美しい国への旅立ち

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zoom RSS 今、どういう皇室観が求められるのか

<<   作成日時 : 2016/02/01 19:21   >>

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馬淵睦夫が書いた、『日本「国体」の真実 政治・経済・信仰から読み解く』という本に出会った。
この本は、21世紀の國體論について書かれた本である。

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http://www.business-sha.co.jp/2015/03/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%80%8C%E5%9B%BD%E4%BD%93%E3%80%8D%E3%81%AE%E7%9C%9F%E5%AE%9F/

政治・経済・信仰から読み解く
日本「国体」の真実
[著] 馬渕睦夫
目次

第1部 政治における「国体」
 1 「君民共治」の政治
 2 神から生まれた「祭祀共同体」
 3 「和」の民主主義
 4 「平和主義」の伝統
第2部 経済における「国体」
 1 「稲作」の精神
 2 「結び」の力
 3 罰としての「労働」
 4 「和」という経営方針
5 「グローバリズム」との共存
第3部 信仰における「国体」
 1 「古事記」の世界
 2 「黄泉の国」神話の教訓
 3 「先祖供養」の真髄
 4 「造り変える力」の本質
 5 「禊祓い」の威力
 6 「一神教」の威力

内容紹介

戦後70年――反日包囲網、グローバリズム、「イスラム国」の危機を克服する21世紀の国家論。

グローバリズムにより、各国独自の文化が破壊される一方、「イスラム過激派」による民族対立でナショナリズムが噴出する国際情勢。だが国際社会共存のヒントは天皇と国民が一体である「和」と、西洋の階級闘争史観ではなく分相応を説く「役割分担史観」、一神教をも創りかえる力を持つ「多神教」という日本の国体にこそあった。

国際社会における特異な日本の国体を政治、経済、信仰の観点から元大使がわかりやすく解説する新・国体の本義。

―――――――――――――――――

拙ブログは、

皇室問題 本質的な問題は何なのか?
http://nihonnococoro.at.webry.info/201512/article_12.html

にて、「今日的視点からの國體の再定義」の必要性を提起した。

『日本「国体」の真実 政治・経済・信仰から読み解く』は、少し読んだだけだが、この本は今日的視点における國體再定義を試みている。

この本の第2章では
「神から生まれた祭祀共同体」
「国生み神話が伝える祭祀共同体」
「我々自身も現人神である」
という衝撃的な見出しが続いている。

この本では、皇室の存在について、明確に言及している訳ではない。

が、これら見出しから、「我々自身が現人神であることを含め祭祀共同体の一員として皇室を認識する」考え方ではないかと私は解している。

私個人は、皇室に係わる問題が多岐に渡り発生していること、それらの問題が確実に表面化しつつあることなどから、自分の立ち位置について、特に、子や孫にどう皇室について説明したらいいのか、悩んでいる。
悩んでいるというのは、文章化に手間取っているという意味である。神道に教典はない。確信を持てる拠り所なきが故に悩むのである。(他方、キリスト教のように教典ならびに神学書があまた存在するが故の問題は認識している。)

無条件絶対主義派であれば、悩むことはないだろうが、親が戦中派で敗戦ショック状態で歴史・文化・伝統に無頓着な核家族世帯、ノンポリで育ってしまったため、これまで無関心に近かった。だが、神道や皇室を否定しようという考えではない。
伝統的な保守派や進歩的な考えの方に自分が追いついていないだけなのかもしれないが、私のような人は意外に多いのではないかと思う。

ここで、保守層の皇室維持派について、私の勝手な見立てとなるが、三つに分類、定義を試みたい。

内訳は、「無条件絶対主義派」、「保存継承派」、「我々自身が現人神であることを含め祭祀共同体の一員として皇室を認識する派」があるように思う。

@無条件絶対主義派

特段定義せずとも無条件絶対主義、この言葉どおりの皇室観をお持ちの方がいるようだ。

「憲法一条の会」なるものが発足したそうだ。

【憲法一条の会 会則】
http://1-jo.info/mokuteki.html

私のような不勉強な人間からすれば、この会の活動は、無条件絶対支持派のように見える。拙ブログにおいても、この会の関係者から種々意見を頂戴したように思っている。
また、この会は、ブログ「BBの覚醒記録」を批判しているようである。
http://blog.goo.ne.jp/inoribito_001

一応、拙ブログは、かく問題提起した。

皇室批判者の存在が問題なのか 皇室関係者が問題なのか
http://nihonnococoro.at.webry.info/201511/article_8.html

拙ブログは、言葉遣いの問題は糺されるべきかもしれないが、公務拒否、犯罪行為、私的な無駄遣い、国家国民に対する裏切りは座視すべきではない、とするスタンスである。
皇室財産が棄損されているとの噂が本当なら、会計検査院が検査し、捜査開始しないのはおかしいと言わざるを得ない。

宮内庁が対応しないなら会計検査院での検査を経て警察捜査とするしかない?
http://nihonnococoro.at.webry.info/201512/article_20.html

公序良俗の視点から、何が重要かは説明するまでもない。
ただ、我々戦後教育世代は、皇室に係わる多くのことを学ばずに、知らずに育ってしまった。戦前の方はそうではない。
一条の会関係者の方々は、きちんと教えられ育ったので、誰よりも問題意識を持たれているのであろう。
対立を煽っているのではない。要らぬ同士打ちを避けようとしているだけだ。

