美しい国への旅立ち

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zoom RSS このままで「忍び寄る」危機に対処できるのか

<<   作成日時 : 2015/10/30 07:42   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 61 / トラックバック 2 / コメント 6

倉山満の「保守の心得」という本を読んでいるうちに、このままでは、忍び寄る「ある危機」に対処できるのか、不安になり、出稿を決意した。

本のPR文はこうなっている。

―――――――――――――――――

■学校では教えてくれない「保守入門」の書■

米中韓に振り回されない日本のつくり方とは?
20万部突破のベストセラー「嘘だらけシリーズ」の著者最新刊

反日国家・中韓はもちろん、アメリカ、ロシアといった大国に振り回されないためにはどうすればいいのか?
方法はただ一つ。自らの手で「敗戦国」から脱却し、「成熟した保守」を築きあげることです。
そのために、日本国民は最低限、次の三つを知っておく必要があります。

「明治大帝の遺訓である憲法を遵守すること、財界を安定させること、外交で無理をしないこと」
――昭和天皇が昭和戦中期に毎年のように交代する内閣に語られたお言葉です。
しかし、大日本帝国は、陛下の意思を実行できずに滅亡しました。

憲法、財政、外交。 本書は、「日本のために何かをしたい」という人に向けて書かれた、いわば、学校では絶対に教えてくれない「保守入門」の書です。

「保守って何?」「愛国は罪なの?」「日本はまだ敗戦国なの?」「日本国憲法は何がダメなの?」といった素朴な疑問から、
「有事と天皇」「軍事と統帥権」「帝国憲法と日本国憲法」などこれまで日本人がタブーとしてきたテーマまで、
憲政史家・倉山満が鋭く切り込み、読者に問いかけます。

「幕末の志士たちが目指した国は今の日本ですか?特攻隊の乗員たちが遺そうとした国は今の日本ですか?
この国がどこへ向かい、私たちはどこにいるのか? 正しく理解する方法が、この一冊に詰まっています」

―――――――――――――――――

書いてあることは極めて、実践的視点から書かれている。ともすればへ理屈に近い理屈をこね回す傾向がある、中島岳志(自称リベラル保守主義者)とは大違いである。

保守系ブロガーを自認する私にとって、座標軸的に据えるべき、ものの見方が書かれていると思って読まさせていただいた。

目次はこうなっている。

―――――――――――――――――


■[本書の内容]
第一章 「成熟した保守」とは何か
・日本はすでに滅んでいる
・「滅亡」の定義
・有事には天皇が国を救う
第二章 「政党の近代化」を急げ
・保守がなすべき政党の近代化
・政治とは議論である
・明治大帝の遺訓「憲法、財政、外交」
第三章 「財政」は国家の礎
・ゼニカネの話は卑しいのか
・国民に希望を与えた池田勇人
・財務省が増税に執着するわけ
第四章 「外交」とリアリズム
・外交と軍事は両輪である
・世界政策を持たない日本外交
・軍事と統帥権
・大久保利通になれなかった安倍晋三
第五章 そして「憲法」に至る
・帝国憲法はタブーではない
・憲法は習律によって運用される
・憲法論議を始めよう etc.


