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zoom RSS 戦前のアメリカで起きた偏向報道の目的は何だったのか?

<<   作成日時 : 2012/11/06 07:21   >>

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今回は、「アメリカはアジアに介入するな! 」という本を題材に戦前のアメリカで起きた,反日偏向報道の目的について取り上げる。

まず、該当箇所を「アメリカはアジアに介入するな! 」から転載させていただく。
―――――――――――――――――――――

16頁
中国はそのとき、アメリカやイギリスと対抗するために、共産主義者と同盟を結んでいました。
今日、同じ独裁者による同じ政府が、再び共産主義者と同盟を結び、我々を抱きこんで、日本と対決させようとしているのです。
そうです、私たちはこう論理的に問いかけてもいいでしょう。
なぜ我々は再び、中国でもソビエトでも或いはその結合体でもいいのですが、その手先にならなければならないのでしょうか?

20頁
これらの宣伝者たちの中には、自分たちの戦争に私たちを引き込もうと思っている連中がいます。だからボイコットを呼びかけるのです。

21頁
ボイコットというのは、宣戦布告をしない戦争といっていいのです。この国の軽率で無分別な一部の人たちが、ボイコットという手段で宣戦布告なき戦争を日本に仕掛けようとしています。

29頁
揉め事を起こすのがアジテーター
アメリカには日本との揉め事を望んでいるアジテーターがいる。その数は決して多くはない。しかしよく組織化され、資金は豊富である。こうした、少数ながら資金力のある一味が新聞・雑誌を握り、大衆を催眠術にかけ、無用の戦争へと引きずり込む手法はすでに明らかになっている。

29頁
もちろん、アジテーターたちは今のところあからさまに戦争を呼びかけているわけではない。その第一段階として心の準備をさせようというのである。

34頁
 極左の狙いは明白である。
(一)日本は敵であるという概念を醸成し、日本に対抗する同盟としてソビエトを援助する道を整えること。
(二)小事を煽り一大事に発展させること。
(三)日本と戦い、揺らいでいる政権をその手に収めんとする中国共産党に同情を集めること。
(四)結果的に日本非難となる絹の輸入と棉の輸出を阻止し、失業者を増大させること。

46〜47頁
明らかな政治的企み
「反日アジ」は、中国の領土を保全しようとして起きたものではないことは明らかである。
一八九五年から一九一○年までずっと、日本が広大な領土を獲得していた頃、アメリカの新聞は大の親日であった。
西海岸の一部の新聞を除いて、一九一八年まで心から日本を支持していた。
世論が親日だから、クーン・ローブ社のニューヨーク銀行のジエイコブ・シフは一九○四、五年の日露戦争時、かなりの額の融資をしているほどである。
新聞が方向転換をしたのは一九一八、九年のことだが、この時期には重要な意味がある。
これは、ポルシェヴィキがロシアの支配権を握った時期だったのである。
日本が帝政ロシアと敵対していた時期はいくら領土を取ろうと新聞は概して親日的であった。
ところが、新生ロシアの脅威になる可能性が出るや、豹変したのである。
反共で鳴らした新聞までもが、こうした奇妙な豹変をした。

75頁
戦争を煽る憎悪キャンペーンは「独裁国家打倒」のためだと言われてますが、単なる口実にしか過ぎないのです。ソビエトロシアには不買話は全くありません。ロシアは世界最悪の独裁国家です。同じく中国にもありません。ここはソビエトに次ぐ世界第二の独裁国家です。選挙によって指導者を決めたことが、その歴史上一度もない国です。内乱を起こし権力の座につく国です。蒋介石とて同じです。これらの礼からお分かりのように、独裁制反対のために不買運動をしているのではありません。何と皆さん、反共国家に対してやっているのです。つまり、この憎悪キャンペーンは政治的運動であり、ソビエトと親ソ国家擁護のためのものでもあるのです。

79頁
1929年には・・・
79p1929年、ソビエト軍が満州に入った。
 中国軍とソビエト軍に宣戦布告なき戦争が起きた。アメリカ国務長官のスティムソンは「平和的解決を」と穏やかに提案した。これに対して、ソ連の同志リトヴィノフ(訳注/1876〜1951)は、表現こそ外交辞令ではあるが、「この戦争はアメリカとは何の関係のないものであるから口出し御無用、介入なされるな」と怒りの反論を叩き付けた。アメリカ国民のソビエト・シンパから奇妙な圧力がかかった。そこでスティムソンは慌てて、「いかなる国をも侵略国家と呼ぶつもりはない」と後退した。
 米英仏における共産主義宣伝外交組織は強力で、常にモスクワの言いなりになって「侵略者」を判定している。上記の連盟の決定がこの良い例である。
 中国はソビエトと戦った時、連盟とアメリカの後ろ盾を得られなかったが、日本と戦った時は強力な支持を得た。日本が「反共」だからである。

