安倍政権が進める「地方創生」の3つの狙い

本稿では、安倍政権が進める「地方創生」の3つの狙いについて述べさせていただく。


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地方創生は選挙対策だった?

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安倍政権は、第二次安倍内閣以降、「地方創生」を重点政策と位置づけ、石破茂を担当大臣として登用した。

過疎化、人口流出、雇用喪失に悩み、アベノミクスの恩恵が相対的に少ない、選挙対策の一面はあるだろう。

地方創生は選挙対策? 「物語」補助金はばらまきに過ぎない
http://economic.jp/?p=42338

実際、維新の会は善戦したものの、大阪では以前ほどの影響力はなくなったし、自公政権は、議席をほぼ維持した。従って、振り返ってみると、タイミング的に、第二次安倍内閣での「地方創生」は、アベノミクスを補完するという位置づけでの選挙対策効果を狙った戦略だったと私は考えるのである。

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第二次安倍内閣で提唱された地方創生は、結果として橋下徹が問題提起してきた道州制の主張を薄めるのに寄与した?

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次に考えられるのは、第二次安倍内閣は「地方創生」を重点施策として大々的に掲げ石破茂の大臣登用しつつ話題をさらい、人々の関心を政権与党の政策論議に向かわせることで、一世を風靡した橋下徹の政策の訴求力を弱め、橋下徹の国政への影響力を削ぐことが狙いだった可能性がある。

橋下徹は衆議院選挙期間中に、敗北宣言した。これは何に対する敗北宣言だったのか?考えてみたい。

橋下徹氏 大阪市内での演説中に敗北宣言「自公の歴史的勝利」
http://news.livedoor.com/article/detail/9573317/

その、橋下徹はこう書いている。

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http://blogos.com/article/101819/

メディアは政治行政情報をきっちりと伝える責務がある
メディアは政治行政情報をきっちりと伝える責務がある。今議会でも重要な議案が通ったのに、全くそれは無視で、維新の会は実績がないと言い募る。おそらく議案の中身を記者も理解していないのだろう。今回、府営住宅を一括で市営住宅に移管した。議会では様々な意見が出たが調整のうえで可決。

大阪の規模において、府営住宅を一括で市に移管した例は類を見ないであろう。膨大な調整事項が存在したが、最後は僕と松井知事で解決した。僕と松井知事がいなければ、この一件でも、府庁、市役所の意見が対立して実現しなかったであろう。逆に市立の特別支援学校は府に一括移管した。

市立特別支援学校の府への一括移管に関しても膨大な調整事項が存在したが、これも僕と松井知事でなければ解決は不可能。府庁、市役所の行政組織では意見が対立して先に進まなかった。このように大阪府の仕事を大阪市へ。大阪市の仕事を大阪府へ一つずつ整理するのは途方もない作業。

一つ一つ解決すれば良いというのは行政実務を何も知らない無責任な学者かコメンテーターが言う言葉。大阪府の仕事、大阪市の仕事の再整理は一気に行うものが大阪都構想。すでに書類上の膨大な整理は終わった。これが大阪都構想の設計図である協定書。あとはこれを実行するのみ。

毎日新聞は相変わらず、大阪維新の会は実績がないと言い続けている。実績とはいったい誰と比較しているのか?前市長か?それとも誰なんだ?毎日新聞は、政治家の評価は比較優位の議論だと言うことさえ分かっていない。大阪維新の会が何もしていないと言う前にしっかりなにをやっているのか勉強しろ。

大阪維新の会がやってきたことを体系的にまとめたものが次のものです。大阪維新の会を批判してもらうのは自由だが最低限これくらい読め。
http://ueyama.sfc.keio.ac.jp/ueyama/ueyama-saka/141201_osaka.pdf
http://ueyama.sfc.keio.ac.jp/ueyama/ueyama-saka/141208_osaka.pdf

府営住宅を市へ一括移管。市立特別支援学校を府へ一括移管。この改革でだけでも10年スパンの改革。大阪府、大阪市でも、こんな改革は絶対無理だと言うことで誰も考えさえしなかった。これを3年ほどかけてやっと実現した。その他にも課題は山積。これらの課題を一気に解決するのが大阪都構想だ。

僕の評価のところはさておき、大阪の改革についてはhttp://linkis.com/nikkeibp.co.jp29I5A… 大阪維新の会を批判するためだけの人は、最低限これくらいは読んで勉強しろ。

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橋下徹は、市長として地道にコツコツやってきたことが、マスコミできちんと報道されない事態となったことを嘆いている。以前は、ちょっとしたことでも報道されたのに、今は報道されないということに、橋下徹自身が気がついているようだ。
マスコミは、もう道州制に関する報道意欲を失い、安倍政権が提唱する「地方創生」の具体展開にシフトしつつあり、橋下徹の政治的の拠り所だった政策テーマの地盤沈下について、橋下徹は、喪失感を抱いている。
その維新の会は、江田憲司、松野頼久など、護憲一派に牛耳られ、維新の会は、乗っ取られたも同然の状態にある。

