特集

ヨーロッパも難民の騒動で大変になっていますが、アジアでも北朝鮮の核実験で、状況が恐ろしいほどの早さで流動化しています。年末の日韓合意も、今となっては北朝鮮の核実験が背景にあったことは明らかでしょう。そろそろ、中国・韓国に滞在している日本人の皆様は、早めに帰国なされた方が良いと考えられます。「善は,急げ!」ですよ。

http://www.j-cia.com/archives/12294

―――――――――――――――――

・北朝鮮の核実験前の合意とすることで、北朝鮮への追加制裁措置を早期実施しやすくなる
・日韓合意に反発する保守層に正月期間に、考えさせる時間的余裕を与える

前者については、国連を舞台とする検討が進み、アメリカは朝鮮半島に空母派遣を予定している。

後者については、1月下旬の現時点において、コアの保守層、特に著名な言論人からさしたる、分析、提言、あるべき姿や代案の提示が十分になされたとは言えない。
この現象は、保守言論界の地盤沈下を象徴している。

それゆえ、そういう類の月刊誌を読む気がしないのである。

では、名誉回復はどうするのか?

拙ブログは、以下のシナリオであろうと、推定した。

―――――――――――――――――

http://nihonnococoro.at.webry.info/201601/article_18.html

・一挙に名誉回復を図るべきだという趣旨で原理原則論を主張し、外交的に敗北しては元も子もない…
・とりあえず外交的に勝利しやすいポジションを選択し、名誉回復は徐々に…

―――――――――――――――――

最後に、一人の分析者の立場を離れ概観的に眺め直すと
私は、完全否定派に近い部分肯定部分否定派であるが、すべて、安倍首相の読み筋どおり、事が動いていることを認めざるを得ないことを告白し、本稿を終える。

この記事へのコメント

管理人
2016年01月24日 04:52
ご自身の政治的立ち位置を書いていただけますか?たぶん、日韓合意が面白くないのですね。
本テーマで多方面に亘って、分析した言論人がいないのは、問題だと思っています。
AA
2016年07月31日 12:25
私もこの記事に完全同意ですね。
慰安婦問題、韓国人の一方的な押し付け、証拠も出さず反日活動ばかりしてきた韓国に日本政府が「謝罪」したわけだから今まで真っ向から立ち向かってきた保守層は感情的に「屈するな!」となるのはわかる。しかし謝罪文をよく見ると「日本軍関与の下つらい思いをさせて申し訳ない」という非常に抽象的で短い文章だ。要するに慰安婦側が何十年も言い続けている「強制性」や「暴行・虐殺」は認めていない。また安倍談話からもわかる通り子ども・孫の代まで謝罪させるつもりは毛頭ないとうことだ。「謝罪」に反応して思考停止的に安倍首相に反発してはいけない。客観的に見て「本当に慰安婦の意見を認めた上で謝罪したわけではない上っ面の謝罪」ということがわかるはずだ。
放置したとしても風化はしない、そして何度も「言論」での抗議は行っているのに何十年も解決していない。これが現実である。「一度破られている」ことから次も破られる可能性も懸念されるが、一度目と今回では韓国の状況が違うのではないかと思う。もうすでに韓国は背水の陣である。この合意を破ったら韓国が経済的に危機な状況で日韓関係、韓米関係、またその他の国との関係が一気に悪化することになるからだ。ただただダラダラと抗議を続けるよりも一括で10億ポンと出して韓国に「慰安婦問題解決」か「日韓関係、韓米関係、韓国そのものの信頼の圧倒的下落」の二択を迫れたのだ。これは安倍首相は韓国に王手をかけにいったと私は捉えてる。

この記事へのトラックバック