美しい国への旅立ち

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zoom RSS 外国人の名著には裏がある?

<<   作成日時 : 2015/09/30 18:40   >>

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占領下、歌舞伎の台本までがGHQの検閲を受けたとする情報を読売が報道した。

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http://www.yomiuri.co.jp/culture/20150928-OYT1T50062.html

「切腹」削除…GHQの歌舞伎検閲、実態公開へ
2015年09月28日 17時24分

 戦後、GHQ(連合国軍総司令部)が日本の民主化に好ましくないとして、歌舞伎の台本から「ハラキリ」や自己犠牲の美などを削除した検閲の様子が、2017年3月末からインターネットで公開される。

 松竹大谷図書館(東京)による検閲済み上演台本のデジタル化事業に伴う公開で、同館の武藤祥子・主任司書は「占領下の検閲の実態を解明する契機になれば」と話している。

 公開されるのは、GHQの下部機関CCD(民間検閲支隊)が検閲した1945年9月から49年10月までの歌舞伎台本約330冊。

 45年11月上演の「寺子屋」では、身代わりで首を打たれた子供について「(子供は)潔いさぎよう首さしのべて」と役者が言う部分の「潔よう」が削除された。また、我が子を身代わりに差し出した男が、自らの子供を評して「健気けなげな」「手柄物(者)」と語る部分が削られた。46年11月上演の「義経千本桜」では、義経の忠臣の「腹かっさばかんと」とのせりふが削除された。

画像


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報道で使用された画像を眺め、画像歌舞伎の台本に英語で書かれている文字があることに、私は注目している。

さて、GHQスタッフ経験者、そして日本の歌舞伎に造詣が深い人物、そうドナルド・キーンという人物が存在する。

実は、Wikipediaには、ドナルド・キーンがGHQ占領時代、どこに居て職務として何をしていたか、書いてない。

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https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%B3

復員後コロンビア大学に戻り、角田柳作のもとで1947年(昭和22年)に修士号を取得。

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この直前の記述が空白なのである。

ところが、これを読むと、彼は、GHQ占領時代、日本に職務上の理由で居たと私は思われるのだ。

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http://www.edoshigusa.org/about/genealogy1/03/

米国の徹底した日本研究
この点、芝さんは、積極的に話すわけではないが、比較的、オープンだった。
GHQが次々に指示を出す占領政策を目の当たりにするにつれ、米国がいかに日本を研究していたかを知る。
たとえば、文化人類学者、ルース・ベネディクトが書いた『菊と刀』。素晴しい菊の懸崖を作り上げる優しさと、いざ、事あれば刀に手をかけるこわさの二面性を持つ日本人のありようを、見事に抉り出している。
後年、日本文学の大家になるドナルド・キーンさんも日本占領に備えて研修を受けたスタッフの一人だった。

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歌舞伎の検閲は、読売記事によれば、1945年11月時点で実施されたようである。すなわち、私は、この時点でのドナルド・キーンのGHQスタッフとしての関与を疑っているのである。

見方を変えよう。

日本人は、ともすれば外国人が書いた日本論について名著だと思い込む習性があるようだ。

ルース・ベネディクトが書いた『菊と刀』、私の高校時代、これは良書であるという評判だったが、私は納得せす、現在に至っている。

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ルース・ベネディクト
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%8D%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AF%E3%83%88
1936年、彼女は助教授に昇任した。ベネディクトは、アメリカ合衆国が第二次世界大戦に参入するに当たって戦争に関連した研究や助言のために、招集した代表的な社会人類学者の1人となった。

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一部推測もあるが、

・占領政策を前提とする任務として、『菊と刀』が書かれたものであること
・著者が、文化人類学者のそれほどの大家とは思えないこと
・雰囲気的に人種差別主義者の可能性があること
・1948年に61歳という若さで亡くなっていること(死因は?)

などから、私は、ルース・ベネディクトについて、相当警戒して眺めている。

「菊と刀」と日本人  (フレーム対応)
http://www.geocities.jp/sugiiteruo/

ルーズ・ベネディクトの「菊と刀」を最初は名著と賞賛したホワイトハウスが、後に悪書に指定したという話をどこかで聞いたのですが、詳細が語られているページを教えて下さい。
http://q.hatena.ne.jp/1125929251

こちらは好意的視点からの分析

『「菊と刀」注解 増補改訂版』(上・下) について
http://www.sutv.zaq.ne.jp/ckapj600/kikutokatana2/top21.htm

実は、外国人が日本向けの本で名著とされる本は、他にもう一冊存在する。

「アメリカの鏡・日本」である。

アメリカの鏡・日本
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%81%AE%E9%8F%A1%E3%83%BB%E6%97%A5%E6%9C%AC

