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zoom RSS 安倍首相【バングラデシュ、スリランカ訪問】 国連外交強化作戦に成功したようです

<<   作成日時 : 2014/09/08 19:21   >>

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やっと、新聞各紙が、安倍政権の外交成果を個々に、具体的に報道するようになった。

ただ、政府専用機に同乗するという特権がありながら、まだこの程度なのかと私は思っている。
中南米や大洋州訪問の際のマスコミ報道は、産経を除けば皆無に等しかった。政府からかなり情報提供受けているにしては、それらを繋ぎ合わせればわかるであろう、分析すらも怠っていることを問題視し、拙ブログは以下に出稿した。

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・安倍政権は「政治大国化」を目指している!
http://nihonnococoro.at.webry.info/201405/article_7.html

・安倍政権 日本が政治大国化を目指す「7つの状況証拠」
http://nihonnococoro.at.webry.info/201405/article_9.html

・世界支配層が安倍首相を支持・期待しなければならない4つの理由
http://nihonnococoro.at.webry.info/201405/article_10.html

・安倍外交 イスラエル首相来日が意味するもの
http://nihonnococoro.at.webry.info/201405/article_11.html

・安倍外交 豪州・ニュージランド訪問の意図について
http://nihonnococoro.at.webry.info/201407/article_8.html

・安倍外交 パプアニューギニア訪問の戦略的意味について
http://nihonnococoro.at.webry.info/201407/article_9.html

・安倍政権中南米外交の狙い 「中韓と外交不拡大」+「シーレーン依存低下」
http://nihonnococoro.at.webry.info/201408/article_5.html

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特に、朝日、毎日、中日、信濃毎日、北海道の論説主幹、コラムニスト、記者による記事はひどかった。中韓視点中心でしか、外交を語れない点において、記者としてもビジネスマンとしても無能ではないかと私は思ってきた。

第一次安倍内閣時代から続く、朝日、毎日、中日、信濃毎日、北海道などの社説やコラムにおける徹底した反政府報道姿勢などから、中韓からの謂われのない外交圧力に対し、安倍首相が毅然と対応し、なんとか国益を確保しつつある、素晴らしい外交成果について、朝日、毎日、中日、信濃毎日、北海道などがこぞって無視してきたことは、社説、外交欄をよく読んでいる人ならば、わかっていることである。

そういう事情もあって、拙ブログは、首相官邸サイトの情報、安倍事務所の秘書さんが発信する携帯メール、当該国との歴史的かつ友好的外交関係などの情報があれば、公開情報だけでそれなりの水準の外交記事が書けることぐらいは、(マスコミ業界経験がなくても)自身のビジネス経験でわかっている。

また、実際、いろいろ書いていくと、あとからあとからいろいろな発見があり、書く作業が楽しいことである。
そして、この分野は、政府専用機に乗り、それなりの取材ができるのにしない、できない、無能な政治記者たちと、公開情報だけで十分に勝負になりそうな分野なのである。

かくいう私も政府専用機に搭乗しているであろう、首相補佐官か秘書に取材したい気持ちは確かにある。だが、物理的にできないのだが、安倍首相側近は、そういうニーズを察し、訪問国毎に絶妙なシグナルを送り続ける気配を、携帯メールから感じており(特に、ヨーロッパ各国訪問の際の王室関係の晩餐会でのやりとりなど)、安倍事務所からの携帯メールは、外遊時、最も貴重な情報源の一つになっている。文面から、真意がどこにあるのか、なんとなく伝わってくるのである。

子を持つ親なら、手塩にかけて育てた、遠くに住む子供が、それなりの年になって、改まって、ある趣旨の手紙を書いてきたなら、敢えて書かれていない事を発見したら、たぶん、こういうことで困っているのだろうと親として察することは、真正日本人なら当たり前のことである。

ただ、出自がそうでない、新聞業界の人たちは、そういう推理を得意とはしないようではある。

なお、読売においては、9月8日の朝刊にて、1面に、政府専用機に搭乗したと思われる政治部記者が首相のスリランカ訪問を書いた記事が載せられ(詳細後述)、3面にて現地記者の分析記事が掲載されていることを確認した。これが、マトモな報道スタイルであることは言うまでもない。