―――――――――――――――――

それでは、保守陣営全体を鳥瞰できそうな箇所から、順に引用させていただく。

国家的規模で見た場合の言論人区分はこうなっている。

―――――――――――――――――

61〜62頁

言論人の4つの区分

・本物の左派、共産主義者
日本という国が嫌いで、日本政府も大嫌いな人たち

・日本という国は嫌いなくせに、日本政府が大好きな人たち
戦後日本の最大派閥。学者、官僚に多い。

・日本という国を愛するがゆえに、日本政府を命がけで批判する人たち
成熟した保守

・日本という国が好きで、日本政府を簡単に正当化する人たち
自分の頭で考えず、何でも素直に受け入れてしまう

―――――――――――――――――

保守系言論人には、二通りあることを指摘している。

・日本という国を愛するがゆえに、日本政府を命がけで批判する人たち
・日本という国が好きで、日本政府を簡単に正当化する人たち

前者は次世代の党支持者、後者は自民党支持者に多いのではないかと思う。

保守陣営の戦後の歴史的経緯については、かく言及している。

―――――――――――――――――

187頁

ところが言論界では、社会党を支持する朝日新聞や岩波書店が主流で、保守派は社会党のような役回りでした。論壇では、保守派は常にやられ役だったのです。いつまでも同じキャステイングを続けるのでしょうか。
戦い方もまずいものでした。
戦後、保守が弱くなったのは、天皇を維持することの素晴らしさに対する立証責任を負ってしまったことです。日本の歴史・文化・伝統を考えれば、「なぜ廃止しなければならないのかを立証せよ」と言うべきでした。

109頁

戦後保守は、「勝つこと」を考えてきませんでした。だから戦略・戦術を持つ必要がなかったのです。
たとえば、護憲派「九条の会」といった類のマイナー組織に食ってかかることが「保守」だと自任するようなありさまです。
中略
一定のお客さんを相手に「あの人たち、あんなアホなことを言っているんですよ」と全国を講演してまわれば食うに困ることはないでしょう。
中略
同じ聴衆を相手に憲法改正と核武装を言っているのはいいのですが、そこには現実を動かす力はありません。
中略
領土問題も増税もTPPもデモだけでは世の中は変わらないのです。

―――――――――――――――――

言われてみるとそのとおりだと思う。

拙ブログが提言型を標榜・指向するのは、活動論的に戦略・戦術が示されておらず、共有化されていない現状を変えたい動機であることは、これまで何度も表明してきたことである。

一方、アメリカべったりの保守、無自覚のスパイの存在について、かく指摘がある。

―――――――――――――――――

149頁

何のリアリズムを持たず、アメリカの言うことなら何でもついていくという自称・保守の人たちも困り者です。ほかにも彼らへの反動や、韓国を敵視するヘイトスピーチの連中、中国に媚びる利権政治家。北朝鮮が好き……というのは完全に工作員です。本人が自覚しているかどうかは別として、工作員と同じことをしたら工作員なのです。こういうのを「無自覚のスパイ」と言います。

―――――――――――――――――

アメリカベッタリについては、産経に寄稿する言論人の相当数を指すのであろう。無自覚のスパイとは、ヘイトスピーチ法案の原因を作る一方で、どこかの駅頭で自民党批判演説している人を指しているのだろう。稲田朋美政調会長が必死になって法案審議を拒否したことを知っているのであろうか?

ヘイトスピーチ規制、慎重審議を=稲田氏
http://www.msn.com/ja-jp/news/other/%e3%83%98%e3%82%a4%e3%83%88%e3%82%b9%e3%83%94%e3%83%bc%e3%83%81%e8%a6%8f%e5%88%b6%e3%80%81%e6%85%8e%e9%87%8d%e5%af%a9%e8%ad%b0%e3%82%92%ef%bc%9d%e7%a8%b2%e7%94%b0%e6%b0%8f/ar-BBlUv2j

彼らは、稲田朋美議員によってとりあえず事なきを得たようだ。

では、特定秘密保護法案、テロ3法、安保法制を法制化し、暴力団・過激派・総連関係者を相次いで摘発している安倍政権周辺の政界勢力図はどうなっているか、以下の文章が言い当てているようだ。

―――――――――――――――――

96〜97頁

日本のエスタブリッシュメントと呼ばれる人々も、ほぼすべてが増税派でした。官僚機構はもちろん、自民党の九割以上、公明党、経団連を筆頭にした財界、連合に代表される労働界、テレビや新聞などのマスメデイア、揃いも揃ってアベノミクスを潰そうとしているのか、あるいは事の本質がわかっていないのか、頭のいい人たちが集まってトンチンカンチンな議論を繰り広げる展開は、さながら対米開戦に至った当時の日本のようでした。

