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zoom RSS 日中首脳会談は日露首脳会談のダミーとして組み込まれた?  

<<   作成日時 : 2014/11/11 08:07   >>

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拙ブログは、公開されている情報から事態の推移を読み解く主義である。

前稿では、日中首脳会談開催の背景事情について分析を試みたが、これに日露首脳会談のニュースを重ね合わせると、どういう推論が可能かという視点から述べさせていただく。

また、本稿は、日中首脳会談に際し、4項目からなる合意文書(「スタンスペーパー」と拙ブログでは呼ぶ)の作成が、日本側の一方的譲歩によってなされたという見方について、必ずしもそう決めつける必要はないのではないかという立場から、前稿にて冷静に事態の分析を試みた。

そもそも今回の日中首脳会談には、入念な下準備があった。第二次安倍内閣にて親中派を多数登用し、国内の親中派のガス抜きをしたことである。中国進出企業をかかえる経団連は、第二次安倍政権の布陣を見て安堵したに違いない。また、財界は、これまでにない規模で、土下座モードで?中国詣でをこの9月に行った。財界としては、中国進出したものの、資産は合弁であり、人材も人質状態にあるので打開策の模索に必死なのだろう。安倍首相は、その前提で、日中首脳会談に臨み、スタンスペーパーの作成と公表に踏み切ったようである。

日中首脳外交の前段における双方のスタンスペーパーは、スタンスペーパーの存在自体が今後の両国外交のひな形となるだろうと私は予測する。

どういうことかというと、スタンスペーパーで書かれたことについては、戦争でもして決着させない限り、双方譲歩も妥協もないというのが私の結論である。安倍首相は、経団連からの陳情と小笠原漁船のことがあったので首脳会談には応じた。だが、将来の日中外交の不測の事態を考慮し、日本側からの強い要求で、首脳会談前からスタンスペーパーを公開する前提で事が進んだと私は予測する。

要するに、日本側からすると、一切の妥協はない、譲歩もない、それでもいいというなら首脳会談しましょう、程度のことなのだろう。

その前提での、首脳会談なので、双方の協議において、進展どころか日本側の実質的譲歩は期待できないことを中国側は思い知ることになる。

中国に進出した日本企業を締め付けるだけ締め付け、安倍自民党に陳情をうながし、その結果安倍政権が中国に対する配慮、譲歩をせざるを得ないように思い描いた、習近平の思惑は、安倍政権が要求したスタンスペーパーの事前公開によって見事に外されたことになる。

「外交的勝利」という言葉は、当時者が直前直後に人前でいう事ではなく、数十年たってから、あの時はうまくやった、と回想録で自画自賛するか、外交評論家からの分析によって判明することである。直前直後に、身内で語り合う性格のものではない。それゆえ、私は、中国側が使う「外交的勝利」という言葉を幼稚な強弁と揶揄するのである。

コラボブログにおいては、その辺の事情を分析し、日中首脳会談は、産経報道を引用する形で、安倍外交の完全勝利と評価した。

日中首脳会談…安倍総理の完勝! 総理は帰国後靖国に参拝すべきだ!
http://blogs.yahoo.co.jp/nagomi3878/#40593068

保守系ブロガーの相当数が、あのスタンスペーパーを安倍外交の敗北とみなしている中で、私は力強い援軍を得た気持ちで一杯である。
以前の拙ブログなら、この種の見解の不一致について、真正保守でないお前が何を言うか、と批判にさらされたものだが、少しずつ時代は変わるようである。
とは言っても、拙ブログは公開された情報から、経験的かつ客観的に読み取れることを淡々と分析するスタンスである。もちろん、いつまでも悲観論一色で、批判一辺倒で、提言すらないのであれば、安倍政権を援護射撃できるはずもない。民主党よりも安倍政権の方がマシだと少しでも考えるなら、マスコミ界が中国の姿勢に同調するならなおさらのこと、安倍外交がどういう手口で中国をねじ伏せたのか、どのタイミングでどうねじ伏せたのか、くらいの視点で分析するくらいのことは、愛国ブロガーとして当然の義務だと思う。

一応、zakzak記事が、保守層受けする内容と思われるので、ここで紹介させていただく。

安倍首相の「対中牽制外交」奏功 習主席“完敗” APEC開幕、日中首脳会談へ
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141110/plt1411101830003-n1.htm