さて、今回の安倍首相の南アジア訪問については、マスコミとしては公然と報道しにくい部分があると判断している。(その事情は後述)ブロガーという立場なので敢えて書ける、書きやすい部分があるということである。

それでは本論に入らせていただく。

先日、オーストラリアへの潜水艦輸出事案が報道となった。

オーストラリアの次世代潜水艦を日本で建造するらしいぞ ⇒「日本の潜水艦の国産化割合はどの程度なのか?」by 韓国の反応
http://horukan.com/blog-entry-1464.html

オーストラリア政府はかねてから、日本の潜水艦技術供与を申し出ていた国である。
門外不出の(日本製)潜水艦技術の輸出との交換条件は、たぶん調査捕鯨再開に係わる暗黙の了解ということなのだろう。

日本製潜水艦の輸出で、これで、少なくとも調査捕鯨船に、オーストラリアの潜水艦が発見されることはない?と思いたいが、性能的に劣るオーストラリア軍の行動は、日本の調査捕鯨船からは丸見えのようである。

日本の捕鯨禁止の謎 ― なぜ、欧米は理不尽に日本の捕鯨を厳しく取り締まるのか?
http://tocana.jp/2014/06/post_4198_entry.html

小和田恒や外務省は、ひょっとすると彼らの陰謀に気づきつつも安倍首相に報告せず、それゆえ、安倍首相は激怒した可能性を私は指摘したい。

次は、国連非常任理事国選挙の事前調整事案としてのバングラデッシュ訪問。

まず、携帯メールから読んでみたい。

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今朝、羽田空港からバングラデシュ、スリランカを廻る外遊へ飛び立ちました
たった今、バングラデシュに到着したところです。
日本の総理大臣としては14年ぶりの訪問となります。沢山の日の丸とバングラデシュ国旗に迎えられました。国旗からも両国の親密な関係が伝わって来ます。

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「沢山の日の丸とバングラデシュ国旗に迎えられました」という文面から察するに、誰かが、安倍首相の訪問を招請したのであろうと、読み取れる。押しかけでは、沢山の日の丸は用意されないと思うからだ。

さて、安倍首相のバングラデッシュ訪問に際し、バングラデシュのハシナ首相が両国間の歴史的に良好な関係を踏まえて立候補を取り下げたとあるが、これも(双方が納得する)交換条件があって取り下げに応じたとの見方ができよう。

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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140906/plc14090623570015-n1.htm


非常任理事国の席…国際社会での世論戦に布石 首相、改造直後の成果
2014.9.6 23:57 [安倍首相]

 安倍晋三首相は、来年10月に改選される国連安全保障理事会の非常任理事国選挙をめぐり、アジア太平洋枠の1議席を争うバングラデシュのハシナ首相との会談で、日本への一本化で合意した。慰安婦問題などを利用し国際社会で積極的に世論戦を仕掛ける中国や韓国に対抗するため、国連での発言権確保に向け、布石を打ったことになる。

 「ハシナ首相が両国間の歴史的に良好な関係を踏まえて立候補を取り下げ、わが国への支持を決断したことを深く感謝し、高く評価する」

 安倍首相は、ダッカ市内の首相府で行われた首脳会談後の共同記者発表で、ハシナ首相が非常任理事国選で日本への支持を表明すると拍手をして歓迎し、こうハシナ首相の“英断”をたたえた。

 安倍首相がバングラデシュとの関係を重視しているの理由の1つには、ハシナ首相が非常任理事国選への出馬辞退を示唆してきたという事情がある。

 非常任理事国は任期2年の10カ国で構成され、毎年半数ずつ改選される。各地域グループで事前調整するが、調整が付かず投票に持ち込まれることもある。非常任理事国を歴代最多の10回務めている日本が1978年の選挙で唯一敗れたのがバングラデシュ。国連でも一定の存在感を持つだけに事前調整での決着をめざしてきた。