―――――――――――――――――

どうやら、安倍政権は、アベノミクス、安倍首相が特に指定する法案、外交以外は、深く切り込むつもりはないようだ。

その詳細は、過去原稿にて詳述したとおりである。

この3年間 安倍首相の本心はどこにあったのか?
http://nihonnococoro.at.webry.info/201510/article_9.html


次に、保守陣営をリードする立場にあった言論人たちの実態はどうだったか。

―――――――――――――――――

90頁

桜井よしこという、保守系論客であることを売りに講演ビジネスに勤しむタレントさんがいます。別に他人のビジネス自体を批判する気はありませんが、彼女のことを本気で国を愛し、素晴らしい知性の持ち主だと信じるのは困ります。講演といっても。『週刊新潮』あたりの連載で書いているのと大して変わらない話を、ミーハーな客が喜んでいるだけ。しかも、お客さんは真に受けて自ら「保守」だと名乗り始めるからです。
中略
本気で憲法改正と核武装を実現させようとも思っていないのに、ただ、”提言”しただけで自己満足している。こういうのは本書で述べる「保守」ではなく、単なる愛国ビジネスです。

166頁
法制局や主計局の問題についえも、保守論壇から建設的な意見を聞いたことがありません。具体的な手順を考えず、何の努力の形跡も見えないまま、百年河清を俟つような話にすり替えてしまう。
イデオロギー問題と呼ぶのもおこがましい。要するに負け犬の遠吠えです。「核武装論者」を自称する人で、何人が現実的なプログラムを提示しているのでしょうか。
北朝鮮や周辺諸国が持っている以上、核武装が可能であるならば、私も賛成したいところですが、現実には方法がないことを認めざるをえない。桜井よしこ氏のように「私は核武装論者だから保守です」と言うのは。”核武装浪漫主義”とでも呼ぶべき感情論です。核武装を保守の免罪符とし、試金石にすべきではありません。

―――――――――――――――――

倉山満は、実現ベースで先頭に立つ言論人がいないことを、櫻井よしこを事例として選び説明している。

「勝つこと」を考えてこなかった、だから戦略・戦術を持つ必要がなかったというくだりは強烈である。活動はほとんど抗議どまり。陳情や請願にはまったく結びついていない、とする拙ブログの主張を裏付けている。

もちろん、実現目標もなければ、実現に至る手順書、実行計画書も存在するはずもない。

翻って、この数年間、保守陣営は何をなしたか。

一言で言うと、あまたの個別事案の抗議活動、売国法案の阻止活動、特定議員の落選運動、集団訴訟だったように思う。
ただ、日の丸を似非保守から取り戻し、正真正銘の日本人活動家たちが日の丸を手に持ち、全国各地デモ行進することが日常化したことは、これまでの経緯を鑑みると、画期的ではある。

私は、欲張り過ぎているのであろうか?
私は、理想論を語り過ぎているのであろうか?

ここで、前述で述べたことだが、保守陣営には二通りの人たちが存在することを再度指摘したい。

・日本という国を愛するがゆえに、日本政府を命がけで批判する人たち
・日本という国が好きで、日本政府を簡単に正当化する人たち

前者はまだ、現実を変えようとしている。駄目なものはダメだと意思表示はしている。消費税増税への反発、慰安婦問題、世界登録遺産問題中韓外交への甘さで安倍政権を批判する保守層が該当する。ただ、大多数が抗議レベルで終っている。形態的に陳情・請願レベルのことをしているのは、小坪しんや、西村修平くらいである。

【外国人の扶養控除】立ち上がり、意思を示した地方議会(九月議会・最終報告)
https://samurai20.jp/2015/10/gf-saitaku4/

稲田朋美の訪米講演、歴史戦を放棄した対米屈服と屈辱
http://nipponism.net/wordpress/?p=31803

西村修平氏については、賛否両論あることは承知している。私としては、活動形態として、陳情を意識していることから紹介させていただいた。
余命ブログも、つい最近、官邸メール作戦によって陳情戦線に参加したことが、確認されているが、それでもまだ、多数派には至っていない?