私は、この「アメリカの鏡・日本」について、共感を以て読んでいる。

アメリカの鏡・日本の著者「ヘレン・ミアーズ」の経歴は一応こうなっている。

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http://www.wjwn.org/views/article.php?NUM=V-0211

ヘレン・ミアーズ氏は、メリーランド州のガウチャー女子大学卒業後、1925年に友人の誘いで中国の京北に一年間ほど滞在し、その間、日本を訪れた。帰国後、ジャーナリストとして活躍し、結婚したが、3年後に離婚した。そして、1935年に再び訪日し、一年間、日本の庶民の生活習慣から神道まで学んだ。1936年、フォーチュン誌の「日本特集」の編集長となり、日本専門家として全米の注目を集めた。戦時中、彼女はミシガン大学やノースウェスタン大学の陸軍省の占領地政策講座で講義し、日本占領に備える要員の養成に携わった。終戦翌年の1946年2月、連合国総司令部(GHQ)に設置された労働局諮問委員会の11人のメンバーの一人として来日し、労働組合法等の策定に参加した。帰国後1948年、GHQの内部情報に基づいて書かれたのがこの著書である。

中略

彼女は連合国の占領政策も厳しく批判している。言論、宗教、思想の自由を掲げる民主主義国家のアメリカが、日本の神道、天皇崇拝、民族感情等、日本の古来の宗教や文化伝統を徹底的に否定したのである。自国の兵士は英雄として扱い、日本の帰還兵を賤民として扱い、如何なる援助も許さなかった。「日本の歴史は国家主義的側面と嘘の歴史を教えているから、連合軍総司令部の検閲下で新しい教科書が出来るまでは、歴史、地理、道徳の授業をいっさい中断するよう命じた」とも記している。軍国主義からの解放と唱えて、財閥解体、学制改革、農地改革、軍隊解体、議会制度改革、華族・貴族の廃止等々、日本の旧制度は徹底的に解体された。そこには軍国主義からの解放を唱えながら、民主主義とキリスト教以外は認めないアメリカの占領国に対する厳しい姿勢が見える。このようなことを率直に批判されたのでは、連合軍総司令官のマッカーサー元帥が日本での出版を禁じたのは当然と頷ける。そして、この著書がアメリカで出版されたのが、日本がまだ占領下にあった1948年であったことを考えると、ミアーズ氏の勇気に感歎するのみだ。

「何の罪もない現地の人々が、米軍と日本軍の戦闘に巻き込まれて、耐えようのない強大な暴力の犠牲になっていた。私たちは『解放』という行為の中で、彼らの家を、村を、土地を、生活手段を破壊し、かれらの故郷を見るも無残に廃墟にした。

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私は、この本に書かれていることについては、納得する。だが、読むべき人は、日本人よりも、GHQスタッフ経験者であるべきだった。

ヘレン・ミアーズはGHQスタッフとして、労働組合法等の策定に参加したそうである。敗戦後の暴力革命的な性格を持った組合ストライキを知るならば、ヘレン・ミアーズは自らの職務の結果、日本で労働者主導の共産革命が起きるための下準備のデザインとその骨格づくりに勤しんだことになる。

私は、ヘレン・ミアーズの書いた本には共感している。
同時に、ヘレン・ミアーズ個人が係った事案について、職務上の後ろめたさの有無について確認したいと思っている。

一方でまともなことを語り、職務上、裏腹なことをやって辻褄が遭うはずがないのである。

一粒で二度おいしい経験を彼女はしているのかもしれないのである。

同じことは、ドナルド・キーンについても当てはまる。

彼は、親日家であり、日本文化を誰よりも好んでいることを私は認める。そして、日本人以上に、日本文化について詳しいことも認める。

しかし、私は、同じ日本人として、帰化したドナルド・キーンに尋ねたいことがある。

・あなたは、歌舞伎の検閲をGHQスタッフとして担当したのか?
・あなたが、歌舞伎について平均的な日本人以上に詳しいのは、GHQスタッフとして実際に歌舞伎を鑑賞し、歌舞伎関係者から教えてもらったからではないのか?
・検閲され特定の言葉が削除された歌舞伎は正当な歌舞伎と言えるのか?
・もし、あなたが、歌舞伎の検閲に係わっていたのであれば、同じ日本人として日本人に対し、言うべきことがあるのではないか?

私は、ドナルド・キーンの帰化については歓迎する。ドナルド・キーンの本も面白いとは思っている。
だが、GHQ占領時代、検閲にもし係わっていたのであれば、正直に語るべきだ。

ホンモノの日本人、言論人としての自覚があるなら、語るべきだろうし、彼はそのために帰化することを選んだと思いたいところである。



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