読売滋賀県知事選挙報道 選挙結果をきちんと分析したのか?

滋賀県知事選挙結果を受けて、読売は、自公候補の敗北について「失言・ヤジ問題で敗北したかのような見出しを出した」ので批評させていただく。

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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/20140713-OYT1T50093.html?from=ytop_main1

滋賀知事選敗北、失言・ヤジ問題で苦戦した自公
2014年07月14日 07時42分

 政府・与党は、13日に投開票された滋賀県知事選で、自民、公明両党推薦の小鑓(こやり)隆史氏が前民主党衆院議員の三日月大造氏に敗れたことを受け、政権運営への影響を懸念し、挽回に全力を尽くす方針だ。

 一方、民主党は「政権攻略の足がかりになる」とみて、他の野党と共有できる政策での共闘を模索し、勢いを強めたい考えだ。

 安倍首相の経済政策「アベノミクス」の立案にも携わった小鑓氏は、政府との太いパイプを強調し、中央での景気回復基調を地方の滋賀県経済にも波及させると訴えた。知名度不足の克服が課題だった小鑓氏を支援するため、政府・与党は地方選では珍しく、閣僚や党幹部を大量投入するなど全面支援の態勢で臨んだ。

 ただ、告示日前後には、石原環境相の失言問題、都議会、衆院総務委員会での自民党議員によるセクハラヤジ問題で、野党に政府・与党批判の材料を与え、逆風にさらされた。また、告示後の7月1日、集団的自衛権行使の限定容認に関する新たな政府見解が閣議決定されたことを受け、読売新聞社など報道各社の世論調査で内閣支持率が低下した。

 政府・与党は、主要な敗因はあくまで知名度不足と自民党の弱い地域性にあったと分析している。だが、三日月氏陣営が、集団的自衛権に関する政権批判を選挙戦で訴えたことから「集団的自衛権が敗因と見られることが懸念される」との声も出ている。
2014年07月14日 07時42分

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自公候補敗北原因を失言・ヤジ問題だと決めつける前に、過去の知事選挙について分析があってしかるべきだが、それをせずに、失言・ヤジ問題が最大要因であるかのような趣旨で読売はこのような見出しを出してしまった。

一応、今回分と過去2回分の選挙結果を眺めてみよう。

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2014 投票率 50.15%

三日月大造 253728
小やり隆史 240652
坪田いくお  53280

2010 投票率 61.56%

嘉田由起子 419921
上野賢一郎 208707
丸岡ひであき 36126

2006 投票率 44.94%(小泉政権時代)

嘉田由起子 217842
国松善次  185344
辻義則    70110

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この数字を眺めると、私は、自民党分析どおりでいいと思う。

敢えて言うなら、候補者の知名度の差でこうなっただけであり、自民党は候補者選びを間違えた。民主党が地元でそれなりの知名度ある候補者を出したのであるから自民党もそうすべきだった。

しかし、読売は、以下の文章を根拠に自公候補敗北の最大要因だったとして見出しを付けた。

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 ただ、告示日前後には、石原環境相の失言問題、都議会、衆院総務委員会での自民党議員によるセクハラヤジ問題で、野党に政府・与党批判の材料を与え、逆風にさらされた。また、告示後の7月1日、集団的自衛権行使の限定容認に関する新たな政府見解が閣議決定されたことを受け、読売新聞社など報道各社の世論調査で内閣支持率が低下した。

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この箇所の中で、定量的分析と言えそうなのは、内閣支持率くらいである。それ以外については、記者の主観である。私は、マスコミが騒いでいるだけで、それほどの逆風だと思っていない。

マスコミが「失言・ヤジ問題」で大騒ぎした結果として、滋賀県知事選挙で自公候補に逆風が吹き、滋賀県の有権者がこぞって民主党候補に投票したと言わんばかりの原稿なのである。

しかし、選挙結果は知事選としては僅差の敗北である。

もちろん、「失言・ヤジ問題」は、通常は、マスコミが大騒ぎして報道するほどの価値ある事案ではない。
大騒ぎしたかったのは、マスコミ内の(在日朝鮮人帰化)反日記者たちだけだったと言いたいのである。

私の判断がおかしいというなら、これらの(逆風だとする)事象がなかったら、何ポイントあるいはどれだけの票が自公候補に上乗せとなるか、滋賀県での世論調査結果の数字を示すべきだった。

過去の選挙結果分析がないのが問題なのだ。
文章全体を読んでも、なぜ、「失言・ヤジ」だけが突出した要因となるのか、説得性ある根拠が乏しいのである。

一言で言うと、「無理筋で出した見出し」という印象が強いということだ。

つまり、
「知名度なき自公候補が民主候補に敗北」くらいの見出しでいいところを、
この記者は、安倍政権打倒の意図があるため、
無理筋で「失言・ヤジ」問題で自民党候補が落選したと決めつけ、
統一地方選が予定されているため
全国の読者を誘導ししようとする意図で出稿したのではないかという疑いが捨てきれないのだ。

さらに、極論するとこうなる。

滋賀県知事選挙のタイミングに焦点を絞って
愚民を誘導する目的で
大騒ぎする必要がない議員ネタでマスコミが大騒ぎし
必ずしも自民党が悪くなくても自民党議員が悪いという趣旨にてマスコミの自作自演的報道を繰り返し
滋賀県知事選挙で自公候補が敗北したのを見届け
やはり、自分たちが大騒ぎした「失言、ヤジ問題」で落選しと理由づけすべく
ダメ押しの目的で
選挙結果報道した可能性がある
ということなのだ。

私は、最近の読売記事は以前よりはマシになったと思っていたが、こんな程度の記事を書いて是としているのであれば、新聞記者が書いた文章が如何に意図的で自作自演的要素が多分にある駄文であるか、もっと知らしめるべきではないかと思う。

特に、大学入試等で小論文が科される大学を受験される方におかれては、記者による、社説、コラム、論説記事などの駄文をよくよく研究されることを推奨したい。

読売は、この種の記事は少ない方だが、朝日、毎日、中日、信濃毎日、北海道、共同などについては、国を売る意図によって書かれた、怪しげな原稿だらけであることに気づくはずだ。

この記事へのコメント

Suica割
2014年07月14日 21:41
思い込みによる駄文という意見に同意です。
そんなにヤジや失言が一因というなら、統計学的に怪しいが、投票所で抜き取り調査などをして、それにより、失言やヤジに反発、あるいは、それを加味して対立候補に投票した人数を概算で割り出すくらいの事をすべきです。
怪しげな調査すらしない記事は、それらしい事を書いた駄文そのものです。
社会学のレポートだったら、やり直しです。
まだ、出来の悪い学生の方がミスリード出来るデータを使って、信憑性がありそうな記事が書けます。
ポエムで人を騙し、金までむしり取るのはやめてもらいたい。
ポエムが記事になるようでは、新聞の凋落も仕方ない事です。
Shirasu J
2014年07月15日 04:32
Suica割様
非常によく練られた文章と思い読まさせていただきました。「社会学のレポートだったらやり直し」については、社会学の講義を受けたことがあり、確かにそうだなと当時のことを思い出しました。
やす
2014年07月15日 12:33
支持率が下がったのは
4月の消費税アップで景気悪化の兆しが見えているからだ。
マスメディアってほんとテイノーな記事しか書かないね。
Shirasu J
2014年07月15日 17:59
海江田のままで統一地方選挙、次の国政選挙を戦ってもらうために、計画的に敗北したような情報が出回り始めました。あり得そうなシナリオです。
ttp://www.news-us.jp/article/401812573.html

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