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zoom RSS ホンモノとニセモノ どの程度違うのか

<<   作成日時 : 2016/01/14 07:16   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 56 / トラックバック 0 / コメント 2

件の日韓合意については、保守陣営内は、完全肯定派、拙ブログのような部分肯定部分否定派、完全否定派に分かれてしまったようだ。

分析という行為に着目すると、完全肯定派は、ともすれば、分析が甘くなる傾向がある。安倍首相だがら何とかやってくれるだろうという期待感が詳細分析なしで済ます現象を生んでいる面はある。

完全否定派は、どうか、個別の問題点、ミスを見つけて、全否定する傾向にあるようだ。ここに、あるべき論はない。あるべき論がないのだから、最善手すらイメージできない。政権の決断がやむを得ないものか、ベターな選択なのか、悪手なのかの判別もついていない。なぜなら、分析の視点が個別問題点の発掘であるからだ。

では、部分肯定部分否定派の倉山満はどう考えたか?

―――――――――――――――――

http://www.kurayama.jp/modules/wordpress/index.php?p=1518

私はあえて安倍内閣を応援する。
 理由は一つ。

 よりマシな代わる人がいないから。
 
 政治とは理想を求めるものではなく、よりマシな現実を求めて行うもの。
 だからよりよい代案が無い限り、現状を支持するしかない。
 ただし支持と言っても、盲目的な支持ではなく、批判すべきはする。
 失敗は失敗だとはっきり言う。

―――――――――――――――――

「政治とは理想を求めるものではなく、よりマシな現実を求めて行うもの」という指摘については、賛同する。

日韓合意もそういう前提に則り、官邸は決断するに至ったのだろうと推測する。

一方、言論人たちは政治を、政治家を批評することを生業としているのであれば、その言論人たちも、評価、批評されるべきであった、と考えている。

いい加減な、言論人の存在は、国家的に迷惑であることは言うまでもない。

拙ブログは、戦前、リットン調査団の報告書の取り扱いをめぐって起きた、言論界が社会にもたらした弊害、その後の外交的失敗、言論人として必要な要求水準を示した。

言論人たちは戦前と同じ過ちを繰り返しているかもしれない?
http://nihonnococoro.at.webry.info/201601/article_11.html

そして、日韓合意という難易度が高い政治課題は、言論界におけるホンモノとニセモノの存在をはっきりさせるに至った。

私個人は、ブロガーとして以下の4項目達成を目指していた。

@公開情報からの分析
Aあるべき論の提示
B最善手の発掘
C政権が選択したのが、最善手なのか、やむを得ないものか、ベターな選択なのか、悪手なのかの特定

しかし、どうやっても@〜Bまでしか辿りつけない。
私とて、オールマイテイではない。

以下のブログ記事では

【慰安婦問題】アメリカが圧力をかけたのは日本か韓国か【日韓合意】
http://ameblo.jp/bj24649/entry-12115592297.html

A、Bは示せていないが、Cに辿りつこうとする意思が伺える。公開情報をきちんと読み解くことで、ここまでは分析可能だという、分析作業の事例の一つ(内容すべてに賛同しているという訳ではない)として紹介させていただく。

我々は、テーマを絞り、こういう趣旨の分析作業をすべきだったのだ!

しかしながら、Cを最終判断するには、国際社会での認識がどうなっているのか、アメリカ政府の公式文書、韓国内の経緯と国内事情を押さえないと無理であることくらいはわかるはずである。

同時に言えることがある。
それは、産経記事などを読む限り、A〜Cまで辿りついている言論人が一握りしかいないことだ。

ただ、安倍首相、その側近、官邸担当者たちは、政権が選択したのが、最善手なのか、やむを得ないものか、ベターな選択なのか、悪手なのか、特定できていると、私は睨んでいる。

安倍政権は、「政治とは理想を求めるものではなく、よりマシな現実を求めて行うもの」というスタンスに則って、悪手ではなく、少なからず得だから、あるいはやむを得ず、決断したと考えることもできる。(根拠はない)

ここに、保守言論界の実力というか限界を見出すのである。
保守言論界は、左翼と比較し、陳情・請願実績が少ない。万年、抗議活動に明け暮れているような感じである。

余命ブログや小坪しんやがネット界で注目されるのは、保守言論界が、陳情・請願を前提としていないと見切られた結果なのだ。

現実に直結しない評論ほど無意味なものはないが、陳情・請願を前提とせず、抗議活動中心となったことがもたらすもの

―――――――――――――――――

http://b.hatena.ne.jp/entry/248317585/comment/isaac_asimot

『すると主筆はこう答えた。「対案を出すのには才能がいる。努力もいる。金も時間もいる。しかし、批判なら何もいらない。うちの読者には土井たか子さんのファンが多いから、ヘタに対案など出せば部数が~』

