都知事選結果分析 安倍ブランドが舛添スキャンダルを封印した?

都知事選挙、田母神閣下得票は、60万票レベルに留まった。

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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014021000022
当2,112,979 舛添 要一   無新
   982,594 宇都宮健児   無新
   956,063 細川 護熙   無新
   610,865 田母神俊雄   無新
    88,936 家入 一真   無新
    64,774 ドクター・中松 無新
    15,070 マック赤坂   諸新
    12,684 鈴木 達夫   無新
     4,352 中川 智晴   無新
     3,911 五十嵐政一   無新
     3,727 ひめじけんじ  無新
     3,575 内藤 久遠   無新
     3,398 金子  博   無新
     2,968 松山 親憲   無新
     1,904 根上  隆   無新
     1,297 酒向 英一   無新
               =確定得票=
(2014/02/10-01:53)

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空前絶後のスキャンダルネタを提供してくれた舛添が圧倒的大差で勝利したが、これは舛添の努力の結果ではない。
普通なら、立候補取りやめになるレベルの候補者が、安倍首相への高い期待と連立相手の公明党に救われ、勝利を得たに過ぎない。

一言で言うと、安倍ブランドを評価する有権者が舛添に投票し、舛添スキャンダルを不問とした結果となったということなのである。

私は、安倍ブランドに傷が付かないことを祈るのみである!

一方、田母神閣下の闘いぶりはどうだったかと言うと、確かにボランテイアは空前絶後のレベルで活躍した。

実際参加された方の話によれば、全国各地の有志が馳せ参じたのだそうだ。

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http://blog.livedoor.jp/soemon/archives/54738210.html

評価すべき点はきちんと評価しなくてはいけない。
にわか仕立ての「パルチザン」のような、選挙ボランティア主体の選挙”組織”で、ここまで戦えたということは、驚嘆した。
これは賞賛に値する。
膨大な数の選挙ポスター掲示板、全部にポスターを、わずか一日で貼り終えることが出来たというのは、自分は当初は予想出来なかった。
さらに、法定ビラのポスティングについても、「いったい誰が配るのだ」と思っていたが、全国から参集した選挙ボランティアが、試行錯誤を繰り返しながら、必死になって配りまくったのである。
かく申す自分もその一員であったが・・・・
これは、新たな「選挙マシーン」の誕生を意味する。

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各ボランテイアは、やるべきことはやった。従って、あと一息というレベルでの敗因ではまったくない。
選対事務所の運営の拙さ?はあるかもしれないが、あれだけのボランテイア
が気持ち良く?活動できた組織であることは確かであろう。

そう考えると
基本的には、「選挙戦略マターの次元の問題」のみ残されている。

では、戦略マターとしての敗因をどこに求めるか?

私は、4つあると思う。

①安倍自民党ほどのブランドと組織力がないこと
②平沼閣下が「日本会議」議員代表を務めているのに、自民党支持が舛添となったという理由で、平沼閣下1人を闘いに向かわせた「日本会議」の不実の問題
③政治家弁士の主力が関西方面だったこと
④田母神閣下がそもそも政治家になるつもりがないと表明して講演会活動してきたため、立候補表明が大多数の有権者にとって唐突だったこと

①は仕方がない。そもそも政治活動組織としての政党がなかったのだから、今回は不問にすべき問題である。選挙マシーンとしての政党組織がないのだから、今後も出馬するなら田母神新党をつくるしかあるまい。そして、組織を磨くことで、安倍ブランドと拮抗することだ。

