最近、ケント・ギルバート氏が保守層が喜ぶような正論を連発している。 ケント・ギルバートの知ってるつもり http://ameblo.jp/workingkent/ ケント・ギルバート https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%AE%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88 私は、ケント・ギルバート氏が、突如語り出した正論に素直に賛同できない。それ以前はどうだったか、という疑問が湧くからである。 実は、親日派・知日派と言われる人物にこういう人物がいたことを知っておかなければならない。 情報は、春名幹男著の「秘密のファイル CIAの対日工作 下」に書いてあることなのだが、経歴等を要約するとこうなる。 ――――――――――――――――― ハリントンなる人物、在米日本大使館嘱託からCIA東京支局長に転身 日米貿易摩擦のアメリカ政府対応シナリオの台本を用意 電話盗聴に関与? その後の日本の市場開放シナリオをアメリカ政府に提供 ――――――――――――――――― 要するに、一九七〇年代に在米日本大使館で職を得て、その経験を活かし、今度はCIA東京支局長となり、分析派として鳴らし、経済問題を担当し、日米貿易交渉で日本の市場開放シナリオ、そして電話盗聴に係わり、最終的に日本を貿易交渉で完全敗北させる原因となった人物である。 CIAスポークスマン http://www.fsight.jp/articles/print/5800 最近は、この種の原稿を出稿している。 米国が望む日韓防衛協力はなぜ進まないのか http://wedge.ismedia.jp/articles/-/4923 日本の市場開放でビジネスチャンスを得たアメリカ多国籍企業、日本企業(大店法絡み)からCIAが資金を得た可能性がある。 諜報機関なので、組織として活動資金が欲しいことはわかる。中南米あたりでは、違法行為に手を染めていることも予測はつく。しかし、同盟国の経済的損失によって、活動資金を得るビジネスモデル、それも日本関係の仕事をもらった人間が寝返ることは、どういうことなのであろうか? こういう裏切りができるということは、出自は、ユダヤ系なのかもしれない。 とかく、日本人は知日派であれば、油断するケースが多いが、知日派の実態は、実はこうだったかもしれないのだ。彼らは、こうやって、日本の間接支配(CIA→KCIA)を意図してきたかもしれないのだ。 ジャパン・ハンドラーズタイプの人間がうようよいることは、知っておいた方がいいと思い、こうして、紹介しつつ推測するのである。 一方で、こういう人物がいる。 モルデカイ・モーゼというユダヤ人長老とされる人物がいる。 「日本人に謝りたい」という本を書いた。 この本は、ユダヤ本の中では異色の位置づけである。 この本の著者はペン・ネームではないかと私は疑っている。 ――――――――――――――――― http://seitousikan.blog130.fc2.com/blog-entry-374.html 著者の紹介には、「1907年、ウクライナのオデッサ生まれ。 父親は哲学者で革命家、ロシア革命では指導的役割を果たした。 レーニン没後、ソ連におけるユダヤ権力の将来に見切りをつけた父親と共に ワイマール体制下のドイツへ亡命。父親は美濃部達吉博士に「天皇機関説」 を吹き込んだゲオルグ・イエリネックと親しかった。 ベルリン大学で政治学、哲学を専攻後、国際連盟労働局で極東問題を担当。 独ソ不可侵条約が結ばれるや、いち早くその本質がユダヤ勢力の抑圧に あることを看破し、ハルビンを経て上海に亡命。 「サッスーン財閥」の顧問となり、日本の国体、神道、軍事力の研究に従事。 1941年米国へ亡命、ルーズベルトのブレーントラストとして活躍、 1943年頃から対日戦後処理の立案にも参画した。 戦後十数回来日、現在は日本研究を楽しみに余生を送っているという」。 と書かれています。 ――――――――――――――――― 経歴紹介から、なんとなく、ドナルド・キーン氏に近いものを感じている。 ドナルド・キーン氏なら、その性格の優しさなどから、「日本人に謝る」と言いそうな面はある。 そのドナルド・キーン氏。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%B3 多方面で、日本文化に精通している。彼は日本に帰化した。私は、ドナルド・キーン氏を尊敬している証拠として、何冊か購入した。 その中で、「日本人の美意識」(中公文庫)は傑作中の傑作だと思う。「能・文楽・歌舞伎」(講談社学術文庫)も、難解な部分はあるが、凄いことが書いてある。名著だと思う。 私が学生時代、「菊と刀」(ルース・ベネディクト) が名著だとされた。が、この本は、日本の占領支配準備を想定して、書かれ、占領をやめた以降もGHQの数々の施策が成功したと評価されるために出版界が工作活動した本であろう、と今は思っている。 著者、ルース・ベネディクト氏については、これを読むと、 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%8D%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AF%E3%83%88 学者として必ずしも一流とは思えず、米軍の任務として執筆したようである。占領支配のための基礎資料だったようなのだ。 それでいて、彼女は、日本に滞在した経験がなく、日本人と交流したこともないようである。残された画像から推理するに、異様に大きな眼に、私は違和感を覚える。本当に資質的に学者にふさわしい人物だったのか、疑いを以て眺めている。私には、人種差別主義者に映るのである。 