自民党ネットサポーターズ設立による意外な効果、それは………。

今回の選挙戦を通じて、自民党関係者の方と、いろいろとお話をさせていただく機会があり、自民党は、全体として見ると、マスコミが報道するほど問題ある組織ではないことがわかってきた。

が、しかし、このまま放置すれば、党改革が不十分なままで終わり、組織型選挙をとる民主党との闘いが有利に進まないことが懸念されることもあり、自民党ネットサポーターズクラブの一員として自民党本部に要望を伝え、また、自民党ネットサポーターズクラブの会員の中でまだ自民党の内部事情を知らないかもしれない方のために書いていることを告白する。

さて、
自民党ネットサポーターズは、ボランテイアが運営する自民党公認の組織として設立された。
この組織は一見、何の権限も有しない組織に見えるが、自民党をよく知る良識派にとっては、意外な効果を生む可能性があるのだ。それは、この組織の運営が、他の党機関の運営の直接の支配を受けない、言い換えると、派閥の領袖や長老政治家の影響を受けないことなのである。

私は、ここ1年近く、自民党内部で何が起きているのか観察してきた。

日本のために、地域のために一生懸命活動する議員も確かにいるのだが、そうでない方もおり、個別の問題については依然手がつけられておらず、また、谷垣総裁がいくら党改革の実行を口にしたとしてもマスコミを含め自民党の体質は変わらないと喧伝される原因になっていると考えられるからだ。

確かに、表面上は一致団結して闘っているようには見えた。しかし、まだ完全なる一致団結ではないのだ。

以下に、具体例を列挙させていただく。


(確認された事象1)
・今回の参議院で、応援演説のために、全国行脚された人気議員がいた一方、私の選挙区では、非改選の参議院議員や、前回の衆議院選挙の落選議員の大半は、何もせず傍観しているようにしか見えなかった。
支部単位での活動の協力はしていると認識はしているが、その地区での候補者街宣に際し、街頭で支持を訴えたり、候補者の街宣車に乗り込んでの演説は少なかった。
谷垣総裁の街頭演説の際に、各支部長クラスは演説しなくても街宣車の横で直立不動で立っているのかと思ったら、ある支部長は、一般聴衆の中に紛れ込みどうでもいい場所で聞いていただけだった。こんな支部長がいたことに私は、正直がっかりした。
谷垣総裁が演説している間くらいは、その地区の全支部長が、順番に整列して直立不動の陣形で街宣車の正面に立つことを私は求めたい。(少なくとも小泉首相の郵政選挙の時はそのように見えたので、今回はそうではなかったということを書かせていただく。)


(確認された事象2)
・今回の参議院選挙では、自民党は、かなりの看板を支持者の土地に設置した。しかし、これは、支部長クラス(国会議員)から末端の地方議員に対する命令により実行されたように私には見えた。それを裏付けるような産経記事の報道もあった。私には、地域単位での自民党の実情は、国会議員は王様、都道府県議員は貴族、市町村議会議員は兵隊、新人の市町村議会候補者は奴隷となっているのではないかと思えてならなかった。
国会議員1人生むのに、都道府県議会議員2人、市町村議会議員数人の確保が最低必要条件だとすれば、こういうピラミッド構造が必要なのは理解するが、これら国会議員が看板の設置場所の確保と設置を地方議員に命令するのであれば、地方議会議員の選挙に際して、兵隊である議員や候補者に対する支援が保障され、誠実に実行されていることを求めたい。


(確認された事象3)
・個人商店型組織の混成部隊で選挙戦を闘い続ける方針に問題はないのか?
民主党は、歴史的に中央集権型選挙を闘ってきたのに対し、自民党は分散した個人商店型組織の混成部隊で選挙を闘ってきた。一見、谷垣総裁が党をまとめ挙党一致の選挙体制を敷いているように見えるが、実態は個人商店型に変わりはない。そして、自民党県連で参謀クラスだった方でも個人商店型選挙を肯定していることを私は確認した。
私は、個人商店型選挙では組織型選挙の民主党との闘いでは不利であると再三、拙ブログにて力説してきたのであるが、この状況は今も続いている。
そうは言っても、私の選挙区では、今回の参議院選挙公示直前に、2ショット型のポスターが消滅し、全国統一ポスター?に一斉に切り替えられた。マニフェストも全国共通のものと都道府県単位のものが用意された。ポスターのデザインは好評ではなかったようだが、私としては、ポスターやパンフレットは、個人商店型選挙をやめるという谷垣総裁による意思表示であり、党改革の実績として評価していいと思う。


(確認された事象4)
・候補者間のエコヒイキはなかったと言えるのか?
一つの例をあげさせていただく。落選した三橋貴明氏と当選した三原じゅん子氏のことである。
三橋貴明氏については、公示前から全国各地に支部をつくり全国行脚していた。私も実際に演説を聞き、演説の内容が良かったが、その演説会には自民党支部の支援がほとんどなかったことを確認している。一方、三原じゅん子氏の場合は、政策は限定的だったが、歩きながらの街宣と握手作戦で当選を果たしたそうである。15万人の有権者と握手したことは凄いと評価するが、その街宣には、自民党支部の支援があった。
三橋氏が、投票に行かなかった有権者からの票をもらおうとして努力しているのに自民党が傍観していたことを指摘したいのである。自民党らしさを前面に出せば出すほど、投票に行かなかった有権者の票の発掘は困難なのかもしれないが、エコヒイキがあったとしたら問題である。