私は、橋下徹の選挙期間中の敗北宣言と共同代表辞任は、自らの進めようとする政策の国政レベルでの地盤沈下、党内での共同代表としての影響力低下により、橋下徹が原点回帰して巻き直すしかないと決断した結果ではないかと推測する。

なお、橋下徹の辞任発言は、維新の会の解体の前哨戦としての駆け引きの可能性はある。コラボブログはかく分析している。

橋下徹氏代表辞任の真相…出馬撤回が維新決別宣言だった?!
http://blogs.yahoo.co.jp/nagomi3878/40671211.html

半年前の事となるが、拙ブログは、橋下徹の行動をかく予想した。

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護憲派を根絶やしにする秘策を橋下徹は練っている?
http://nihonnococoro.at.webry.info/201406/article_6.html

拙ブログは、日本維新の会の分党には、それぞれ目的があり、目的達成後には、石原慎太郎と橋下徹が再度くっつく可能性があることを指摘した。

日本維新の会 分裂ではなく「分党」だと語っている意味
http://nihonnococoro.at.webry.info/201405/article_24.html


選択肢はいろいろある。

①松野頼久か江田憲司を党首とさせたあとで、こんな程度の政治家ばかりの政治には関心がなくなった、という理由で、政界引退宣言(はしごをはずす)
②松野頼久か江田憲司を党首とさせたあとで、やはり政策的に合わなかった、という理由で、離脱宣言(はしごをはずす)
③これまで行われた政策協議が、実際はウソ八百のシロモノだったと宣言する(自分は責任をとって代表辞任を宣言)(奇策?)
④松野頼久、江田憲司が、中共の犬であり、保守野党分断工作員である証拠を暴露する

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次世代の党の衆議院選挙での壊滅的敗北を受けて、盟友かつ師匠?だった石原慎太郎に対する、何らかの配慮が働いたとしても不思議ではない。

それでは、地方創生の3つ目の狙いについて、述べたい。

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安倍政権は、地方創生を提唱しつつ、地方に不要なものが何か、人々に気づかせようとしているのではないのか?その不要なものを原資として地方創生予算とするつもりではないのか?

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たとえば、このブログを読んでみたい。

北星学園に抗議!植村隆「捏造ではない。強制連行と書いていない。…私は日本を愛する愛国者だ。」
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-5681.html

なるほど、北星学園大学は、地方創生よりも朝日捏造記者の人権?の方を選んだようである。
安倍政権は、慰安婦問題の処理(国会喚問、刑事責任追究)、河野談話見直しには及び腰のようだが、海外広報については、体制強化するとしている。

北星大学の手口に腹を立てている方、北星大学は、大学として、捏造記者と心中する道を選んだのだから、我々も、安倍政権の重点政策の位置づけにおいて、地方創生時代における、地方の私立大学の役割を再定義し、地方経済、すなわちアベノミクス効果に寄与するつもりがない地方の大学については、地方創生対象外(大学補助金大幅減)として扱うという趣旨にて、政策提言・陳情すべきと私は考える。

植村記者の行動にご立腹の方、「地方創生と地方私立大学の在り方」というテーマで調査提言レポート作成されることを推奨する。


本稿では、地方創生に係わる、政策的位置づけについて、多角的視点から分析を試みた。

結果論としての分析となったが、「安倍外交」と同様、安倍政権中枢の読みの深さに感嘆する次第である。特に、道州制の議論を蚊帳の外に追いやった手腕はさすがとしか言いようがない。また、よくよく考えれば、「地方創生」と「捏造した記者の雇用を絶対視する地方の私立大学」は相いれないことは確かだろう。

我々は、「地方創生」という切り口で、「地方における無駄なもの」の中で切れるものはどんどん切り捨てるという政策を政権に促すつもりで、陳情活動を本格化させるべきだろう。

この記事へのコメント

nagomi
2014年12月26日 13:03
橋下が選挙戦最終日に応援演説で発した敗北宣言は、一政党党首としてあり得ない発言でした。

江田・松野へのさや当てと、大阪都構想を後退させ、大阪を奪った安倍総理への恨み節のように聞いていました。
管理人
2014年12月26日 15:27
橋下徹ネタ、今後もコラボネタとできそうですね。
橋下徹の引用した原稿、何度も使いまわしがききそうな気がしております。
coffee
2014年12月27日 11:01
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-5616.html
▼▼橋下徹は売国奴▼▼

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14.「日本が過去に迷惑を掛けたことは間違いない。中国や韓国に謝り続けたから、お金を払ったからいいというのは違う」(関連記事)
15.「日本が加害者であったという事実は世代を超えたとしても忘れちゃいけない。靖国参拝して先人に敬意を表するとか、かっこをつけるのは良くない。靖国参拝では、中国と韓国への加害者意識を忘れてはいけない」

(以下略).

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