対中共外交で先手番を握るための方法 「批判するなら提言と行動を!」

本原稿は昨日の原稿の続きであり、本原稿がこのテーマの最終稿となる。
私としては、本テーマは、櫻井よしこ氏はじめ、保守陣営の言論人に「安倍外交にモノ申す」の位置づけで書いて欲しかったが、産経にいつまでたってもこのテーマで寄稿される形跡がないようなので、自分で考え書くことにした。
言論人が書かないのであるから、ブロガーが先導して書くべきだろう。



4.批判するなら提言と行動を!

安倍晋三は、第一次安倍内閣の時は、たった一人丸腰でマスコミの総攻撃に遭い、体調不良から退陣を余儀なくされた。

当時の保守陣営は、退陣した安倍晋三に対して冷たかったと記憶している。それが、当時のマスコミの反自民報道の導火線になった可能性もある。
かくいう私は、当時は、保守市民ではない。無党派のノンポリに過ぎなかったが、病状の事を新聞記事にて知り、同情し、すべき協力をしなかった自分を深く反省した。
首相辞任した安倍晋三を庇った人が保守の中で、当時どれだけいたのであろうか?
大半が、自分だけ安全なところに真っ先に居場所を確保して、左翼や反日マスコミと一緒になって批判し、安倍晋三ただ一人を敵の晒し者にしたはずだ。

そして、再び同じようなことが起きようとしている。
それは、保守と名乗りながら、すべき協力をせず、第二次安倍政権の安倍晋三にたった一人丸腰で闘え、常に正論を通せと主張することだ。

私にはできない。
少なくとも、民主党政権を嫌悪しているのであれば、安倍政権に対し、まず、すべき協力を惜しむべきではない。

そして、再登板した安倍晋三は、すでに覚悟を決めている。
彼は、「たった一人でもやり抜く覚悟で、本当に死ぬつもりでやっているかもしれない」ことを、以前とは違う安倍晋三の言葉のニュアンスから(特に、創生「日本」発足時)私は感じとっている。

また、最近、こんなニュースがあった。行間をしっかり読んでほしい。

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http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/news/20130217-OYT1T00419.htm?from=ylist

首相、参院選勝たねば「死んでも死にきれない」

 安倍首相「この夏の参院選に勝利を収めなければ、私どもが目指すべき日本を構築していくための基本的な政策に進んでいくことはできない。参院選で、(自分は)6年前に大敗した時の責任者だ。何としても勝利を収めなければ、死んでも死にきれない」(東京都内での自民党会合で)

(2013年2月17日15時50分 読売新聞)

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これは、明らかに、死ぬ覚悟ができた人の発言であろうと私は分析している。
死ぬ覚悟をして、再び総裁となり首相となったのであるから「死んでも死にきれない」と発言していると私は受けとめている。

だから、私は、安倍晋三が総裁選出馬した以降、「駄目なら死ぬ覚悟かもしれない?」安倍晋三を放っておけないので、たちあがれ日本支援に加え、安倍晋三応援ブログに趣旨を変え、衆議院選挙の選挙戦略、選挙後は政治戦略の提言を行っている。

安倍晋三をたった一人で闘わせないためである。

従って、対中共向けの安倍外交に不満ある方は、

①現在の日本が持ち得る、有効な外交カードが何であるか
②どういうシナリオなら、今この時点で中共が耳を傾けるのか
③どういう条件なら、日本の保守層が納得し、かつ中共が安倍外交に従うのか
④外交方針策定、実行段階で味方の官僚の対応力は問題ないのか
⑤情報漏洩が日常化していると噂される外務省をどう扱えばよいのか
⑥今、安倍カラーを封印せざるを得ない原因はどこにあるのか

それを、安倍晋三の立場になって一緒に考えていただきたいと思っている。

一方、平和憲法が存在し、核兵器がないという理由で、今の日本政府に外交戦略など構築できるはずはないとお考えの方がいるかもしれないが、それは違うと申し上げたい。

実は、弱い立場ほど、戦略が必要になるのだ。追い詰められれば追い詰められるほど、起死回生の戦略が必要となるからだ。

孫子の兵法もじっくり読んでほしい。
三笠書房にて安い文庫本が販売されているので、それで十分だと思う。孫子の兵法には、如何に軍事力を行使せずに、相手国を打倒するかに関するウンチクがたくさん書いてある。わかりやすい解説書もたくさんある。
2000年前の本だが、今でも中共相手に実戦で通用する。
ちなみに、中共は今もこの兵法書のセオリーを外交戦で活用している。
最近、中共が村山富市、加藤紘一、鳩山由紀夫を招請したのがそれだ。中共は、離間の計、反間の計を我が国に対し仕掛けたのである。

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離間計
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%A2%E9%96%93%E8%A8%88

反間計
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%8D%E9%96%93%E8%A8%88

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中共が兵法書のセオリーを活用しているのであるから、少なくとも、中共が汚いと、感情丸出しで憤激する暇があったら、どうやれば中共を外交的に罠に嵌められるか、どういう手順なら中共相手に神経戦で勝利できるか、孫子の兵法書に従い、冷静に検討し提言するのが先であろう。

また、孫子の兵法書をしっかり読んでいれば、日中友好などという、怪しげな「美辞麗句」に酔いしれるのは、売国奴か愚か者に過ぎないことがわかる。

そして、死ぬ覚悟ができている政治家に対して、すべき協力をせず、批判を続ける保守支持者がいるとすれば、離間工作員であると疑われて仕方あるまい。
それゆえ、私は、保守支持者に対し、離間工作員と疑われないための予防策として、「(あなたは)すべき協力をしていたのか」と指摘し続けているのである。

実は、この考え方はビジネス社会での評価に当てはまる。

・いつも他人を批判ばかりしている人は、問題解決能力がそもそもなく、上司も周囲も批判された相手も三流以下の不満分子という評価を下す。批判は、最初は聞いてくれるが、そのうちに、「また始まった程度」の扱いに代わり、そのうちに誰も聞かなくなる。

・直接的な批判を封印し、「ここを具体的にこうすればもっと良かったという指摘」ならば、相手は受け入れる可能性が高いし、周囲もなるほどということになって、その人の評価があがるし、最終的にその人の「影響力」が増す。ビジネス社会で出世しやすいのはこういうタイプなのである。

保守支持層に対し「批判ではなく提言を」と書いている意味は、まさにここにある!

政治活動の世界もビジネス社会と変わりないのである。
この世界で、自分の存在価値を高め、政治的影響力を増したいなら、そうすべきなのだ。

もちろん、拙ブログは、安倍晋三をたった一人で闘わせないために、これからも提言するスタンスを続けるつもりであるし、提言・陳情活動のための素材を提供し続ける所存である。

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  • 中共サイトでウィルス感染!?

    Excerpt: お越し頂いている皆様には申し訳ないのですが、ノートPCの調子が良くない事もあってエントリー更新が捗りません。作業中に突然シャットダウンしたり、画面がブラックになったりで・・・ おまけにスパムとしか思え.. Weblog: 賭人がゆく racked: 2013-02-20 22:58