愛国であることは善だと言いきれるのか?

選挙などの街頭演説にて、自分は他の候補者よりも善良な愛国者であるという趣旨の街頭演説を行う人たちが存在する。
私は、これを否定しない。
彼らは、総じて、善良な愛国者であると自己紹介し、態度、物腰での善良な素行を示しつつ、その善人の視点から見て、現状の政治の問題、特に政界の悪者について、論じることを好む。

私も同じ立場に立てば、そうするだろう。

しかし、一般の共感と支持を得られるかどうかは、未知数である。
誰よりも愛国を語った、全国各地で立候補した、新人候補者が、さる選挙で、どれほどの得票を集めたか、示すまでもない。

ここに、一冊の本がある。

福田恆存という、思想家が書いた、「人間の生き方、ものの考え方」(学生たちへの特別講義)である。

帯にはこう書いてある。

―――――――――――――――――

「秩序を守るために、(略)当然犯さなければならない悪というものがある。それに耐えてゆく、それが思想というものだと思います。政治というものはなんらかの意味で悪を犯さなければ成り立たない。ある時は嘘もつかなければ成り立たないものです。政治にかぎらずあらゆる思想というものはみんな悪を持っています。」

―――――――――――――――――

「講義1 悪に耐える思想」の「あらゆる思想は悪をもっている」という項目の中にかく記述がある。

―――――――――――――――――

39~40頁

講義1 悪に耐える思想
あらゆる思想は悪をもっている

鎌足は当時の内外から迫ってきた危機に対して、一所懸命に儒教を勉強していたのです。それは何故だろうかと私は考えました。私は、当時の神ながらの道というのは非常に立派な生き方であると思うのです。しかしながらそれは己を虚しうして自然の心を心として生きる生き方ですから、根本において間違いはなくても、それだけでは当時の混乱した状態を切り抜けることができなくなって来たということを、恐らくは鎌足は自覚したに違いないのです。当時の異常な混乱を正すためにはやはり人も殺さねばならない。これは悪であります。この悪に耐える思想というものが鎌足に必要であったわけです。しかしそういう思想は従来の日本の生き方の中からは生まれてこない。従って鎌足はそういうものを求めて、儒教というものに縋った。すなわち当時の危機を打開するものとして鎌足は儒教を求めていったと思うのです。従って神祇伯の家柄に生まれながら外国の文化、思想に対して非常に寛容な態度をもって臨んだのです。
悪に耐える思想と申しましたが、思想というものはみんなそういうものだと思います。
秩序を守るために、あるいは全体感覚をわれわれのうちに植えつけるために、当然犯さなければならない悪というものがある。それに耐えてゆく。それが思想というものだと思います。政治というものはなんらかの意味で悪を犯さなければ成り立たない。ある時は嘘もつかなければ成り立たないのです。政治にかぎらずあらゆる思想というものはみんな悪を持っています。キリスト教すらそれを免れない。どんな思想でも必ず悪をもっている。思想において大義名分というものが必要になってくるのも、そのような悪を行わなければならないからなのです。思想と言うもの、一つの生き方というものはそういうものであろうかと思います。

―――――――――――――――――

安倍政権が、保守層に熱烈に支持されている一方で、安倍政権が、こっそりと悪を行っているかもしれないことを政治思想的に予見する書きぶりである。

ただし、この本には、「悪」の定義は書いてないようだ。

また、どんな時に政治家は嘘をつくのか、どんな時に政治家は悪を犯さなければならないのか?、この本には具体的には書いていない。

さて、余命ブログは、在日の在留カードの更新が行われないことを見越して、また、韓国政府が韓国籍の在日居住者に対し、兵役、資産申告などに関連し、在日が日本から出国せざるを得ないシナリオ、あるいは強制送還シナリオを提示してきた。

