今回の統一地方選挙に注目していること

選挙戦最終日の午後7時30分、我が家近くで街宣車で演説していた、自民党二世新人候補が、突然絶句した。
たぶん、感極まったのだろう。
すかさず、ウグイス嬢弁士が何事もなかったように、語り出した。その候補者は、それから1~2分喋るのをやめた。辛かったのだろう。これ以上、語るのが辛くて辛くて……………耐えられなかったのだろう……冷静に喋ることにかけてはウグイス嬢の方が一枚も二枚も上手だったようである。
さて、この感極まった候補者、学歴は中途半端、ルックスはやや地味、取り立てて特徴はない。議員二世ということで出馬の機会が得られたのは確かである。別の候補者の演説会で見かけたこの候補者の話ぶりは、あくまで常識人としての態度だった。それ以上の印象はない。従って、好感度も左程ない。

ただ、私は、最終日のあの時間に感極まった候補者は、意外に伸びそうな予感がしている。
なぜなら、学歴、容姿、好感度、演説スキルでまったく歯が立たない、自民党の若手候補者が同じ選挙区にいて、常に比較されるからだ。
私の家内などは、好感度一杯のこの若手候補者の大ファンである。ちなみに、私は、この好感度一杯の候補者以上に、しっかり者の奥さんの政治姿勢を買っている。この候補者の評判がいいのは、奥さんが候補者を支えていると思うからだ。
すべての面で実力的に歯が立たない同僚候補者がいる関係で、この二世議員は、どこかで頭角を出さなければ、という思いがあるような気がするのである。

自民党支持者なら、誰しも、平凡な二世候補よりは、学歴、容姿、演説スキルが優れ、誰が見ても、いい奥さんがいる、候補者に投票したくなるだろう。それが人情というものだ。
一方で、二世候補で、学歴いい加減、容姿普通、気が利かない演説とくれば敬遠したくもなる。そして、最終日に絶句してしまった………彼は、冷たい眼差しを何度浴びたことだろう、何度、無視されたことだろう、それまでの演説は健気だった。昼食などは、事務所でとろうと思えばとれるのに、近場のコンビニ駐車場だった、ことを私は目撃している。
実は、この二世議員の父は、相当な苦労人である。菅官房長官ほどではないが、今時珍しい苦労人なのだ。このことは支持者なら皆知っていることであり、彼は、その後援会組織をバックに出馬した。後援会組織も、苦労人の父のたっての願いを聞き入れたのだろう。私は、彼が、苦労人の父、そして実力的にまったく叶わない同世代の同僚議員に対し、抱くであろうコンプレックスをバネに、意外に成長するような気がしており、私は、今後の彼の成長ぶりに無関心ではいられないのである。


さて、私は、今回の統一地方選挙について、注目していることがある。

保守が議席を伸ばすか?

違う。

共産党は、躍進するのか?

違う。

では、他に何か、注目に値することがあるのか?

実はあるのだ。

簡単に言うと、前回の統一地方選挙は民主党政権下、今回の統一地方選挙は安倍政権であるが、マクロ的に選挙結果を眺めると、前回と似たような結果が出そうな選挙情勢にあるように思うのだ。

それは、昨年末の衆議院選挙結果から、当然予想されることではある。

まず言えることは、民主党は、前回よりも退潮傾向と予想する。共産はわからない。「次世代の党」もわからない。自民は、前回とほぼ同程度の議席獲得できる可能性がある。

では、注目に値する情報とは、具体的に何か?

今後の統一地方選挙の「票読み」に役立つ、基礎データが採取できそうな感じなのだ。

どういうことか、思いつくままに列挙してみよう。

―――――――――――――――――

・地方選挙で候補者ポスターではなく、安倍首相ポスターで選挙戦を闘う効果の有無
・自民の中堅愛国候補の票の増減
・愛国議員から禅譲された新人候補は、どの程度健闘するか
・親から議席を譲られた自民党新人候補は、親と比較して、同程度の票を獲得できるのか
・堅実に活動してきた自民党公認候補の2期目の票は、1期目と比較して増えるのか、減るのか
・坊ちゃん風の2世議員の2期目の票は、1期目と比較して増えるのか、減るのか
・後援会組織が瓦解してしまった自民党公認候補は、公認ポスターだけで果たして何票獲得できるのか
・実態的に後援会組織を国会議員事務所に依存している自民候補の2期目はどうか
・真実を語ったがために、辞職勧告決議を受けたものの、税金の無駄遣い等を徹底的に追及した議員は、どの程度健闘するか
・地域活動に熱心な、保守系無所属新人候補は、どの程度善戦するのか
・ほぼすべての政党が立候補した特定選挙区において、政党別得票率の変化はあるのか、ないのか
・議席にしがみつく高齢者候補の得票はどの程度下がるか
・公明党、社民党、共産党は支持者の高齢化等により、退潮傾向が続いているのか
・選挙の時だけ熱心な、自民党公認後家さん候補は、どの程度票を伸ばすか
・同一選挙区で複数候補者をたてた共産党は、共倒れとなるのか
・若手候補と高齢者候補の世代間競争はどちらに軍配が上がるか
・橋下維新は賞味期限切れ近いのか
・維新政党新風は、念願の1議席獲得なるか
・生活保護不正受給問題を指摘した保守系無所属候補はどれだけ支持されるか
・一見まともな地域政党を装った泡沫候補は、選挙区替えでどの程度票を獲得するか
・次世代の党立候補選挙区で、再び開票不正(疑惑)は起きるのか
・開票不正の手口が発覚するのか、しないのか

―――――――――――――――――

候補者の選対幹部を務めた方なら、この意味おわかりだろう。
票は、読めないと言われつつも、それなりに読めるものなのだが、基礎データ、すなわち、ジンクス的な傾向が見つかれば、票読みの精度が上がるはずなのだ。

その中でも、私は、特に、「次世代の党」候補者、「維新政党新風」の候補者、ゼロから立ち上がった「保守系無所属」候補の動向に注目したいと思っている。


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