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zoom RSS 2013参議院選挙分析結果 PART2(野党の党勢をどう読むか)

<<   作成日時 : 2013/07/27 06:42   >>

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私は、党派別比例得票数にこだわっている。理由は、党派別の党勢がどうなっているか(拡大傾向なのか縮小傾向なのか)判断できる指標と考えるからだ。
そこで、PART2では、比例得票数の推移から各野党の党勢がどうなっているか分析を試みた。

まず、最初に代表指標的政党と考えられる、社民党の推移を分析した。

・「社民党」の比例得票数の推移と分析結果

2003衆議院 302万
2004参議院 299万
2005衆議院 371万
2007参議院 263万
2009衆議院 300万
2010参議院 224万
2012衆議院 142万 
2013参議院 125万

社民党は、この10年間、主要政策、議員、支持者どれも大きな変化はなかった。議員も支持者も高齢化が進み、選挙毎に、得票数が着実に減少する感があった。
このままで推移すると次回衆議院選挙、参議院選挙とも議席獲得は難しいと予想される。つまり、今回の参議院選挙が議席獲得できる最後の選挙だった可能性があるのだ。
つまりそのことが、福島瑞穂が代表辞任を発表した理由なのだ。このままでは選挙で議席を獲得できないのでなんとかしたい。器を入れ替えて出直したい、当然の発想だろう。
なお、福島瑞穂については、慰安婦問題での追及が避けられないという視点から、その追及が本格化する前にとりあえず身を引いたという見方もあるだろう。

次は、みんなの党である。

・「みんなの党」の比例得票数の推移と分析結果

2009衆議院 300万
2010参議院 794万
2012衆議院 524万
2013参議院 455万

この政党は、もっともらしい政策は掲げているものの敵失に乗じて票を獲得する、ヒット&アウエイ戦法好きな政党である。
2009年の衆議院選挙では自民分裂を演出し、マスコミの自民叩きに乗じて票を伸ばし、2010年の参議院選挙では自民もダメだが民主もダメだという、マスコミの世論工作に乗じて票を獲得し、2012年の衆議院選挙では日本維新の会と連携し民主叩きをやり、2013年の参議院選挙では橋下徹の慰安婦発言に乗じて日本維新の会叩きをやった。
この政党は叩く相手がないと困るようである。
典型的事例は、2013年参議院選宮城選挙区での和田政宗候補の
戦法である。韓国で反日デモに参加した岡崎トミ子(民主党)の画像をこれでもかこれでもかとネガテイブキャンペーンを実行し、「政宗」という歴史上の人物の名前を最大限活かし、まんまと当選したのである。

『韓国で反日デモ参加』の岡崎トミ子氏陣営 「当選の和田氏、デモ参加写真でネガティブキャンペーン…悪口ばかり」
http://www.hoshusokuhou.com/archives/29862469.html

しかし、比例獲得票数でみると、2013年参議院選挙では、マスコミはみんなの党支援につながる情報操作を画策したことが囁かれているものの、その結果は漸減だった。
つまり、賞味期限切れがはっきりしたのである。党勢が既に落ち目なのである。
橋下徹が今回参議院選挙直後(自らは参加しないものの)野党再編をしきりに口にし、江田憲司が渡辺喜美批判を行い、水面下で動き出している?理由は党勢が傾いたことに気づいているからである。
江田憲司の本心は、このままでは党勢がさらに傾き、落ち目になるため、(叩きやすい)誰かを叩くことで自身の賞味期限の再延長を図りたい、ということなのであろう。

では、「日本維新の会」はどうであろうか。

・「日本維新の会」の比例得票数の推移と分析結果 

2012衆議院 1226万
2013参議院  635万

前回衆議院選挙では、(マスコミの応援を得て?)選挙区は自民党、比例は日本維新の会という有権者がたくさんいたおかげで、獲得票数は民主党を上回り、自民党に迫る勢いだった。
今回は、一連の橋下徹の慰安婦発言騒動で票を減らしたが、それでも民主党に肉薄し、みんなの党よりも獲得票数は多い。
この政党は、みんなの党のように敵失で勝つのではなく、教育改革などでの取組み実績を証明しそれを有権者が評価し、維新八策という政策を掲げ、また、石原慎太郎というカンフル剤発明家がいるので、前回衆議院選挙直前に尖閣買い取りを表明したようなウルトラCが出てくれば、党勢を一気に拡大できる可能性は残されており、その点において、依然不気味な存在である。