多少楽観視している?部分があると私は見ているが、在日勢力は、7月9日以降不法滞在状態となった以降も、種々の手段を駆使し、強制送還シナリオをかいくぐり、国内に今までどおり居候し、不法滞在状態で生活保護受給継続を含め、法的手段を準備し、これを非難する真正日本人に対し、ヘイトスピーチという煙幕で対抗しようとしている可能性がある。

余命ブログは、集団通報という手段によって、在日不法滞在者などの国内退去あるいは強制送還を実現することを目指しているようだ。

ただ、国内の愛国保守層が、絶対的に善であること、正当な手段によってしか、反日勢力と対峙しようとしなかった経緯が、戦後続いてきたことを、福田恆存の本を読んで、私は気がつきつつある。

戦後の混乱期、我々は在日朝鮮人にしてやられた!
今度は、お返しする番である。

絶対的に善であること、正当な手段のみに囚われていては、悪を根絶する千載一隅の機会を失うかもしれないと、想定するならば、福田恒存の上記講義録は、「最終的に悪を駆逐するには、善悪という境界に囚われず、判断し行動する」集団あるいは個人の存在が必要不可欠であることを暗示している、と考えるのだ。

愛国であるならば、後顧の憂いをここで完全に絶つことを意図しているのであれば、手段・手法として、絶対的に善であり続ける必要はあるのか?
福田恆存は問題提起しているということである。

ここに来て、例の使い込み問題で田母神を非難する人たちの存在が気になってきた。田母神事案は、刑事告発した時点で、捜査事案となったはずだ。

田母神俊雄は公開の場での討論を望んでいる。
https://twitter.com/toshio_tamogami/

また、当該関連情報については、下記サイトにて、それなりの分析記事が存在する。

動物が掘り下げる
http://blog.livedoor.jp/kumafight/

自らが支配する番組で田母神を出演させず、取材もせず、一方的に非難ばかりするのは、彼が嫌う偏向報道の手法と同じではないかと、言いたいくらいである。

今年は、戦後70年。終戦記念日の安倍談話が予定されている。既に、アメリカ議会では、これ以上ないという演技的、ショー的効果を伴って、安倍首相の議会演説は、アメリカ議会で受け入れられた。
田母神非難は、アメリカ議会での安倍首相演説を何が何でも成功させるため、反米保守?の田母神を叩け!という指令に基き、実行された可能性はあるかもしれない。安倍首相と田母神が政治思想的に近いというイメージでは、安倍首相が対米外交戦略上困ることを想定する向きがいるだろうということである。

また、まさかとは思うが、7・9事案によって、あのテレビ局が、実は在日繋がりであることが表面化することを避けるために、田母神との論争でカムフラージュしているしているという見方ができるかもしれない。

ダミーをやめろ!
http://ameblo.jp/nakasugi-hiroshi/entry-11931991404.html

しかし、そうでないのであれば、余命ブログが指摘する、7・9事案に伴う混乱(テロを含む各種謀略)を無事乗り切るためには、田母神非難などしている状況でないことは自明であろう。

福田恆存は、状況によっては、悪で以て、敵を殲滅することを是としている。
我々も、そのような覚悟を持たずして、70年間、国内に蔓延った敵を殲滅できるとは思えない。

最後に、
「保守陣営内の不用意な論争など、敵勢力を利するだけでなく、かえって政治的混乱を複雑にするだけである。」
と、もし福田恆存が生きていれば言ったのではないか、と指摘し、本稿を終える。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 35

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた 驚いた 驚いた
面白い 面白い 面白い
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス
ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!)

