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zoom RSS 対中共外交 安倍政権が「ドス黒い悪意?」で地球儀外交せざるを得ない背景

<<   作成日時 : 2015/12/04 07:51   >>

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最近、支那の近現代史を読んでいる。歴史書を読みつつ、満州事変前夜の状況に近づきつつあることを予見し、どうすれば戦前のような事態を回避できたのか?考える機会が増えた。

日本は、日清戦争後、支那に深く係るようになった。
目的は、アジアを侵略し、アジアの人々を抑圧する欧米列強に対し、支那を健全な国家に回復させることを通じて、支那とともに欧米列強を駆逐しようとしたのである。すなわち、日清戦争後に、日本政府が支那に示した、善意に基づく数々の友好親善的施策は、支那を植民地状態から解放することを目的としていたとしても書き過ぎではないと、言いたいのである。

少なくとも、敗戦までは、日本はどの欧米列強よりも善意の国だったことが、歴史書から読み取れるのである。
ここで、その時代に係わる歴史書を紹介させていただく。

一応、下記5冊については、どういう過程を経て、日本が支那との戦争に引きずりこまれたのか、経緯がわかるような内容になっている。

・大東亜戦争への道 中村粂
・日中戦争知られざる真実 黄文雄
・暗黒大陸中国の真実 ラルフ・タウンゼント
・中国の戦争宣伝の内幕 日中戦争の真実 フレデリック・ヴィンセント ウイリアムズ
・日本はいかにして中国との戦争に引きずり込まれたか 支那通軍人・佐々木到一の足跡から読み解く 田中秀雄

これらの本を読んで、総じて言えることがある。この時代の支那、欧米列強に共通しているのは、「ドス黒い悪意」を持ち外交活動していたことである。できれば、読みたくない本だらけである。しかし、中共との戦争は始まったも同然であろうと仮定すれば、その「ドス黒い悪意」の歴史的経緯を知らないことは、あまりに無防備、お花畑と言わざるを得ない。

感動ものの歴史秘話本など耽読している場合ではないのである。

以下5冊は、関連事項としてお薦めしたい本である。

・日中戦争はドイツが仕組んだ 上海戦とドイツ軍事顧問団のナゾ 阿羅健一
・GHQ焚書図書開封7 戦前の日本人が見抜いた中国の本質 西尾幹二
・シナ大陸の真相 K・カール・カワカミ
・近代中国は日本がつくった 黄文雄
・ひと目でわかる「日中戦争」時代の武士道精神 水間政憲

さて、安倍首相は、第一次安倍政権での失敗を振り返り、歴史書を読み、深く考え、その結果を第二次安倍政権での外交方針に反映させていると、私は推察する。

なぜなら、第一次安倍政権の躓きは、小泉政権時代、対支那かまわず状態だったところで、郵政選挙大勝を受けてさっそうと登場した政治状況において、アメリカ訪問を中共よりも後回しにしてしまったことが外交的失敗であるとさんざん指摘されてきたからだ。

安倍晋三は、対中共で外交的に勝利することが、長期政権の必須条件となることを身を以て知ったはずなのだ。

中共は、アメリカよりも先に中共訪問を選んだことで組み易しと見たに違いない。中共よりも後回しにされたアメリカは怒った。それはどういう結果となって現れたのか?

マスコミ全社による自民叩きを招いた!ということである。

アメリカは、読売、日テレなどにそうさせたのであろう。麻生政権が全マスコミ袋叩き状態だったのは、第一次安倍政権において、安倍晋三の仲間だった、麻生太郎、中川昭一をアメリカが引きずり降ろそうとした結果と読めるのである。

アメリカは、民主党に乗り換えようとし、副島隆彦や板垣英憲などは、小沢一郎が、日本の首相になるべく、世界支配層から指名されたと著書で語り、その結果、民主党政権が誕生したというシナリオなのかもしれないのだ。

同様のことは、民主党政権でも起きた。慰安婦問題の黒幕、アメリカ国●省は大喜びだった?だろう。

しかし、アメリカはルーピー化した民主党政権のままでは、危ないことを徐々に思い知ることになる。

では、失意の安倍晋三はどうしたか?

私は、歴史書を誰よりも読み漁ったのではないかと思うのだ。そして、戦前の事例から対処方法を学んだように見受けられるのだ。


ここで、上記の本の経緯の流れから、戦前、戦中の日中外交のモデル化を試みる。

・支那は内戦続きだった
・日本はどの欧米列強よりも善意の国だった
・支那は、その善意を弱みの裏返しと判断し、反日、侮日に傾いた
・日本政府は、日本人が何人襲われようが、軍事的に違反行動あろうが不拡大方針を表明し強硬策に出ようとはしなかった
・国民党と共産党は、内戦終結させる手段として、反日、侮日を選択し、反日、侮日はさらにエスカレートした
・満州事変、支那事変はこうした中で起きた
・日本は軍事的には完勝だった
・日本は外交的に完敗し、支那のプロパガンダによって、欧米列強から外交的に追い詰められるに到った
・日本は最終的に外交的に孤立し、ドイツ、イタリアと軍事同盟せざるを得なくなった


この中で安倍晋三は、ある法則を見出したのではないかと私は推測する。

―――――――――――――――――

戦前の日中外交モデル

・支那に対して日本は善意
・紛争についてはすべからく不拡大方針を採用
・支那は善意であればあるほど高飛車になる
・軍事的には完勝
・外交的には完敗

―――――――――――――――――

具体的に言うと、戦前の日本外交を、善意で対応すればするほど悪循環サイクルに突入する法則を見出したのではないかと。

では、第二次安倍政権はどうだったか?