従って、日本維新の会が賞味期限切れなのかそうでないかの判断は現時点では保留とする。

続いて、「共産党」はどうだったのか見てみたい。

・「共産党」の比例得票数の推移と分析結果

2003衆議院 458万
2004参議院 436万
2005衆議院 491万
2007参議院 440万
2009衆議院 494万
2010参議院 356万
2012衆議院 368万
2013参議院 515万

この政党は、固定的支持層の高齢化が指摘されている割に、獲得票数の増減が繰り返され、生きているか死んでいるのかよくわからない政党である。
ただ、言えることは、2003〜4年と2010、2012の数字から、固定的支持層が、社民党ほどではないものの、2〜3割減少している状況にあると推定されることである。
2009年衆議院選挙、2013年参議院選挙では、確かに獲得票数を伸ばしているが、2009年の場合は自民党支持層の逃避先として、2013年の場合は「共産党以外の選択肢がないと判断した無党派層」あるいは「民主党支持層が民主党への失望感から逃避先としてやむなく選定」あるいは「ワタミ公認に反発する自民支持層の逃避先の一つ」として位置づけられていたのではないかと思われる。
なお、2013年の参議院選挙においては、逃避先として共産党に投票した有権者が、150万前後はいるものと推定される。

そして、問題の「民主党」。

・「民主党」の比例得票数の推移と分析結果

2003衆議院 2209万
2004参議院 2113万
2005衆議院 2103万
2007参議院 2325万
2009衆議院 2984万
2010参議院 1845万
2012衆議院  962万
2013参議院  713万

民主党は2000年以降、マスコミによる、二大政党待望論、政権交代待望論、自民党叩きなどの支援を得て、政界が流動化し、2009年の衆議院選挙では、子供手当てなどのバラマキ政策で有権者を釣り、投票率が上がり、最終的に3000万という史上最大規模の獲得票数を得たが、その後は、TPP参加発言、消費税発言、口諦疫対応のまずさ、震災対応遅延、党内のゴタゴタ、相次ぐ不祥事などによって、有権者の失望を買い、現在は、安定期の30%程度となった。
また、参議院選挙後も敗戦の責任所在および党内処分が進まず、今後の選挙においても参議院比例での選挙公報を見る限り、政党として政策を掲げられなくなる状況にあり、対外信用度、有権者の期待、政策、党内人事、すべての点において、行き詰まっている。
橋下徹が野党再編論を口にするのは、まさにここにある。民主党の中の連携可能な勢力だけは切り札として温存しておきたい意図での発言なのであろう。
私は、民主党再生は不可能と見ている。数々の公約反故、公約と正反対な事柄を実行しようとし、そもそも実現可能な目玉政策がないことを政権時代に証明したからである。

最後に、その他野党の比例得票数の数字を紹介する。
議席とれそうな水準にあるのは、生活の党のみである。「緑の党」は、45万票獲得したが、その昔、「女性の党」と似たような推移を辿る可能性があることを指摘したい。「幸福実現党」は、この票数であれば今回比例候補を立てなかった「維新政党新風」に抜かれる可能性があることを指摘したい。

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・「生活の党」の比例得票数の推移

2013参議院   94万

・「みどりの風」の比例得票数の推移

2013参議院   43万

・「新党大地」の比例得票数の推移

2012衆議院   34万
2013参議院   52万

・「日本未来の党」の比例得票数の推移  

2012衆議院  342万

・「緑の党」の比例得票数の推移

2013参議院   45万

・「女性の党」の比例得票数の推移

2004参議院   98万
2007参議院   67万
2010参議院   41万

・「幸福実現党」の比例得票数の推移

2009衆議院   45万
2010参議院   22万
2013参議院   19万

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
維新は
nagomi
2013/07/28 19:27
維新政党新風のことだと思います。比例に候補者を立てていない以上、数字がないため分析しようありませんが、幸福実現党以上は獲得できたと思っております。
地方区で候補者立てた選挙区の獲得票数からすると全国で数十万票獲得できた可能性があります。
Shirasu J
2013/07/28 20:25

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