 非常任理事国の席を占めることは、安保理の常任理事国入りなど国連改革を目指す日本にとって最低限の条件ともいえるが、国際社会で日本の立場を表明する場を確保するという意味も大きい。

 菅義偉(すが・よしひで)官房長官は5日の記者会見で、慰安婦問題に関し「国連をはじめ、国際社会でわが国の立場や取り組みの姿勢をしっかり説明していきたい」と強調。第2次安倍改造内閣発足後初の外遊が、その第一歩となった。(ダッカ 桑原雄尚)

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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140906/plc14090621180014-n1.htm


日本、非常任理事国当選確実に バングラ不出馬、安倍首相に表明
2014.9.6 21:18 [安倍首相]
共同声明への署名後、バングラデシュのハシナ首相(左)と笑顔で握手する安倍首相=6日、ダッカ(共同)

 【ダッカ=桑原雄尚】安倍晋三首相は6日午後(日本時間同日夕)、南アジア2カ国歴訪の最初の訪問国バングラデシュに到着し、首都ダッカの首相府でハシナ首相と会談した。ハシナ首相は来年10月の国連安全保障理事会非常任理事国選挙への立候補を取り下げ、日本を支持すると述べ、安倍首相は謝意を示した。両国は非常任理事国選でアジア太平洋枠の1議席を争っており、日本の非常任理事国当選が確実となった。

 首脳会談後の共同記者発表でハシナ首相は「非常任理事国選で日本支持を喜んで宣言する。バングラデシュの立候補は取り下げる」と表明。安倍首相は「ハシナ首相が両国間の歴史的に良好な関係を踏まえて立候補を取り下げ、わが国への支持を決断したことを深く感謝し、高く評価する」と語った。

 会談では、安倍首相が積極的平和主義の意義と集団的自衛権の行使容認に関する閣議決定を説明したのに対し、ハシナ首相は日本の取り組みに歓迎の意を表明。両首脳は来年前半に外務次官級協議を実施することで合意した。「ベンガル湾成長地帯構想」に基づき、都市高速鉄道やエネルギー安定供給など4分野で協力を進めることでも一致した。

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ここで、「安倍首相がバングラデシュとの関係を重視しているの理由の1つには、ハシナ首相が非常任理事国選への出馬辞退を示唆してきたという事情」という記述に着目したい。

安倍首相がバングラデシュ訪問した時期が、タイミング的に、唐突な感があるので、先に来日したインド首相が、バングラデシュ首相から、バングラデッシュ訪問と非常任理事国選挙立候補取り下げの件を託され、安倍首相が快諾し、インドとバングラデシュに、見返りの何かを提供したことが考えられるのである。

外務省情報によれば、インドとバングラデッシュの外交関係は、隣国にしては例外的に良好な状態にあるようで、

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http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/bangladesh/kankei.html

現アワミ連盟政権は日本、中国、隣国ミャンマー等のアジア諸国、中東及び欧米など全方位的に関係強化に務めつつも、特にインドとの経済、安全保障、地域協力等を中心とした協力関係を重視し長年の懸案解決に乗り出している。

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インド首相の訪問に際し、バングラデッシュ首相が何かを託したことはありえる話だと思う。

また、日本は、かつて非常任理事国選挙にて、バングラデシュに敗れたことがあり、また、国連を舞台にした中韓の反日工作が巧妙かつ常態化している関係で、今後数年間非常任理事国ポストを失いたくない動機が、日本政府にはある。

バングラデッシュは、日本政府のおかれた立場を十分に理解し決断したようである。

私は、非常任理事国選挙をカネで買ったとは言いたくはないが、相手国もそれなりの利益を得ているのだから、Win-Winであるとしていいと思う。

なお、追加となるが、日本の造幣局初の海外通貨製造を請け負った?事案が共同声明文に書かれているが、報道されていないところをみると、政府専用機に搭乗した内閣記者倶楽部記者は、現地でアルコール三昧ではないかと言いたくなる。

―――――――――――――――――

日・バングラデシュ共同声明(仮訳) (PDF)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000050976.pdf
9.両首脳は,日本造幣局が4月までに5億個の2タカ・バングラデシュ硬貨
を製造し,納品したことを歓迎した。これは,日本造幣局が第二次世界大戦以
降,外国政府のために流通貨幣を製造する初めての機会であった。

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国が行う援助として、援助国側として最も誇らしい援助ではないかと私は思う。それほどにまでに、日本がバングラデシュから信用されている証左であると言えよう。
日本を侵略国家であるとして、報道活動、政治活動してきた、朝日、毎日、中日、信濃毎日、北海道、社民党、共産党はこの事案をどう説明するのであろうか?