・首脳会談の実施に当たって中共が条件提示していることを暴露(外交的勝利)
・会談の実施に条件をつけるなら首脳会談しないとし、無視に近い態度で通し続けた(外交的勝利)
・アベノミクスによって中共一辺倒だった日本の製造業を国内回帰あるいはアセアンシフトすることで中共経済の異変が表面化しつつある(経済的勝利)
・中共の周辺国にとにかく足繁く訪問し中共の軍事的圧力に対する懸念を世界各国と共有化(外交的勝利)
・南支那海事案については、集団的自衛権の解釈変更、アメリカ議会演説、などにより、オバマの介入を呼び込み、中共は今窮地に陥っている(軍事的勝利)

戦前モデルと比較すると、第二次安倍政権は、外交面において徹底的に勝利することを目指した、と考えるのである。
ここで、第二次安倍政権の日中外交をモデル化する。

―――――――――――――――――

第二次安倍政権の日中外交モデル

・支那に対して冷淡に振る舞う
・支那に対して経済的なメリットを与えない
・支那経済包囲網となるTPP実現に協力する
・周辺各国を訪問し、中共の軍事的脅威を共有化する
・軍事的には緒戦で勝利できる余地をつくっておく
・外交的にはほぼ完勝状態

―――――――――――――――――

今、中共は、無視する相手、善意ではない相手には、妥協せざるを得ない状況に近づきつつある。

尖閣事案、接続水域での侵入は続いているが、善意で対応しないことである。

尖閣諸島周辺海域における中国公船等の動向と我が国の対処(海上保安庁)
http://www.kaiho.mlit.go.jp/mission/senkaku/senkaku.html

今、求められているのは、日本政府による「悪意」によって中共を徹底的に追い詰めることなのである。日本にだって戦国時代は有ったではないか?名を残した戦国武将たちは、考えようによっては、その権化みたいなものではなかったのか?

戦前の日本人は、やさしく、善意であり過ぎたが故に、支那につけこまれ、欧米列強は自国権益拡大(アヘン貿易?)のために支那の反日、侮日を煽りに煽った。

これが、歴史の真実なのだ。

本稿を読まれている読者の皆様は、武士道精神を持つ、心やさしく善意の方々ばかりであろうと思う。

しかし、支那と対峙する時だけは、過去の外交的失敗に学び、心優しさと善意を捨てるべきではないのか?

まして、外交活動の当事者であればあるほど、中共に対しては、戦前の国民党、共産党、欧米列強がそうであったように、「ドス黒い悪意」を以て対処する必要はないのか?

「中韓は、徹底的に抑圧された状況では素直に従う」との教訓を何度も聞いたことがある。その当時、その種の対応マニュアルが存在していたのである。

従って、当事者である、外務省については、末成瓢箪みたいな語学屋はリストラし翻訳会社にでも出向させ、支那人が恐れおののく体育会的なインテリに入れ替える必要はないのか?ということなのである。ユネスコに派遣されている日本政府関係者は、出向前に、ドス黒い悪意で以て中韓とやりとりさせるべく、スパルタ式訓練させる必要はないのか?ということである。

もちろん、外務省に問い合わせする我々も、末成瓢箪みたいな、緊張感ない外務省職員を徹底指導する対応でなくてどうするのか、と言いたくなるのである。

極論すれば、最終目標は、支那国内において、二度と反日デモができなくなるくらい、「ドス黒い悪意」で以て対応する必要はないのか?(有り得ないことではあるが)

たとえば、(支那の歴史は、環境破壊の歴史、支那の内乱は環境破壊が遠因であるとの指摘があることを知れば)、植林事業に協力する国家的意義はない。

補正予算案に中国の植林事業 自民部会で反対相次ぐ 「なぜ支援必要なのか」 ユネスコ支出にも異論
http://www.sankei.com/politics/news/151203/plt1512030042-n1.html

中共政権を延命させるような協力など、する必要があるはずがないのである。馬鹿正直に善意で協力することなど、やめたらいいのだ。戦前は馬鹿正直に善意で対応して、泥沼に引きずり込まれ、戦後は捏造歴史事案でゆすりたかられ続けただけではなかったのか?


稀代の宰相、安倍晋三は、第一次安倍政権での失敗を教訓に、見事に「腹黒い首相」(味方にさえ手の内を読ませない点において)に変身しつつある。
そして、(小泉政権時代、支那を完全無視し、アメリカベッタリだったという批判はあるにせよ、アメリカによる北朝鮮のテロ国家指定などにより、拉致被害者の奪還に繋がったことを振り返ると)、安倍首相は、日中外交において、最適解をモデル化し、それを日々修正しつつ外交対応しているのではないかという分析に至るのである。

そして、そのシナリオを描いているのは、小泉外交を支えた、あの飯島さんなのではないかと。

最後に、本稿で紹介した歴史書については、見方によっては「隣国を援助する国は亡びる」というマキアヴェリ的外交法則が当てはまる事例書と解することができることを指摘し、本稿を終える。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
問題はポスト安倍でしくじると安倍政権の成果が全て白紙、酷い揺り戻しの可能性があるって事でしょうね。
敵はグダグダの野党より、寧ろ自民党内に在りですから。
安倍後に自民失速、単独政権与党を維持できなくなり、維新と連立村山首相誕生のノリで橋下首相誕生なんて事もあり得そうで、頭が痛いです。
その日暮らし
2015/12/08 16:52
ポスト安倍人事ですが、安定感ある人が望ましいと思われます。
管理人
2015/12/08 18:05

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