その共通する問題とは、前述の倉山満の指摘を参考とするならば、

戦略・戦術の不在
実現ベースで先頭に立つ言論人の不在
実現目標・実現に至る手順書・実行計画書がない
組織的陳情・請願活動がない

ことである。

そして今、この状況で、前述のニ通りの人たちの間で激論となりそうな事案が一つ存在する。


通常事案の場合、この二通りの人たちが、互いに、憎み合い、非難することはない。

だが、ある特定の事案について、「日本という国が好きで、日本政府を簡単に正当化する人たち」が「日本という国を愛するがゆえに、日本政府を命がけで批判する人たち」に対し、「黙れ!」、「反日野郎」みたいな論調で、非難するケースが出てきているのだ。

保守陣営内の議論が、事態の本質的解決(の議論)に向かう前に、陣営内の非難合戦に発展しかねないのだ!

すなわち、
長年続いた、戦略・戦術の不在、実現ベースで先頭に立つ言論人の不在、実現目標・実現に至る手順書・実行計画書がない、組織的陳情・請願活動がないことなどから、「忍び寄る危機」に対し、事態を解決する道筋が見当たらないことを予見するのである。

実は、拙ブログも巻き込まれつつある、というか、意図してその塀の上をこれから歩こうとしている。

それが何であるか!

ズバリ書こう。

「皇室問題の取り扱い」である。

政治状況をモデル化するとこうなる。

―――――――――――――――――

・左翼、反日勢力(言論人、政党、団体活動、マスコミ)はやりたい放題―

・安倍首相がおかれている政治状況は、勢力図的には、決して愛国一色ではない

・安倍政権は第一次安倍政権ほど直球一本槍ではなく、安倍政権は、アベノミクス、安倍首相が特に指定する法案、外交以外、深く切り込むつもりはない

・保守言論・市民団体活動界は、戦略・戦術不在、実現ベースで先頭に立つ言論人不在、実現目標・実現に至る手順書・実行計画書がない、組織的陳情・請願活動実績がほとんどない

・日本という国を愛するがゆえに、皇室問題の根深さに気がつき、皇室を命がけで批判する人たちが、増えている?

・その一方で、この命がけで批判している人たちを問答無用で、黙れ!反日野郎と批判する、「日本という国が好きで、日本政府を簡単に正当化する人たち(この場合は、皇室批判を許さない人たち)」が同時に増えている?

―――――――――――――――――

本稿での問題提起は、

この政治状況で、「表面化しつつある皇室問題」に適切に対処しうるのであろうか?

ということになる。

安倍首相一人に頼っていて、すべて解決するのであろうか?

このままでは、最悪とは言わないが、選ぶべきでないシナリオを、意識せず選択する事態に向かう、ことを危惧せざるを得ないのである……………………
詳細、次稿以降にて。

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キリスト教は神の名において殺戮や略奪を認めている
昨日、こんなことを書きました: http://blogs.yahoo.co.jp/higashidake/65610826.html それに続いて桑原氏はこう書いています: === 閉じる 2015.10.28 07:54 【鈍機翁のため息】(374)間奏 III 原城址に聖ヤコブは現れず   聖ヤコブ(サンティアゴ)への信仰は、レコンキスタ(国土再征服)を進めるイベリア半島のキリスト教徒に強大なエネルギーを供給し... ...続きを見る
頑固GTP400の断末魔期高齢者憲坊法師...
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反日思想の日本人の頭の中
工学博士で中部大学総合工学研究所特任教授の武田邦彦氏による「反日の日本人」に関する論説をアップしたい。 ...続きを見る
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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
ブログ主が提言を重んじておられることに、重要なことであると共感しつつ、いつも読んでいます。