―――――――――――――――――

それは、スキルアップが伴わないことである。対案を出すことがない万年野党と同様、保守言論界もそうなってしまった可能性が高い。

日韓合意については、官邸関係者の実務レベルに、言論界が追い付いていない可能性があるのだ。

では、誰なら、官邸が理解しているか、それ以上のレベルで分析できるのか?
二人の人物を挙げたい。

渡辺惣樹と倉山満である。渡辺惣樹は、アメリカ政府の公式文書を探しあて読み解くことを得意としている。倉山満は、外交史の視点から、異色の分析を続けている。

こういう経緯を踏まえると、言論人のレベルとして3パターンあると指摘せざるを得ない。

―――――――――――――――――

・レベル1(基本的には、公開情報を読み解くスキル、普通のブロガーが対応できる水準、問題点の指摘に終っている言論人はこのレベル)

@公開情報からの分析

・レベル2(公開情報を読み解くスキル、企画・戦略スキル)

@公開情報からの分析
Aあるべき論の提示
B最善手の発掘

・レベル3(公開情報を読み解くスキル、企画・戦略スキル、幅広く政治外交情勢が分析できるスキル)

@公開情報からの分析
Aあるべき論の提示
B最善手の発掘
C政権が選択したのが、最善手なのか、やむを得ないものか、ベターな選択なのか、悪手なのかの特定

―――――――――――――――――

渡辺惣樹と倉山満については、過去の著作からレベル3は狙えるはずである。

西岡力、藤岡信勝、青山繁晴は、レベル3の可能性はある。ただし、現状では、A〜Cを示していない。一応、過去の実績から、続報に期待すると書いた。

もちろん、官邸内部では、日韓合意が外交的に最善手ではないにせよ、やむを得ないものか、ベターな選択なのか、悪手なのかの判断はついているように思う。

私は、言論人と官邸スタッフの実力差、スキル格差があることに気が付いている。(悔しいことだが)言論人は官邸に追い付いていないことを自覚すべきと思う。

言論人たちは、個別の問題指摘、間違い探し程度しかできていない現状に気づくべきだ。
実際、問題点や間違いの指摘を繰り返す言論人が目につく。煽られて、言論人の見解を探し求める保守層もいるようだ。しかし、事は、レベル1の次元で最終判断できるほど、簡単ではない。

我々は、要求水準に達していない(一部化石化した)言論人と、最高難度の日韓合意を扱えるホンモノの言論人を区別して扱う時に来ている。

個別問題点の指摘だけでは、あるべき論に辿りつくはずはなく、「政権が選択したのが、最善手なのか、やむを得ないものか、ベターな選択なのか、悪手なのか」について、本質論の問題提起には結びつかないのである。

なぜなら、「政治とは理想を求めるものではなく、よりマシな現実を求めて行うもの」であり、外交交渉は、マシな現実を実現するための手段であるからだ。

私は、大騒ぎしている?言論人に問いたい。あるべき論、最善手、そして許容できるものが何であるか、A4で20頁くらいの文書で、各自(ボランテイアで)書いて示すべきだ。それが、愛国者の作法というものであろう。

本稿では、政治家にもホンモノとニセモノがいるように、言論界にもホンモノとニセモノがいる、ことを示した。

以下の三つのタイプの言論人のうち、どれがホンモノか、説明するまでもない。

―――――――――――――――――

・安倍首相が決断したのだから、何らかの深慮遠謀が働いた結果とみなし、深く分析せずに済ます

・戦前においてはリットン調査団報告書の外交的意味をきちんと理解し、安倍談話を読み込み、日韓合意について分析し、あるべき姿を模索し、政権の決断が「よりマシな現実を求めた」結果かどうかを客観的手法によって見出そうとする

・戦前においてはリットン調査団報告書の外交的意味をきちんと理解せず、安倍談話を読み込まず、日韓合意について包括的に分析せず、個別の問題点の指摘にこだわる

―――――――――――――――――

言論人の大半がレベル3に相当する見解を出していない状況で、青山繁晴のような官邸へのコネがなく、また官邸スタッフの方が言論人よりもレベルが上であることに気がついているなら、以下のブロガーの如く、自分で調べ自分で読み解き、蓄積するしかないのである。

【慰安婦問題】アメリカが圧力をかけたのは日本か韓国か【日韓合意】
http://ameblo.jp/bj24649/entry-12115592297.html

この判断が本当にそのとおりかどうかまでは言及しない。が、多方面から分析すれば、妥当な分析かそうでないかはわかるだろうと考えるのである。

以上である。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
本問題をこうして論じているその最中にまたしても通貨スワップの噂が立つではありませんか。政権内、自民党内、官僚、役人、財界その他に怪しいキーマンが居るのではないかと疑いますが我々素人がどうすることも出来ず歯がゆい思いです。
tsukihoshihi77
2016/01/14 13:01
tsukihoshihi77様
tsukihoshihi77さんの場合は、そういう連中を確実に処罰する目的で、ネット活動されていると私は理解しております。
けしからん、では何も変わらないのでは?
管理人
2016/01/14 15:39

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