(確認された事象5)
・依然残る、内部抗争の傷跡
政治の世界だから、自民党内部において内部抗争が起こるのは避けられない。しかし問題はその傷跡が残ることである。
具体的に言うと、それは潰しあいである。潰しあいをやれば、その地区の有権者は他党支持者になる。そして、その地域では自民党は選挙で勝てなくなる。
私は、自民党ネットサポーターズクラブの皆さんに、自分がポステイングした地域の自民票、民主票の内訳と、地区別の県議会議員数と市町村議会議員数の数を調べてみることをお薦めする。
もし、他の地区との比較して、自民票と民主票のアンバランス、地方議会議員数のアンバランスがあった場合、その原因が何であるのか、その地区の議員(複数)によく聞いて確かめてほしいのだ。
もし、それが、内部抗争によるものであった場合、それをや今すぐめさけなければならないと私は考えている。
私は、つい最近、ある地区において、もとからあったはずの後援会組織が抗争により消滅し、自民票が失われた可能性があることを今回の選挙で確認した。今後、詳細確認でき次第、自民党ネットサポーターズの一人として、この問題の解決と是正を自民党本部に要望するつもりである。


(確認された事象6)
・街頭演説会における自民党総裁、地域の有力議員、候補者の演説内容の事前調整の必要性
小泉首相時代から私は、選挙期間中の自民党総裁と候補者の街頭演説会を聞いていた。そして、その中に共通する問題があったことを発見していた。
それは、自民党総裁、地域の有力議員が、立候補者が話すべき内容まで前座で演説してしまうので、演説内容の重複が見られることであった。
わざわざ演説を聞きにくる聴衆は、馬鹿ではない。最低3回、同じことを聞かされるのは苦痛でしかない。おまけに、新人候補者の多くが、場慣れしておらず、度胸のない候補者は話す話題がなくなり、オドオドしながら話している場面を何度かみてきた、これは、選挙戦として明らかにマイナスである。私にはそのことが手に取るようにわかるのだ。主役は首相でも総裁でもなく、候補者なのだ。
だから、自民党総裁は、すべてを話そうとせず、場を盛り上げることに注力すべきと思う。そして地方の有力議員は、分担上は、候補者のヨイショ演説と対立政党批判の内容で話していただければ、主役の候補者が、多少未熟ながらも政治家を目指す動機、訴えたい政策や実現したいことが話しやすくなるのではないかと思う。


(確認された事象7)
・どの地区にも不出来な党職員が存在する
街頭演説会などに顔を出すと、議員以外に党職員も動員されていることに気がつく。
そして、地方議会議員と党職員が協力して一つ一つのイベントが運営されていることを発見した。
たとえば、ビラ配りであるが、今回の選挙で、一生懸命にビラ配りをされている方は党職員かと思っていたが、実際は兵隊扱いされている市町村議会議員だった。党職員は何をしているかといえば、お決まりの写真撮影か、人のこないところでのビラ配りであった。私には、これらの党職員は、企業の間接部門スタッフにしか見えなかった。その一方で、急遽雇われた?ウグイス嬢は、感心するくらい親しげに市民に近づき、何とか受け取らせようとビラ配りしていたのである。
これは、ほんの一例であるが、ビジネス経験ある方なら、ちょっと観察すればすぐにわかることである。


私が確認した事象は、以上7件である。どれも改善いただきたいことである。

私の認識違いと言われる点があるかもしれないが、私は、いつどこで誰が何をどうしたのかの次元で書こうと思えば書けるが、それは問題がありすぎるので抽象的にボカして書いていることをご理解いただきたい。


自民党ネットサポーターズクラブは、見返りを一切求めない自民党公認の党組織である。
そして、メンバーが増えれば増えるだけ、この組織は、今後自民党の屋台骨を担う可能性は十分にあり、たぶん、そうなるだろうと私は予測している。

だからこそ、
自民党ネットサポーターズは、草の根の一人として活動する一方、自民党内部で起きている問題に目を光らせ、間違っていることについては、見返りを求めない立場で協力した立場を最大限利用し、自民党本部、各議員、各組織に対し、正々堂々と改善すべき課題があることを伝え、その問題の解決を通じて自民党の内部改革を促すことが、ネットサポーターズのもう一つの重要な役割であるということをご認識いただきたいのである。

自民党ネットサポーターズの方の一人一人の意見が、自民党組織を風通しのいい組織に変えていく原動力になるかもしれないでのである。


最後に、
自民党ネットサポーターズ設立に係わった中堅議員の中で、もし、そのことまでわかっておられて自民党ネットサポーターズの組織化を考えていた方がおられたとしたら、私はその議員の読みの鋭さに素直に脱帽する次第である。


補足
自民党ネットサポーターズクラブにおいて、選挙運動に関して、良かった点、改善点などがないか募集中であので、私は、この原稿により、自民党本部に意見具申させていただくつもりである。

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