ただ、倉山氏の保守の2分類をそのまま受け入れることには、疑問を感じざるをえません。第一次安倍政権のときに、どういうことが起こったかをお忘れでしょうか。重い事実として、保守同士の同士討ちと言える状況がありました。今安倍政権を支持している人の少なからぬ部分が、そのときの反省を心に抱いていると思います。保守同士を喧嘩させようとするネット上での工作員に対する冷めた対応がそのことを表しています。

分類として、政府を命がけで批判する人と、政府を簡単に正当化する人で二分できると考えるのは、よほど現実が見えていないか、そういう分類で人の判断を誤らせようとしているかのどちらかでしょう。保守志向の人は、大部分がその中間に属すると思います。

そういう、中間的な保守志向の人びとは、同時に行動しない保守でもあります。それは何も不思議なことではありません。望ましくない状況を打開するために何をしたらいいかは、全然明らかなことではないからです。

今の政権が百パーセント正しいと思っている支持者はあまりいないでしょう。経済政策は不満だが、株価が上がったことは評価するとか、内政には不満だが外交政策で成果を挙げたのは評価するとか、説明の仕方には不満だが、重要な法案をたくさん通したのは評価するとか、部分的な評価でも、他の政権に比べてはるかに信頼がおけると思っている人がかなりいるような気がします。そういう意味では、ブログ主が「私は、欲張り過ぎているのであろうか?」と言われるのは、その通りでしょう。

提言は大事だと書いたのは、それを実現する人がいるという想定のもとです。そういう人がいないのに提言だけしても、行動せずに「政府を簡単に正当化する人」と、実質的にどれだけ違いがあるのか疑問です。
yy10000
2015/10/31 01:00
<保守同士の同士討ちと言える状況がありました。今安倍政権を支持している人の少なからぬ部分が、そのときの反省を心に抱いていると思います。
私は、第一次安倍政権を支持しておりました。首相辞任したときはショックでした。
皇室問題について、実は、同志打ちに近い状況が始まっております。それゆえ、倉山満の本を引用しつつ、出稿を決意しました。

<分類として、政府を命がけで批判する人と、政府を簡単に正当化する人で二分できると考えるのは、よほど現実が見えていないか、そういう分類で人の判断を誤らせようとしているかのどちらかでしょう。保守志向の人は、大部分がその中間に属すると思います
倉山満の本の書きぶりでは誤解を招くと判断したため、拙ブログでは、「言論人の4つの区分」という注記を加えました。書いている対象は、一般の人ではありません。

<提言は大事だと書いたのは、それを実現する人がいるという想定のもとです。そういう人がいないのに提言だけしても、行動せずに「政府を簡単に正当化する人」と、実質的にどれだけ違いがあるのか疑問です。

鶏が先か、卵が先かの議論に近いと受け止めました。
実現目標・実現に至る手順書・実行計画書がない活動は、そもそも活動と言えるのか?こういう状態のままでいいのか?とみている関係で、こういうスタンスをとっております。
左翼の活動については、悔しいですが、緻密さがあると思います。
yy10000さんがどういう活動論をお持ちでいらっしゃるのか、もう少し、詳しく説明いただければ書けるのですが。

管理人
2015/10/31 03:24
懇切なレスポンス有難うございます。

鶏が先か卵が先かという問題については、私は鶏が先という立場です。何の卵でもない卵というのは存在せず、孵ったら鶏になる卵は鶏の卵だからです。

活動論と言える立派な考えは持っておりませんが、現に政治のシステムが動いている以上、何らかのかたちでそれに反映されるような活動である必要があると考えています。そういう意味で、提言ブログも重要であることは言うをまちません。ただ、言論人の分類という限定をつけても、倉山氏の二分法は不十分だと思います。