82〜85頁
ソビエトの狙い
ソ連は昔から中国支配を企んでおり、中国内の共産勢力を後援し続けている。日本は中国が共産化するのには反対している。したがって日本はソ連の敵となっているのである。
 日本と対抗するソ連はアメリカの援助が欲しい。これも「極左」が日中の抗争を期待した理由の一つである。日中戦争となれば、アメリカとモスクワは同盟することになるだろう。という証拠は、ボルシエヴィキ指導者の記録を見れば分かるが、膨大となるのでここでは紹介できない。
 蒋介石を監禁し、抗日戦を迫った(1936年12月西安事件)のは中国人の共産勢力であったことをお忘れなく。モスクワの良いように、アメリカを日本と戦わせるのが「ボルシエヴィキ作戦」である。次の「共産化作戦」を御覧になるとよく分かるはずである。
 「帝国主義勢力同士(この場合、日米をさす)に戦争させないと、我々は救われない。我々に向かって刃を研ぐこの資本主義の盗賊に対処するには、盗賊同士戦わせることが早急の務めである」(「レーニン全集」第十五巻。一九二○年十一月二六日、ロシアにおけるモスクワ共産党指導者組織へのレーニンの演説から)

115頁
こうしたことから、この反日運動は、結局は、アジアの共産勢力のためにアメリカを戦わせる、という願いから生まれた運動である、ということが分かるのである。

226頁
中国援助と称して、アメリカを日本と戦わせるため、戦争屋の新聞、解説者、政治家連中は「中国は民主主義のために戦っているのである」と叫んでいる。
 これは真っ赤なウソである。その証拠に「古今の中国政権上、一般国民の選挙で選ばれた者が一人でもいるか」と聞かれたら、一人もその名を挙げられないでいるのである。

278頁
イギリスはこの十二年、世界で二番目に過酷な独裁者、蒋介石を援助している。狙いは明らかである。日本の敵としておくためである。そしてイギリスがソ連を同盟国として必要とした時、日本がソ連を脅かさないようにするために、日本を中国戦線の泥沼から抜け出せないようにする狙いである。

279頁
たとえば、一九二一年から二二年、数百万の人民が粛正されている。その最中、イギリスのロイド・ジョージ「親ソ内閣」はたびたび、レーニンとトロッキーに特別な支援物資を送った。動機は明らかで、日本に対抗するために、また万が一ドイツが灰の中から立ち上がった時のため、ソ連と同盟を組みたいからであった。

―――――――――――――――――――――

アメリカでの反日プロパガンダの目的は一言で言うと、
アメリカ国民に対し、ソ連支援のために、反日意識をアメリカ国民に植えつけ、支那にアメリカを介入させ、日本とアメリカを戦争させることにあった。

これは補足であるが、
イギリス政府の立場としては、イギリスがソ連を同盟国とすることでドイツを滅亡させるため、ソ連と敵対する反共国家の日本の存在が邪魔になった。また、イギリスには、支那貿易を独占したいという、動機があり、その点において、アメリカでの反日捏造報道に賛同するスタンスだったと言える。また、この時期、イギリスはアメリカ政府と緊密な連携をとり、アメリカ政府の最大ロビー勢力だった可能性がある。

ドイツ政府の立場といては、三国軍事同盟締結前まで基本的に反日のスタンスであり、ドイツの工業製品の有力な販売先でもあり、支那に派遣した軍事顧問団の協力を得て、ドイツ製兵器の供給を進めた。また、支那のドイツ軍事顧問団は、対日戦争を執拗に主張しており、その点において、アメリカでの反日捏造報道に賛同するスタンスだったと言える。

こうして眺めてみると、アメリカは利用されただけで、ソ連は駒の一つとして利用されただけであって、最も反日政策の動機があるのはイギリスということになる。
なお、ドイツは、第一次大戦後に、イギリスの餌食にされる前に、支那に活路を見出したに過ぎない。



参考文献

アメリカはアジアに介入するな! ラルフ タウンゼント著、田中秀雄・先田 賢紀智共訳

日中戦争はドイツが仕組んだ 上海戦とドイツ軍事顧問団のナゾ 阿羅健一著

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