②「日本会議」は、議員代表の立場にある、平沼閣下を今回の選挙戦でたった1人で向かわせたことを、私は問題にしたい。「日本会議」が平沼閣下を見捨てたも同然だと言いたいのである。
さて、平沼閣下が昨年末、口にした、河野談話見直しの署名活動については、当初「日本会議」主催の「建国記念イベント」に併せての署名活動を進める意図ではないかと私は認識していたが、最近になって、日本維新の会の杉田議員が署名活動を行うと発言しているため、(「日本会議」として安倍政権への打撃となるとみなしたのであろうか)、「日本会議」が取り組むことを避けた可能性があることを指摘したい。
つまり、平沼閣下主導で進めようとした、署名活動は、(「日本会議」の裏切りにより手段を失い?)、杉田議員に押しつけられた可能性を指摘したいのである。
もしそうだとすれば、「日本会議」は2度、平沼閣下を裏切ったことになる。もともと、「自民党のための選挙マシーン」と揶揄されてきた団体だけのことはある。
明日2月11日は日本会議主催の建国記念イベントが各地で開催される。そのイベントでは、恒例となった支部役員紹介が長々と行われる。ここで紹介される方々は、例によって、その華麗なその肩書きをひな壇にて見せびらかしつつ、都知事選という有事?に、東京都区内の支部組織は、自民党に気兼ねして、知らんぷりを決め込みんだのだろう。
それだけではない。この数年間、全国各地の有志が、民主党政権下でデモ、街頭活動を続けてきた最中、このひな壇にて紹介されていらっしゃった方々は、こうしたデモへの参加はもちろん、街頭活動からもひたすら逃避し、一般会員そっちのけで仲間内だけの支部会議を全国各地で続けてきたのであろう。
その証拠に、支部役員選解任を含む支部総会ならびに、一般会員向けの支部会合は、いったいどれだけの頻度で行われているのであろうか。
また、その支部会議のネタは、たとえば、新聞記事読み比べのようなことをやり、特定の新聞がどれだけ偏向しているのか、素晴らしい知見に基づき分析はするものの、その新聞社に対し、支部長名などでの抗議は決して行わない。が、その会合の場にて認識が共有化された事については、外部の人に対し、その情報を触れ回ることで、自分たちは(啓蒙)活動したと勘違いされている形跡があるのだ。
また、田舎に行けば行くほど、偏向新聞社に抗議活動しそうな団体は「日本会議」以外に見当たらないにもかかわらず、支部長名で抗議文書を提出することはほとんどないようである。
「行動が伴わない」肩書きは、アクセサリーに過ぎないことをどうして理解できないのであろうか?左翼活動が、あらゆる方面で組織化されているにもかかわらず、対抗するために組織化することを念頭に入れ、役員自ら活動の先頭に立たないことが、どれだけ左翼を勢いづかせてきたのか、どうして理解できないのであろうか?
いずれにせよ、田母神選挙に参加された全国各地の有志が、これらアクセサリー化した支部役員を今回の都知事選挙結果を受けて突き上げ、こき下ろすのは時間の問題であり、日本会議会員が田母神閣下不支援とした本部の責任を問う意味で、かなりの会員が離脱することは避けられないだろう。

保守派にも「ナショナルセンター」は必要
http://blog.livedoor.jp/soemon/archives/54737044.html

③については、本来なら関東地区の国会議員中心で固めるべきだったが、実際、全国大で知名度ある議員が関東方面にあまりいないのだから仕方あるまい。
ただ、平沼、西村、三宅といった関西方面の国会議員が演説した意味は、政治的にはもう一つある。彼らが、日本維新の会から離脱した際の関東方面の同志として田母神閣下を組み込むことを起爆剤として、より強力な保守新党結成を目論んでいるのだ。
そう考えると、田母神新党は、日本維新の会が分裂した際の「旧たちあがれ日本」議員の受け皿として機能するという、願ってもない組織のはずなのだ。

④については、田母神閣下自身が、全国各地での講演活動、執筆活動に際して、「当面、自分は選挙に出ることはないだろう」と口癖のように語ってきた。これは、マスコミからの謂われのない批判を回避するための煙幕のようなものとして機能したため、退官騒動以降のマスコミ批判を遮断することには繋がったが、初回立候補の際には、マイナスに機能した面はある。がこれを責めることは今回はすべきではない。
むしろ、石原慎太郎閣下が、「自分の正統な後継者として田母神俊雄を指名した」と言うべきだったかもしれない。ただ、言わずとも石原慎太郎閣下が連日、弁士されてきた姿に、多くの人は、石原慎太郎閣下の思いを感じ取ったに違いないと思う。


要は、選挙戦略的には、安倍ブランドに匹敵する政党組織を得て、選挙活動すべきだったが……………

種々の事情でそれがままならず
さりとて、田母神閣下以外の真正保守の候補者も見当たらず
稀代の政界シナリオライター
石原慎太郎閣下としては悩みに悩んだ末に、

田母神閣下を自らの後継者として指名する前提で、都知事選立候補を頼み込み?、田母神閣下はかく快諾し?

かく闘い、初戦は、安倍ブランドに敗れたということなのである。

従って、がっかりすることは何もないのである。
田母神閣下がサバサバした顔で記者会見に臨んでいるのは、敗因が戦略マターであること、10年後は自分の時代が来るという自信がある(詳細後日解説)からなのだ。

今回の敗北の主因である、戦略的な問題は、新党結成で解決するのである。

田母神さん、「保守政党作る」
http://blog.livedoor.jp/misopan_news/archives/51944665.html

なお、
田母神閣下を担ぎ上げた、石原慎太郎閣下は、次の一手を準備しているはずである。

補足
田母神新党の必要性については、後日出稿予定。

この記事へのコメント

nagomi
2014年02月10日 11:43
今回の結果において明らかなことは…敗者と健闘した者はいても勝者はいなかった…これが感想です。

敗者…
①細川;実態は小泉票が最低2/3。実態は推定30万?原 発0争点の敗北。後出しじゃんけんの失敗。
②舛添;安倍支持者および創価支援による当選。実態は 1/2以下。80万?あるいは出馬資格なし。
健闘…
①宇都宮;猪瀬圧勝、投票率62%の前回とほぼ同数の獲
 得。全体の投票率に関係なく支援団体、左翼支持層と 共産党による固定票が堅固。但し、上積み要素無し。
②田母神;自民保守支援があれば100万前後の上積み でwスコアの圧勝もあり得た?次世代を担う若手層、 ネット層で大健闘。ボランティアの健闘。