次は、スリランカ事案。

安倍首相が9月7日18時頃発信した、携帯メールを読んでみたい。

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スリランカに到着しました。
スリランカはサンフランシスコ講和会議で日本との講和を強く支持してくれた国です。
講和条約発効の5年後の1957年、同国を訪問した岸信介総理を3万人もの人達が沿道に出て来て歓迎してくれました。
日本の総理の訪問は24年ぶりとなります。

―――――――――――――――――

こちらは、今回は、押しかけ臭いような気がしている。

それでも岸首相の時代、3万人もの人々が出迎えたのは、スリランカ上空で、戦時中、日本海軍の戦闘機が、植民地支配していた英国空軍の戦闘機を次々と撃ち落としたことへの感謝の念からのものなのかもしれない。

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アジアが今あるのは日本のお陰です
http://sakuranohana.jp/books/9784434126420//tag/%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%AE%E8%AA%87%E3%82%8A/

セイロン沖海戦
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%83%B3%E6%B2%96%E6%B5%B7%E6%88%A6

【感動・泣ける】日本を分割占領案から守ってくれたセイロン(現スリランカ)代表の名演説
http://matome.naver.jp/odai/2134863009521091401

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スリランカに関しては、直前に行われた、スリランカの法律家元国連報告者の共同の会見記事があった。

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「募集は多くの場合、強制的に行われた」「慰安婦問題を日韓関係悪化の根源にするな」…クマラスワミ元国連報告者
http://gensen2ch.com/archives/12342140.html

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安倍首相は、スリランカに対し、交換条件を示し、以降のクマラスワミの談話封殺を、暗に持ちかけているのかもしれない。

そういうスリランカは、実は、国連人権事案をかかえていた。

国連人権理事会:スリランカでの調査実現を左右する決議案が投票へ
http://www.hrw.org/ja/news/2014/03/26-0

なお、赤峰和のブログにてはかく解説している。

解説(93) 「クマラスワミ報告書」修正への動き始まる
http://blog.goo.ne.jp/akaminekazu/e/af880ca8e642ca9331c949ce6d618775

ひょっとすると、スリランカ事案での日本政府がとった対応を根拠に、日本がかかえる慰安婦問題への「クマラスワミ報告書」への対応をスリランカ側に促している可能性もある。

いずれにせよ、以下のニュースを読むと、たぶん、互いが出した交換条件に双方納得したうえでの決定のような気がする。

―――――――――――――――――

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014090400681

スリランカに巡視船供与へ=安倍首相6日からアジア2カ国歴訪

 安倍晋三首相は6〜8日の日程で、バングラデシュとスリランカを訪問する。「地球儀外交」の一環で、両国を含むインド洋諸国へのインフラ投資に力を入れる中国をにらみ、政治・経済分野を中心に関係強化を図る狙い。スリランカでのラジャパクサ大統領との首脳会談で安倍首相は、巡視船の無償供与や新たな円借款によるインフラ整備支援を表明する方針だ。(2014/09/04-16:47

環境対応の石炭火力、スリランカに 三菱商事・Jパワーなど検討
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140907/fnc14090705070001-n1.htm

http://www.yomiuri.co.jp/politics/20140907-OYT1T50131.html?from=ycont_top_txt


スリランカに巡視船無償供与へ…首脳会談で合意
2014年09月07日 22時24分

 【コロンボ=梁田真樹子】安倍首相は7日午後(日本時間7日夜)、スリランカのコロンボで、同国のラジャパクサ大統領と会談し、同国の沿岸警備隊の能力向上のため、日本の巡視船を無償で供与する方針を伝え、大統領も歓迎した。