さて、日中首脳会談のスタンスペーパー公表直後、昨日の首脳会談直前に、思いがけず、日露首脳会談のニュースがあった。

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http://www.yomiuri.co.jp/politics/20141110-OYT1T50003.html?from=ytop_top

来年のプーチン氏来日に向け協議…日露首脳会談
2014年11月10日 02時16分
 【北京=高橋勝己】安倍首相は9日夜、北京市内でロシアのプーチン大統領と会談し、「来年の適切な時期」のプーチン氏来日に向け、岸田外相のロシア訪問や外務次官級協議の再開などを検討する方針で一致した。


 プーチン氏は今年秋に来日する予定だったが、ウクライナ情勢の悪化で困難な情勢となっていた。

 首相は、ウクライナ問題をめぐり、親ロシア派武装集団の動きについて「事態を複雑化させている。ロシアの建設的な役割を強く求める」と指摘した。

 会談は予定の倍近い1時間30分に及んだ。両首脳による会談は、先月にイタリア・ミラノでのアジア欧州会議(ASEM)首脳会議にあわせて短時間行って以来で、2012年発足の第2次内閣では7回目。

2014年11月10日 02時16分

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日本時間で10日の午後の日中首脳会談の直前に、日露首脳会談のニュースが全国一の販売部数を誇る読売から配信されたのである。

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http://www.yomiuri.co.jp/politics/20141110-OYT1T50045.html?from=ytop_main1

首相「関係改善へ第一歩」日中首脳3年ぶり会談
2014年11月10日 13時49分

日中首脳会談を前に握手を交わす習近平国家主席(右)と安倍首相(10日午前11時53分、中国・北京の人民大会堂で)=小林武仁撮影

 【北京=高橋勝己】安倍首相は10日午前(日本時間10日午後)、中国の習近平シージンピン国家主席と北京の人民大会堂で会談した。

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このことは何を意味するか。スタンスペーパーを幼稚にも外交的勝利と喧伝する中国への、しっぺ返しと見るしかあるまい。
なぜなら、日中首脳会談は、双方の認識のかい離を文書化しただけで、まったく中身がなく、日露首脳会談の方が、中身は当然として、双方による合意内容によっては、国際的にインパクトある情報が発信するかもしれず、諸外国からも注目される外交イベントとして扱われるのは間違いないからだ。

中国政府首脳は、やられた!、大恥をかかされた!と思ったに違いない。

中身がない日中首脳会談が行われる直前の、日露首脳会談のニュース報道の意味を私はそう解釈する。
日中首脳会談に際し、安倍外交の完全勝利を印象づけるタイミングでの報道と私は判断している。

首相官邸詰めの皆さんの、国益のための悪知恵には、脱帽するしかない。

要するに、日中首脳会談は、ロシアのプーチンと会談するための、ダミーでしかなかったと言うことだ。中国関係のマスコミが、外交的勝利と報道したのは、身内中国共産党関係者への接待的慰めでしかない。

安倍首相が首脳会談したかった相手は、どう考えてもロシアのプーチンであることを私は疑わない。

ただ、ストレートにそうすると、対米関係上、波乱が生じる。そこで日中首脳会談、中身は何も期待せず、妥協も譲歩もない前提で形式上の会談となった。

この時期、ロシアと首脳会談することは、アメリカとの関係で政治的リスクを伴うことだが、アメリカの中間選挙で共和党が躍進、上院下院で過半数を制した後を見計らった点も注目に値する。

つまり、

第二次安倍政権での親中派の登用

日中首脳会談

は、ロシアのプーチンと会談するための前戯みたいな位置づけに過ぎないと私は思うのだ。

そして、日露首脳会談設定ニュースのタイミングも実に絶妙である。
アメリカ中間選挙での共和党の勝利、オバマ再選後退を確認し、アメリカの反発を回避しつつ、日中首脳会談がダミー程度に過ぎないことを印象づけるべく、日中首脳会談直前に配信されたことについて、これ以上ないというタイミング設定であると私は見ている。

とにかく、素晴らしい、この一言でしか言いようがない。

首相官邸は、日中首脳会談完全勝利以上のシナリオを組み込んで、対処している可能性があるのだ!