安倍政権にとって靖国、慰安婦、憲法改正問題推進の方針を無難かつ緩やかに舵を取ろうとした結果だったのではないでしょうか。目先に消費増税があり田母神氏は現時点でリスクと考え、旧太陽系維新を防波堤にしたと考えられます。

但し、田母神新党の実現が決定的となり中央政界に大きなインパクトを与える契機となる予感がします。
Shirasu J
2014年02月10日 12:31
nagomiさん
名文です。良い切り口です!このような記事を書く記者、日本にいません。
「博士の独り言」というブログをふと思い出しました。
ただ、拙ブログは、今回の史上最強の田母神ボランテイアの視点で、同志を鼓舞する目的での記事を優先して書かざるをえません。
触発されましたので、「都知事選挙の敗者と勝者」というテーマで書いてみようと思います。
ありがとうございました。

nagomi
2014年02月10日 13:00
shirasuさん。
ある時点から、内容を田母神都知事戦にシフトし特にポスティング等ボランティア活動を時々刻々と分析して頂きました。
また、他陣営の情報源も私なりにネットを日々把握に努めましたが、これらを詳細に整理するとなるとかなりの忍耐力と分析力が必要であり、まさに田母神選対の広報担当さながらの貢献を果たして頂いたと敬意を表します。

幸い、次代を担う若者が「新保守」という潮流を作りつつあり、田母神都知事戦が明日に繋がる明るい兆しを開いた意義に注目しています。若者層の組織化を緊急に推進し、やがて彼らの中から後継者が育って来るのではないでしょうか。

この闘いを未来に生かすためにも、田母神氏に提言したいと思いました。
Shirasu J
2014年02月10日 17:12
<かなりの忍耐力と分析力が必要であり
気がついていただけましたか。
さすがに1カ月もテーマを固定すると、胃が痛くなりそうになるのです。
あと2つ、田母神閣下ネタ準備してます。
それで、一旦、小休止となります。
とりあえず、感謝します。
さくらん
2014年02月10日 18:10
保守がこんなに組織的に活動できたのは、きっと初めてでしょう。本当に素晴らしい活躍でした。

戦略の見直しや反省などは必要ですが、それを終わってから公の場で選対の責任にするやり方は反対です。内部だけでやって欲しいです。

私は一番の原因は、知名度のなさだと思います。舛添の方が各地回っていましたしね。
もっともっと名前や存在を浸透させる必要があります。
選挙が終わっても活動は進めるべきです。
Shirasu J
2014年02月10日 19:24
拙ブログは、田母神閣下は、石原慎太郎閣下に請われ出馬したとの見方であり、急ごしらえのため、戦略的なことは後回しとせざるを得なく、戦術面だけで闘ったため、安部ブランドを凌駕するまでには至らなかったという認識です。
よって、戦略面を補強するために、田母神新党を準備すべきとの結論です。
なお、拙ブログは、選対外部の人間であり、選対中枢に提言する趣旨で書いております。
日本会議については、平沼閣下に対し非協力だった点において批判されても仕方ないでしょう。選対広報機能については、改善の余地はあることに気づいていますが、ここでは書きません。直接提言を送付しますのでご安心ください。
coffee
2014年02月10日 22:02
舛添が政党助成金(税金)を借金返済に使った(私的流用)問題は、きちんと追及しなければならない。
あれは真っ黒だ。
Shirasu J
2014年02月11日 05:34
まずはそれですね。
舛添はもう逃げられません。
tomatomato
2014年02月12日 18:44
真っ黒舛添が安倍人気と組織票で逃げ切りましたね。

反原発派はプロ市民が付いてますから、早速今夜都庁前で抗議活動してます。
共産党都議が都議会で追及してくれることを期待しつつ、都民は都庁に抗議メール送りましょう。
数千にもなれば舛添もピリピリして来ると思います。
既に反原発派が大量に送ってる様ですが(笑)

東京都ホームページ【都民の声総合窓口】
Shirasu J
2014年02月13日 12:02
実は、保守の立場でこのシナリオに素直に乗っていいものか、判断しかねております。
宇都宮の繰り上げ当選の可能性を狙っているなら、阻止すべきでしょう。

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