 日本にとっては、中東から原油を輸送する際のシーレーン(海上交通路)の安全確保につながる。

 首相は会談の冒頭で、「スリランカとの伝統的友好関係を海洋国家間の新たなパートナーシップへ発展させ、両国関係を一層強化したい」と語った。

 会談では、両国間で海洋安全保障に関する協議を始めることや、海上自衛隊とスリランカ海軍の合同訓練を行う方針でも一致した。日本方式の地上デジタルテレビ放送をスリランカで採用するため、日本がアンテナ塔などの施設整備に約137億円の円借款を供与することも決まった。両首脳は合意事項を盛り込んだ共同声明に署名した。
2014年09月07日 22時24分

―――――――――――――――――

3つの記事を纏め合わせると、現時点ではスリランカの最大の援助国となっている、中共を援助の質、量両面から圧倒する規模での数々の支援を持ちかけ、スリランカ政府の合意を取り付けたことがわかる。

安倍首相の、スリランカに賭ける意気込みが伝わってくるようである。

今回の訪問で、スリランカに対する、日本の巡視船供与や海上自衛隊とスリランカ海軍の合同訓練が合意事項に入ったことは、日本国民にとっても良い意味で衝撃的である。中共首脳は、この直後にスリランカ訪問予定のようだが、さすがに、対抗手段はないだろうと思いたい。

ちなみに共同声明文は37項目からなる。A4で8頁に及ぶ内容であり、中共がもし追加でやるとしたら、カネを現金で支給するくらいしか思いつかないくらい、中共が以後、スリランカにつけ込む隙間がないくらいの共同声明文と読める

日・スリランカ共同声明(仮訳) (PDF)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000050999.pdf

中共は経済崩壊が予想されており、アベノミクスで景気が上向いた日本と援助競争したところで勝ち目がないことに気づいているはずだと思うからだ。

そして、スリランカに対する巡視船供与も海上自衛隊とスリランカ海軍の合同訓練は、

インド首相来日時にインド政府から内諾をとっているか、

あるいは、インド首相からの働きかけで、このままではスリランカが中共に乗っ取られるので、日本政府に対し、これこれしかじか程度の援助ならインド政府として了解するので、早急にスリランカに対し、手を打ってほしいと働きかけられ、今回の訪問に至った可能性を指摘したい。

そのインドとの外交関係の進捗状況となるが、先のインド首相来日時の首脳会談概要を振り返りっておきたい。

日・インド首脳会談(概要)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/s_sa/sw/in/page3_000896.html

私は、政治・安全保障分野の協議内容、特にベトナムあたりと比較して、突出して密度が濃いことに注目している。

読み方によっては、「日印「2+2」の強化,日米印三カ国外相会談の立ち上げ、防衛装備協力」、「原子力協定交渉に関し,両首脳は,過去数ヶ月間で重要な進展」の文脈から、日本のために、インドが進んで秘密裡に核実験を請け負うシナリオが潜んでおり、そのことにアメリカが配慮し、日米印三カ国外相会談という枠組みが設定されている、ような気がして読んでいる。

見返りとしては、新幹線技術供与が含まれるということなのだろう。


さて、ここで一旦、総括に入らせていただく。

この時期、まず、インド首相が来日し

インド首相が仲介・了解する形で、バングラデッシュ、スリランカ事案の対応シナリオが組み立てられ?

ほぼ同時期、立て続けに

・オーストラリア潜水艦輸出
・バングラデッシュ国連非常任理事国選挙立候補取り下げ
・クマラスワミの会見

が報道されるのは、なんらかのシグナル(良い意味でも悪い意味でも)であろうと私は見ている。

つまり、中共の軍事的脅威に直面する、日本がより強力な国連外交を、今後最低数年間、実施する必要に迫られ、関係各国との協議を進めた結果なのであろう、という見方ができるのである。