その狙いはどこにあるか、日中首脳会談がダミーでしかないことを印象づけるほかに、私は、3つあると思う。

@中国を取り囲む安倍安全保障外交の総仕上げ
A北方領土問題の解決と日露経済協力の本格化(中国の排除)
B北朝鮮拉致問題解決に向けた、ロシア側の協力の取り付け

この中で、@、Aは当然として、安倍政権がしきりに、プーチンの来日をしきりに促している背景事情を考慮すると、安倍政権が拉致被害者救出を急いでいる関係上、当面、Bが軸になるだろう。拉致被害者家族関係者の体調が最近優れないことがニュースとなった関係で、拉致問題解決の側面支援を安倍政権が来日時にプーチンに要請する可能性を私は指摘したい。ひょっとすると、プーチンがあの団体の関係者と面会するという、北朝鮮に対する強烈な外交的サプライズも考えられるのだ。
プーチンは、外交的孤立の中で、安倍首相が配慮し首脳会談に応じてくれたことに感謝しつつ、日露首脳会談のお土産として、領土問題はともかく、北朝鮮に対する強烈な締め付けを即実行する可能性を私は排除しない。

それゆえ、安倍首相は、プーチンの来日を待望していると私は予測するのである。

外交は、田母神俊雄が講演会で何度も語ったように、武器を使わない、心理戦である。心理戦であるがために、激昂したり、悲観することは、進んで相手の術中に進んで嵌ることを意味する。

我々保守市民は、民主党政権時代、まず耐え、そして耐え、政権交代の日を心を殺し待ち、何が起ころうと、冷静に事態を分析し対処することを経験として学んだはずであり、中国進出した日本企業の国家観がないお馬鹿な経営者と同次元の過ちはすべきではないのである。

私の推測は一部間違っているかもしれない。ただ、私は、合法的手段により、ロシアや中国の地図を入手したことがある。今も会社の書庫に眠っているはずだ。それが国際情報収集の第一歩であることを知っているからだ。

何はともあれ、日夜、外交上の手順、タイミングを深く研究しつつ、最善手を模索され、日中首脳会談にて完全勝利された、首相官邸関係者および安倍首相側近の皆様に、帝国ホテルの寿司屋から差し入れでもさせていただきたい気分である。

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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
中韓共倒れを見越した安倍総理周辺は、ウクライナ後も裏で日露関係を双方で繋いでおり、プーチン来日で特亜は完全に包囲されるという重いパンチを狙っているような気がしております。
nagomi
2014/11/11 16:55
プーチンとのやりとりは、最終的にはnagomiさん指摘のとおりと思いますが、最初の一手は、北朝鮮拉致問題でのロシアからの援護射撃により、ロシアとの共闘をアメリカは拒否できなくなる?というシナリオを予測します。
中韓は捨て、係わらないという感じでしょう。
Shirasu J
2014/11/11 19:08
拉致問題は又初めから仕切り直しのようですが、政府の立場が「過去において朝鮮に迷惑をかけた」という自虐史観を根底に持ち、または、交渉の絶対条件のようにしているのであれば、被害者を取り返すことは困難かと。
また、過去において、公安も警察も日本人が拉致されていることを承知していたのに放置していた事実、これはどこからの指令でしょうか。
日本国内の闇も深すぎるのでは?
次世代の党の三宅議員が拉致関連質疑していますね。
頑張ってほしいです。
ナナ
2014/11/12 10:59
安倍首相が、プーチンに会いたがっているのは拉致問題の進展、解決にらんでのことと予測します。北朝鮮が今回、誠意を以て対処しなければ、工作員体制丸ごとテロ関係法案で潰すということではないでしょうか。

<また、過去において、公安も警察も日本人が拉致されていることを承知していたのに放置していた事実、これはどこからの指令でしょうか。
日本国内の闇も深すぎるのでは?

どの文献にそう書いてあるのかご教示いただければ読んでみようと思います。
ただし、過去すべてのことを安倍首相に負わせるのは酷ではないでしょうか。
少なくとも公安、警察、法務省には、手抜きせずにしっかり働いてもらうべく、陳情が欠かせません。
Shirasu J
2014/11/12 12:50

<また、過去において、公安も警察も日本人が拉致されていることを承知していたのに放置していた事実、これはどこからの指令でしょうか。
日本国内の闇も深すぎるのでは?
きちんとしたソースも付けられないようなことをこちらのブログに書きこみ、ご迷惑をおかけしました。 
申し訳ありませんでした。
ナナ
2014/11/12 16:21

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