この程度の人物、任務としての著作、日本に滞在した経験がない人が書いた本、占領支配の基礎資料として扱われた形跡がある本を、有難い良書と認める必要が果たしてあるのか? と言いたくなるのである。 一方、ドナルド・キーン氏については、日本にこだわって著作するのは、以下に述べるような動機が下書きとなっているような気がする。 私がいまだに感じるのは、この日本人の、「日本的なもの」に対する自信 のなさです。違うのです。「日本的」だからいいのです ドナルド・キーン http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/f8028d6deebc5221fd4d10a13606cd3f 吹き荒れる警察国家パワー!:「自由の女神のアメリカ合衆国は終焉している」 http://quasimoto.exblog.jp/d2011-10-17/ ドナルド・キーン氏を悪く言う日本人は、たぶんいない。彼は、日本に対し、それなりの貢献をしてきた人間である。 私のドナルド・キーン氏に対する人物評価はこうだ。 たぶん、ユダヤ人 善玉系で寝返った行為はなさそう 若い頃から日本文化の研究者 日本人以上に日本文化を正しく理解し、啓蒙活動してきた 三島由紀夫と親交があった 三島と親交があった人ということで、とりあえず、信用できそうな気がしている。 実は、在命中で、三島と親交が深かったジャーナリストに、ストークス氏がいる。 ヘンリー・スコット・ストークス https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B9 ヘンリー・S・ストークス(1)日本は白人支配からアジアを解放した http://www.sankei.com/life/news/150629/lif1506290022-n1.html この方の書かれた本、「英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄」の内容は見事である。核心を突いている本である。談話を出した村山元首相、戦後70年を記念し出稿した中曽根元首相に、読んでいただきたい内容だと思う。 私のストークス氏に係わる、人物評価はこうだ。 日本滞在経験が長く、かなりの高齢 世界支配層の存在に気づいており、表も裏も知ったうえで、抑制した報道活動を行った形跡がある 三島由紀夫と親交があった 奥さんは日本人 私は、この人が語ることは信用できそうな気がしている。 金儲けしたいとか、出世したいとか、そういう欲望と無縁だろうと思うからだ。 次に、親日的ボランテイア活動で、ネット界で数年前から評判だった、テキサス親父について、紹介する。 テキサス親父 http://texas-daddy.com/ トニー・マラーノ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%8E テキサス親父は、数年前から動画サイトでボランテイア的に日本を弁護し、日本人を励ますような言論活動を続けてきた方である。 何より、親日の動機と経緯を明快に語ってきた、それゆえ、日本人に支持されたのである。 私のテキサス親父に係わる、人物評価はこうなる。 退役軍人、当初は日本嫌い?、しかし色々調べていくうちに、日本がおかれている事情、日本人の礼儀正しさを理解し、それから親日になった。 退役軍人なので、金儲けしたいとか出世したいとか、あまり熱心ではないようだ。 出自は、書いていないが、イタリア系であるそうで、ブルックリン居住時期があるとのことから、そういう系統だと思う。 その一方で、彼は人一倍正義感が強いのではないかと思う。 だから、親日である動機を強く語れるのでないかと思うのだ。 これらの人物鑑定は、私の見立てに過ぎない。 これを読まれた方は、別の見方をするかもしれない。 私は、私の価値判断に従い、公開されている情報から推理したに過ぎない。 さて、冒頭で紹介した、ケント・ギルバート氏について、述べたい。 私は、ケント・ギルバート氏が突如、正論を語り出したのには、動機があると睨んでいる。 三つの動機が考えられる。 @洗脳が解けた Aとある組織のエージェントになった Bビジネス保守としての活動に目覚めた 読者の皆様は、どう受け止められているであろうか? ここで、ケント・ギルバート氏の立場になって考えたい。@は弁護士としてのプライドが許さない。Aは仮にそうだとしても言えるはずがない。Bは突如としてたくさんの新刊書を出しているからそうであることは明らかである。 確かに、保守の視点で書いた本は、飛ぶように売れるようになった。図書館で借りて読もうと思っても半年は待たなくてはならないケースが続出している。 それくらい、保守系の話題となった新刊書の売れ行きは凄い。 ただ、保守思想となった、動機を語らない外国人、(日本人から見て凄いと思うような)日本人と親交がない外国人は、寝返るような年齢ではないにせよ、本当に大丈夫なのだろうか?、とふと思ってしまうのである。 そして、これは意外なことなのであるが、安倍政権が支出する対外広報予算(官房機密費として先行支出?)が、この種の人間の言論活動に支出されている可能性を私は指摘する。あのかっこいい、マイケル・ヨン氏もそうかもしれないと思っている。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B1%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%A8%E3%83%B3 もちろん、かっこいいジャーナリストの方が、日本国民の支持を得られやすいのは確かである。 私は、ダメだというつもりはない、本人たちは否定するだろう。それならそうで致し方ない面はある。 しかし、である。保守系言論人として情報戦争戦線参加を表明されたのであるから、どういう動機があってそうしているのか、誰の影響を受けたのか、志を証明するための、最低限のマナーとして、語っていただきたいのである。 私の要望は、そんな大それたものではない。活動家、言論人なら、当たり前にしていることであるが、ケント・ギルバート氏の場合には、それがない。 だから、ひょんな事から疑われることを防ぐために、出稿したのである。 参考 ――――――――――――――――― 拙ブログ開設の動機は、麻生政権末期における、マスコミの麻生叩きに我慢ならず、マスコミに一矢報いるべく、ブログ開設した。 民主党政権移行直後、中川昭一先生の逝去、ある愛国と称する地方議員(いつも批判中心、いつも提言ゼロ)にネット界で挑発されたことがきっかけとなり、政治家に対し具体的に提言するブログへの移行を決意、現在に至る。 |