その結果、交換条件の産物として、オーストラリア、バングラデッシュ、スリランカはとりあえず欲しいものを手に入れた、ということになる。

安倍首相が手に入れたものは、国連での足場と関係各国の協力関係であり、安倍首相が目指す対中共方針は、

―――――――――――――――――

「戦わずして中共の戦意を挫く」

―――――――――――――――――

ということなのだろう。そう思えてならない。

スリランカとの共同声明文には、こういう一文が書かれている。

―――――――――――――――――

日・スリランカ共同声明(仮訳) (PDF)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000050999.pdf

33.安倍総理は,日本の国連安全保障理事会常任理事国入りに対するスリランカの継続的な支持に対し謝意を表明した。また,両首脳は,国連創設70周年である明年中に,常任理事国及び非常任理事国双方の拡大を含む安全保障理事会の改革について具体的な成果を得るため共に取組むことで一致した。

―――――――――――――――――

たぶん、スリランカ以上に、親日国であるインドやバングラデシュは、同様の感覚なのであろう。(バングラデシュとの共同声明文には、この一文はないが)

これらの情報を総合すると、

安倍政権は、インド首相の来日事案などを考慮すると
国連外交強化作戦に成功しつつあることは確かであることがわかる。

たぶん、中韓は、例によって、日本の常任理事国入りに反対するだろうし、朝日、毎日、中日、信濃毎日、北海道も中韓の視点で、日本の戦争謝罪が足りないと書きまくるに違いない。

そして、朝日、毎日、中日、信濃毎日、北海道は、なぜか、今回の外遊を通じて得た、「外交上の成果としての偉業」を社説、コラム、論説記事で書きたくないようである。普段から書き綴ったノートを読み返しながら、国際状況がどう変化しようと、中韓目線でしか書けない、書きたくない、国際感覚のなさと頑迷な視野狭窄ぶりに、新聞記者として以前にビジネスマンとしてグズだとしか言いようがない。

マスコミ業界以外の職場なら、上司から怒鳴られる?程度の
次元にあることを、新聞業界の馬鹿はわかっていないようである。

さて、今回の安倍外交の取り引きレート、国別には数百億〜数千億、これを金額的に高いと見る向きはあるだろうが、それは、戦前の幣原喜重郎外相時代に何をされても放置し無頓着であった頃の発想であると言わざるを得ない。

この3件の対応は、安全保障上、些細な洩れがあればただちに止水するという安倍首相の強い意識が感じられる事案である。

それによって、国民の生命と財産が、守られると考えれば、対GDP比で見れば、安い投資・取引事案と見るべきだろう。

私としては、シーレーン関係国への投資を控えることで、単純にシーレーン依存度を下げることになるであろうと予想してきたが、安倍首相は、投資しつつ当該国との安全保障対応での協力関係構築を意図し相手国にしかるべき(安全保障的?)対応を促すことで、自衛隊のシーレーン派遣がなくても、そこそこ中国海軍と渡り合う、防衛体制構築の可能性を模索しているような気がしている。

確かに、インド、バングラデッシュ、スリランカの過去の外交上の対応を分析すると、日本は敗戦はしたものの、アジア諸国独立のためにアジアの人々とともに戦った「恩」をインドをはじめアジア各国は忘れてはいないということであり、マスコミが、安倍外交の成果の全体像を報道しないのも、したがらないのも、アジア各国の大東亜戦争に対する評価について、洗脳されてしまった、昭和一桁世代に気づかれたくない動機からそうさせるのだろう。

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アジア職の大東亜戦争に係わる評価

・親日国が信じられないほどたくさんあることを家庭内教育で教えるべきだ(その1)
http://blog.livedoor.jp/waninoosewa/archives/1411169.html

・親日国が信じられないほどたくさんあることを家庭内教育で教えるべきだ(その2)
http://blog.livedoor.jp/waninoosewa/archives/1411168.html
―――――――――――――――――

私は、一人の国民として、現首相も現外相も「元祖お花畑外交家だった幣原喜重郎」ではない、幸運を悦ばずにはいられない。

―――――――――――――――――

幣原外交
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%A3%E5%8E%9F%E5%A4%96%E4%BA%A4