かくいう私は、皇居見学はした。一般参賀には行ったことはない。清掃奉仕については、生きているうちに参加するつもりだが、地方発の旅費の高さ、あれは異常に高い。なんとかならないものかと思っている。神社関係者なら経費で落とせるはずだが、私人はそうはいかない。宮内庁は補助くらい出すべきだ。一方で、清掃奉仕する立場からみれば、公務に不熱心な宮家の存在はあってはならないことだろう。


A保存継承派

日本会議という組織に代表される、皇室観と定義したい。
日本会議には、無条件絶対主義的発想で皇室を護るべきだという方々と、あまりそういう意識がない方に大別されるであろうと私は見ている。
基本的には、神社本庁の考え方に近いと思う。皇室に批判的意見があっても、無条件絶対主義派のように、決して怒ったりはしない特徴がある。
実は、日本会議の神社関係者に、「日本共産党は外国人参政権に賛成している。多くのキリスト教会は、施設内で靖国訴訟支援、捏造慰安婦活動の集会をやっている。どうして神社は、政治的に闘おうとしないのか。外国人参政権反対のビラを置かないのか。」と聞いたことがある。
答えは、こうだった。「日本共産党の議員が、神社にお祓いに来るので、共産党の主張と逆行するようなことはできない」という話だった。神主がそう語った時代があったのだ。さすがに今はそう語る神主はいないと信じたいが、これは左翼系神主の弁だと思って間違いないだろう。

日本会議と言えば、保守の最右翼だと皆さん思われているかもしれないが、左翼系の神主がかように多いことは、知っておくべきだ。
ただ、神社本庁自体は、ビジネス目線で穿った見方をすれば業界団体的存在かもしれない。神社というのは、意外に経営的に安定しているという噂を聞いたことがある。
それゆえ、こういう事情を勘案し、惰性的な意味合いで皇室維持であることを皮肉って「保存継承派」と分類するのである。


B我々自身が現人神であることを含め祭祀共同体の一員として皇室を認識する派

馬淵睦夫が書いた本に、その真髄は書かれている。

意外な事だが、まったく経歴が異なる、鬼塚英昭というノンフィクション作家の場合も似たような皇室観と思われる。

・鬼塚英昭の皇室観
http://nihonshitanbou.blog.fc2.com/#entry32

絶対支持派は、鬼塚英昭の皇室観を否定するだろう。だが、鬼塚英昭が、その著書で指摘する説が一部でも真実だったら、どうするのか?
絶対支持派は、主張の拠り所を失うのである。確かに、史料的証拠はない。だが、状況証拠的に、そうとは言い切れない余地があると書いたら、問題であろうか?

何が該当するのか、ここでは詳述しない。とりあえず、一例を挙げたい。

どう考えても山本五十六に係わる意思決定と言動に不審な点が多すぎる
http://nihonnococoro.at.webry.info/201512/article_2.html

皇室の関与なしに、すんなり意思決定できるとは思えないことが続出していると私は解している。

そこで、「そういうことを考慮し、表面化した場合に備え、保険をかけた」皇室観が必要だろうと言いたいのである。ここに、「我々自身が現人神であることを含め祭祀共同体の一員として皇室を認識する」必要が生まれるのである。

そういう事態が表面化した際、左翼の批判・攻撃に立ち向かい、皇室存続を「冷静に」主張することができるのは、無条件絶対主義派ではなく、「我々自身が現人神であることを含め祭祀共同体の一員として皇室を認識できる(サイレントマジョリテイとしての)保守層」ではないかと、私は予想する。

無条件絶対主義派はそうではないと言うかもしれない。自分たちは頑張ると言うだろう。そういう事態になった場合、皇室に対する不敬、言葉遣いについて歯止めなき状態を予想するだろう。しかし、よくよく考えてみると、こういう結論に辿りつくのではあるまいか。

行き過ぎた皇室批判は、祭祀共同体としての自分の祖先批判に繋がるのである。天に吐いた唾は、結局は自分の顔に落ちてくるのである!

―――――――――――――――――

とりあえず、代表的と考える皇室観について三種類、分類、定義を試みた。


では、私はどう思っているか。

@ほどではない。どちらかと言うとBに近いが、AとBを足して2で割って、國體の核心であろうという趣旨で、自分の言葉で再定義を試みたいと思っている。

そうすることで、子や孫に、國體の意義について、初めて語れることになると考えるからだ。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
どういう皇室観が求められるのか・・・。

昭和天皇は、那須御用邸での宮内記者会見において下記のように述べられました。
「日本の皇室は昔から、国民の信頼によって万世一系を保っていたのであります」
つまり、国民の信頼を失するような皇室になれば、皇統は保てなくなる、と、これは次代(当時の皇太子)への警告、忠告のお言葉でもあったと受け止めます。
現内廷皇族のあり様を拝見いたしますと、はたして国民の信頼厚き皇室としての存在であるや否や。
事実を羅列し客観的に判断すれば、その答えはおのずから出ることでしょう。 
皇室観というのは、時代により変わるものではなく普遍的なものであり、まさしく昭和天皇のお言葉に集約されていると思います。そして「信頼」という言葉の中には皇室が伝統的に維持してきたものに対する国民の信頼、という意味合いが込められているのでは、と考えます。
ナナ
2016/02/02 14:32
久しぶりの投稿ですね。
いただいたコメントそっくり、本稿の最後に掲載すべき内容として、読まさせていただきました。
ありがとうございました。
管理人
2016/02/02 17:07

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