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タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
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内 容 | ニックネーム/日時 |
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私がうろ覚えで知っている範囲では、マイケルヨンは、当初は韓国サイドに立ってましたが、資料精査をしたら、韓国が証拠にしているものが嘘ばかりで、日本は悪くないと分かって、今度は日本サイドに立った人物です。 |
Suica割 2015/08/07 20:56 |
私は論理的な人間ではない。カンで判断してしまう。写真から立ち昇るオーラはかなり的を突くと思っている。ケント氏は怪しいと感じている。テキサス親父に二心はない。 |
tsukihoshihi77 2015/08/07 21:23 |
キーン氏は実はオペラ評論家でもあります。 |
ドナルド・キーン氏 2015/08/08 00:30 |
どこかでイタリア人魂をお持ちのようです。 |
テキサス親父さんはイタリア系です。 2015/08/08 00:32 |
暑さでおかしくなったのか、もともとおかしい?のですが「ドナルド・キーン氏」「テキサス親父さんはイタリア系です」とニックネームのところにタイトルを書いてしまいました。もうコメントを書くのが怖くなります。 |
ベッラ 2015/08/08 01:07 |
Suica割様 |
管理人 2015/08/08 06:01 |
投稿いただき感謝します。 |
管理人 2015/08/08 06:18 |
ベッラ様 |
管理人 2015/08/08 07:36 |
ドナルド・キーン氏が書いたオペラ評論の中から2つ、エントリしています。(他にもありますがオペラ評論ということで)http://blog.goo.ne.jp/bellavoce3594/e/219f853d73293dfa2519c841f746d3fb |
ベッラ 2015/08/08 11:38 |
もともと、私はジャーナリストは、人を叩いて食い扶持を稼ぐ商売と認識しています。 |
Suica割 2015/08/08 11:54 |
もともと、私はジャーナリストは、人を叩いて食い扶持を稼ぐ商売と認識しています。 |
Suica割 2015/08/08 12:18 |
もともと、管理人様との工作員の範囲の認識が記事とコメントの返しを読んで気がついたので、書き込みします。 |
Suica割 2015/08/08 13:11 |
遠く1000年も前からの家系を繋ぐ、それも菅原道真の子孫の方がいらっしゃるのですね。凄いとしか言いようがありません。 |
管理人 2015/08/08 15:05 |
Suica割さま |
管理人 2015/08/08 15:17 |
マイケルヨンについては、私も確定的に言えないので、当たり障りの無さそうな解釈をしましたが、実は慰安婦騒動に対するアメリカ政府の日本への回答書という位置付けではないかとも思ってます。 |
Suica割 2015/08/08 16:11 |
マイケル・ヨンなら知っているはずの情報で、多くの日本人がまるで知らされていない情報が仮にあったとして、これをマイケル・ヨンがどう扱うか、という視点で、マイケル・ヨンを眺めています。 |
管理人 2015/08/08 19:29 |
グリーンベレーが関係する。 |
Suica割 2015/08/09 16:47 |
グリーンベレーは立場上、世界中の情報を網羅している気がします。 |
管理人 2015/08/09 20:10 |
生まれて初めての書き込みで失礼がありましたらお許し下さい。 |
茶の子 2015/08/12 11:12 |
茶の子様 |
管理人 2015/08/12 11:50 |
続きです。 |
管理人 2015/08/12 11:54 |
管理人様 |
茶の子 2015/08/13 11:02 |
茶の子様 |
管理人 2015/08/13 17:06 |
渡部昇一先生はチャンネル桜で知り大道無門を毎回楽しみにしていました。今でも時々Youtubeで見返したりして大好きです。 |
茶の子 2015/08/15 02:44 |
そもそもあの(ケントの)宗教団体自体がクサイ。 |
年金大隊下士官 2015/11/23 01:20 |
大変ユニークなHNですね。マネしたいくらいです。 |
管理人 2015/11/23 08:27 |
>日本人は、ともすれば親日的態度をとれば、疑うことなく絶賛する習性を利用し |
管理人さんへ 2015/11/24 17:54 |
ケント・ギルバートさんは、公平で公正な人であって欲しいと思っております。 |
管理人 2015/11/24 20:28 |
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