―――――――――――――――――

そして、報道されている以外のことで、たぶんそうなっているであろうと思われることを書いておきたい。安倍政権の中枢は、インド、バングラデシュ、スリランカ地域において、中共のプレゼンスを意識した新たな施策というか、新たな国際協調の枠組みの仕込みに入っているに違いないと私は推理する。

具体例をあげるとすれば、安倍政権が、この南アジア地域全体を包括する、南アジア地域協力連合(SAARC)をテコ入れし、

南アジア地域協力連合(SAARC)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/saarc/

アセアンのようなレベルに引き上げるつもりかもしれないと言うことである。目的は、対中共対策であり、中共に取り込まれたパキスタン対策ということになるのかもしれない。

実際、スリランカとの共同声明文について、1項目として書かれている。

―――――――――――――――――

日・スリランカ共同声明(仮訳) (PDF)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000050999.pdf

32.ラージャパクサ大統領は,南アジア地域協力連合(SAARC)メンバ
ー国への日本の建設的な取組み及び日SAARCエネルギー・シンポジウムを
含む連結性の強化への取組みを歓迎した。安倍総理は,SAARCとの関係を
一層強化する意図を表明した。

―――――――――――――――――

これによって、中共になびくパキスタンの動きを封殺すると同時に、南アジア方面での紛争勃発を防ぐ手段にはなるだろう。アフガニスタンには、当面は関与せずということ?にはなろうが、アセアンに続く?、対中共包囲網が形成される政治的効果は大いにあるだろう。

最後に、(言外の)シグナル満載の、安倍事務所配信の携帯メールを読み直したい。

―――――――――――――――――

スリランカに到着しました。
スリランカはサンフランシスコ講和会議で日本との講和を強く支持してくれた国です。
講和条約発効の5年後の1957年、同国を訪問した岸信介総理を3万人もの人達が沿道に出て来て歓迎してくれました。
日本の総理の訪問は24年ぶりとなります。

―――――――――――――――――

「日本の総理の訪問は24年ぶり」という記述と、先のイスラエル首相の17年ぶりの来日を重ね合わせると…………

安倍外交 イスラエル首相来日が意味するもの
http://nihonnococoro.at.webry.info/201405/article_11.html

どのようなシナリオとなるか

敗戦国としての立場を一身に背負い、日米安保改定で力尽きた、名宰相と語られる、岸信介首相が築いた、「戦後レジーム」というレールの上を

安倍首相が、激務の中で、寸分の時間を見出し、外交面で活路を見出しつつ、新たな国際協調関係を(日本を政治大国化すると同時に中共の軍事的プレゼンス拡大に備える目的で)切り開き、

それによって、見方を変えれば
「戦後レジーム脱却」を意図したものの、失敗に終わった、第一次安倍政権の悲願が、こういう形で実現しつつあるということになる…………………

安倍首相は、「戦後レジームの脱却」という約束を、決して忘れてはいないようであり、度重なる「外遊」はそのための手段ということになる。

つまり、安倍首相は、第一次安倍政権の時にしようとしてできなかったことを「政治家『安倍晋三』に課された宿題」として認識し、第二次安倍政権の時代に達成すべく、粉骨砕身努力しているように私には映るのである。

安倍首相、お疲れ様、良くやっていらっしゃると

一人の国民として申し上げたい気持ちで一杯である。

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コメント(2件)

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非常任理事国入りは、現在慰安婦問題始め対露、対北等との対応を、国際社会に明確に理解させる為に、強い発言力が必須です。
目の前にある課題を、ジャストタイミングで対応する総理の的確な仕事ぶりによって、国民は救われていることをもっと自覚しなければなりません。
nagomi
2014/09/09 15:51
少し長い原稿となってしまいました。
<目の前にある課題を、ジャストタイミングで対応する総理の的確な仕事ぶりによって、国民は救われていることをもっと自覚しなければなりません。
最初にこう書けばよかったと反省しております。
Shirasu J
2014/09/09 17:12

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安倍首相【バングラデシュ、スリランカ訪問】 国連外交強化作戦に成功したようです 美しい国への旅立ち/BIGLOBEウェブリブログ
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