ブログも言論活動だと思いますが、昔少しブログを書いていたときには、政治情勢などについて考えるための視点を提供するつもりで出稿していました。時間の余裕がなくなって中断し、そのサイトも閉鎖されましたが、それから今までの間に、ブログを含むネット上の言論に大きな進展があったと思います。第二次安倍政権の支持の高さの背景には、そのようなネット上の言論もあるはずです。

つまり、活動論上の言論の意義としては、読む人、聞く人の意識を明瞭化することもあるわけで、そのような意義をもつ言論を怠惰だと非難するつもりは私にはありません。なお、私自身の活動としては、政治家にFAXやメールで意見を表明する程度のことしかできていませんが、それでも何もしないよりましだと考えています。
yy10000
2015/10/31 09:47
二つに分けて回答します。
<ただ、言論人の分類という限定をつけても、倉山氏の二分法は不十分だと思います
倉山満と三橋貴明の訴訟のこと、私は知りませんでした。yy10000さんがそのことを知っていたとしてyy10000さんからすれば、私が、倉山満の本から引用するのは心外であろうと理解します。
私は完璧な人はいないとする方です。必ず、得手不得手があると認識します。ブログ活動にては言論人の本で良い事を書いていると思ったら素直に賛同する、変な部分だと思ったらその部分は無視するか批判する、部分肯定部分否定のポジションを取ろうとしております。桜井よしこについては部分肯定部分否定、渡部昇一については90%賛同10%くらいは??みたいな感じ。倉山満については、冷静に書く本の切れ味の鋭さを評価しつつ批判姿勢がともすれば過激となる点についてなんとかならないものかと。ただ、若い人は、あれくらいでないといけないー。公序良俗に反する行為をする人でない限り清濁併せのむスタンスで行こうとしています。ご指摘の、二分法については、言論人はオピニオンリーダーとして旗幟鮮明であるべきとのスタンスです。
管理人
2015/10/31 13:48
前の続きです。
たとえば、教育問題の専門家に過ぎない、尾木ママが日テレのバンキシャなどで、防衛関係のことでコメントしているのを見ると余計にそう思います。太田光ですら政治問題でどうのこうの言っており、国家的に重要なことを黙って眺めている保守系言論人がいるとは思いたくないのです。言論人については、左右問わずスポンサーの顔色を伺って行動する玉虫色の人が多いような気がしております。
本稿で予告した皇室問題に関しては、倉山満が定義したモデルを当てはめると、状況説明しやすいのです。それで、本論に入る前に政治状況モデルとして提示した訳です。示そうとする本題の入口にあるということになります。皇室問題を題材に、議論の在り方を示そうとしております。

<私自身の活動としては、政治家にFAXやメールで意見を表明する程度のことしかできていませんが、それでも何もしないよりましだと考えています。
yy10000さんは、ブログ再開し、FAXやメールで陳情された内容を公開されないのですか?うまく工夫すれば、ランキング上位を望めるのではありませんか?
管理人
2015/10/31 13:49
再度ご回答有難うございました。

マスコミに登場するコメンテーターは、言論人というより一種の芸人だと私は思っています。その判断は、マスコミに対する不信と表裏一体です。

ブログ再開したらとのお勧めですが、以前書いていた時(8年前から2〜3年)は、マスコミ報道の偏りや、論理的な欺瞞などを指摘することで、一種の警鐘を鳴らすことを目指していました。この頃では、ネット上の言論もその頃よりはるかに充実して、貴ブログのような提言型や、凸推進型、情報整理型など多様なブログがあり、それに弱小ブログを一つ加えても、あまり意義がないと考えるようになりました。また、ブログランキングには全く興味がありません。

ただ、たまに意見を表明したくなったときには、訪問者の多いブログに投稿するほうが読んでもらえるかと、虫のいい考えをしています。以前、もう使わなくなった古いHN(のらりひょん)でコメントしたものを、本文で取り上げていただいたこともありました。また厚顔しくお邪魔することもあるかと思いますが、どうぞご容赦下さい。
yy10000
2015/10/31 22:02

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