この記事へのコメント

ぱけこ
2015年05月30日 23:22
いつも拝読いたしております。

私の子供の通っておりました幼児教室の先生は常々「子供のうちは親が子供を保護し汚いものをみせずに育てなさい」と。

では親の庇護から離れた子供はいつ大人となるのか?
福田氏のいう、悪に耐える思想を求めた時であるかと思います。

ご指摘の方に限らず、だいぶ前から一部のブログや番組で主と考えを異とする、または賛同しない人に対し執拗なまでに攻撃をしかけるという事態を多々見受けます。

この大切な時期に、貴ブログ主さまのご指摘が、この国を心から愛する方々の心に響くようにとただただ思うばかりでございます。


焼鳥人生
2015年05月31日 00:55
私はあのM氏の言動に胡散臭いものを感じます。
朝日新聞を糺す国民会議の活動には賛同しますが、M氏が事務長をやっていることで不正会計などの問題で内紛が起きそうです。
管理人
2015年05月31日 04:57
ぱけこ様
本稿は、この国を愛する方々に読んでいただく意図で出稿しました。福田恆存の本は、保守思想の原点の重要な点をほぼ押さえていると思われ、この本は、講義録ではありますが、保守系政治家に役立つ部分があるのでは、と考えます。
管理人
2015年05月31日 05:09
焼鳥人生様
あのM氏が、幹事長や事務局長みたいなポストを独占したがるのは、何か動機があってのことだと思います。自らをフィクサーであると語った話を講演で聞いております。事の真相は、田母神が平然としているのを見れば、見返りをもらう予定で叩いているのか、不正会計問題が飛び火するのを嫌がっているのか、在日繋がりがバレそうなので焦っているのか、この辺に絞り込めるのではないかと思います。
ベッラ
2015年05月31日 12:20
М氏の田母神叩きの動画、「○特捜班」だなんて。
あまりにもしつこくて嫌になったのですが、最近、ふと心配になりました。病んでいるのではないかと・・・。
公的機関の結果を待てないのでしょうか。
それよりも大切なことが数多くあるのに。
そしてもし安倍さんのプロパガンダになったら、それこそ安倍支持者・反対者に関わらず不信感を持たれます。
私は決して田母神さんの肩を持っているのではなく、公的機関に任せることが普通と思うのです。
ベッラ
2015年05月31日 16:02
悪という意味ですが、戦後日本は「人権」が叫ばれ、
その副作用としていろんな罪悪がまかり通ってきました。犯人の人権を護るあまり被害者の人権を軽視する、
学校教育でも問題児を大切に人権教育としてすすめれば、被害生徒への眼はおざなりになり、結果として犯罪が拡がります。
是と非をハッキリするということができなくなった、
これは巧妙な反日勢力の手だったのです。
それが今は「外国人の人権」を護るために(日本国民よりも)大量留学生や高度人材と称する人たちの待遇をよくし、困窮する日本人学生や労働者にはあまり目が注がれていない。本当の「弱者」に「黙れ」という空気です。そのために今までと違う「人権」を護るべく、(本来の人権)日本はケジメを大切にすべきで、このことを
説くのは日本社会では自責の念にかられたり実に複雑な
「罪悪感」を持ってしまうのです。
管理人
2015年05月31日 20:31
M氏の事情ですが、次世代の党に保守層から新規の寄付が流れることで、M氏が幹事長的役割を担っている団体組織側への寄付が激減し、それで焦って田母神降ろしを仕組んでいるかもしれません。
人権問題に係わる、副作用としての罪悪については、7・9事案を以て、お行儀の良さをかなぐり捨ててでも、敵側該当者全員の強制送還、武装蜂起した場合は一人残らず殲滅、徹底的なテロ指定の実施などが行われることを期待します。
お行儀の良い行政対応(保守に目立つ現象)だけでは、取りえる措置について限界があるのではないか、と危惧します。

この記事へのトラックバック

  • 行動する保守と対立する側なのかな?

    Excerpt:  どうも行動する保守と対立する側とおぼしき者のようなので。  そんな彼らの考えの一端が分かると思うのでまとめておきたい。  あと、左右どっちでもない、という者の言葉も。こういうのをノンポリって言うんだ.. Weblog: 凪に反日って言われちゃった v(^_^ ) racked: 2015-05-31 15:21